パパのオーボエ日記

「オーボエ吹きになれるかなぁ!」

備忘録 2004年 第3部




【2004年10月8日】
 久々のレッスンである。オーボエは不調であるし……いや、しかし、見てもらわなければ。台風の前日で、強い雨が降っている。
 先生のお宅につくと、アングレのリードを作ってられた。ステーシーのシェーパーのである。
 ということで、オーボエを出そうかと思ったのだが、アングレを出して、自分もイタリア奇想曲のソロを吹いてみると ……今日のレッスンは、アングレをする事になった。
 先生のステイシーのは、まだ重い状態のようであった。 自分のは、雨で不安だったのだが、まあ、鳴ってくれる。
 リードを見て頂いたら、悪くないけれど唇が平べったくなる感じだとかで、少しナイフを入れられた。 吹いてみても少し軽くなった程度しか違いが分からなかったが、アンプシュアーに大きく関係する問題のようだ。
 唇を歯に巻き込み加減にしていたのだが、 歯より前で唇の肉を集めて巻くというオーボエ的にするようにとこのとであった。 ……が、まだ、アングレでは、これがうまくいかない。もっと唇の筋力がいるようだ(^^;

 イタリア奇想曲のソロを吹き出すとC#が鳴らないとか(^^; E♭の鳴らないのを気にしていたのだが、 先生の見立てでは、それ程でもないようでした。
 で、先生がfffで、30秒ほど吹かれたら、一瞬にして鳴り出した。 いや、まだ、足りない感じだが、今までの全く鳴らない状態とは全然違うようになった。
 このように鳴らし込みをしないで、楽器が鳴らないと言って買い換える人がけっこういるとか、 f悪いのは吹き方だとなげいてられた。
 そう言えばPKは、先生のお宅で試奏した最後の時が一番鳴ったような気がしたのだが、 あながち、それが正しかったのかもしれない。自分では、まだ、楽器が鳴らせていないのだ。

 イタリア奇想曲のソロは、細かく色々教わった。
 装飾音符が早すぎるとか……ゆったりとした感じを残して装飾するようだ。けっこう難しい。
 E、E♭、(F#)E、E♭のところは、クレッセントを急にしすぎない。 後のEでクレッセントする感じであった。
 その次の付点のリズムのところは、短いタンギングで着実に音を切る。8分音符が短くなりすぎないように、16部音符がはねないように。 とくに最後の8分音符は、テヌート気味にして、次の小節の冒頭につなげる。
 最後の16部音符で動くところは、スタッカートが書いてあるが、スラーのなかのスタッカートという感じだろうか、 かるいタンギングでしっかりした発音でつなげる感じである。そして、最後の付点のところは、 速度を倍に落とす。そして、付点の後、確実に舌で切って、次の16部音符をテヌートする。 倍速の感じである。 イメージとして、バックでチャチャチャチャとシンコペーションでなるが、それを受ける感じにするとか。
 ただし、倍速にするだけでは、「なんだ、倍速か」になってしまうので、その前を少しせき込むようにする。 よく言う、結果としてインテンポに入っている、の変形ような感じだ。

 続いて、イタリア奇想曲のその他の部分も教わった。曲想を教えて頂き、指使いを教えて頂いた。 シンコペで、タラ、タラ、タラのところは、確実に舌で止めて次にタンギングする。 最後の音は、舌で止めない。とのことであった。
 あと、指のむずかしいところを教わった。早いところは、E#やG#のキーを押したままで吹けるところがたくさんあった。 本当に難しいところは、最後の音から順番に前の音をくわえていって、指が動くようにするようにとのことであった。

 新世界は……付点のリズムが悪い。これは、確実に正確になるよう練習するようにとこのとであった。 リズムをゆらす事で格好をつけようとしたのだが、バカな考えのようだ。
 タンギングは、ちょっと舌がリードにふれるだけのようなタンギングをするようにとのことであった。 うまくできるかという問題もあるが、うまくできても、けっう微妙である。
 ブレスは、2小節毎にしていいとか。しかし、その2小節間を、極力レガートで一息で吹くようにとのことである。 それと、クレッセントは、楽譜では一小節毎であるが、最初の6拍をクレッセント、 後の2拍でディミネントという感じがいいようである。
 CDを聞いて、どうテンポをゆらそうかとか、どの音を強調しようかとか考えていたのであるが、 基本は、2小節のフレーズで、極力レガートで、後の小節の3拍目を頂点とする大きなクレッセント、ディミネントで、 必要なところに、短く軽いタンギングを入れる。というのが、基本であり、また普通に聞こえるようだ。
 たぶん、それが完璧に出来てから、「何かする」のだと思う。 いや、しかし、「何かする」より、きれいな音色が鳴るように、ビブラートというか、楽器の鳴らし方というか、 そう言う方向に努力するのが王道のようだ。

 どうも、自分で感じているより充分に、クレッセント、ディミネントしたときの音量の変化は出来ているようである。 ただ、音量の問題でなく、吹き方に=音色にパワーがない。
 楽器を均質に鳴らすのは難しい。先生が私のまねをして悪い例を吹いて下さるとよく分かるが、 自分で吹いていたらあまり分からない。このへんが分かるようにならないと駄目なように思う。
 また、音色に色がないのを克服するには、何をしなければならないのだろう。 先生がされているのは、ビブラートなのだろうか。 いや、しかし、今の楽器の鳴りようにビブラートをかけても、うっとうしくなるだけだ。 もっと、豊かに楽器を響かさねばである。

 ドボ9は、1アシとアングレだとお話ししたら、1楽章は、オーボエを吹くなと(^^;  そして、一楽章の最後のffのところを、1オクターブ下げいてアングレに書き直して、 そこだけ吹くようにとの事であった。3楽章以降にアシをしたらいいとw(゜o゜)w。
 それと、最後のソロのところは、その前にあるトランペットの前の数小節のオーボエパートも吹くようにとのことであった。 ここも、アングレ用に楽譜を書き換えるようにとの事であった。

 新世界の出だしのCは、左人差指、右人差指に加えて、中指、薬指、E♭キーを加えるといいとか。
 なるほど、その方がレガートがスムーズだ。
 イタリア奇想曲のソロの出だしで、Eが上ずるときは、E♭キーを押すといいとのことであった。
 そう言えば、イタリア寄贈強の出だしのBも右手に中指、薬指、C#キーを加えておいた方が、 スムーズな気がするが……また、先生に聞いてみよう。

 先生が、吹き終わって、さらにご自分のステイシーなリードを調整されたら、 先生がこれでいいといわれたときに、ものすごく甘い音がしだした。 素晴らしい!! 少し明るくて優しくてコクがあって甘い音だ!!……先生は、そうですか ……って、おっしゃっていたが(^^;
 次回のレッスンもアングレをする事になった。フレミングもアングレで吹くようにと(^^;
 なんやかんやで、あまり雑談もしなかったのだが、終わったら11時半であった。


【10月9日〜】
 9日。午前中、アングレの糸巻きをする。Bormanのカマボコをステーシーでシェープして、 グロタンの27mmのブラスのチューブ(ロレーのマンドレルに先端ピッタリのもの)に60mmいで糸巻きした。 ステーシーのティップは、根本が太いので、オーバーラップしての糸巻きがしやすい。
 夕方、アングレの練習をする。昨日、ちょっと先生に修正して頂いたリードは、ものすごくならしやすい。 なんと、オーボエの唇のままで、アングレが吹けるw(゜o゜)w  アングレで唇を変えなければならなかったのは、リードのせいだったのだ。 先生の注意を思い出しながら、イタリア奇想曲のソロと新世界のソロばかりやった。 リードのくわえる位置であるが、ちゃんとしたピッチでよく鳴るポイントが、色々変わる。 音程によって違うような気もするが、息の入れ方によっても違う。 このへんのコツは、練習で会得するほかなさそうだ。
 いやぁ、それにしても、アングレが鳴る。きっと、試奏の時に先生が吹き込まれた後が一番で、 その次ぐらいに鳴る。fffでの、四分音符80くらいでタンギングしての音階練習をして、 楽器をきたえた方がいいようだ。

 12日。日月と小旅行に行って……今日は合唱の練習だったのだが、仕事が長引いて練習に行けなかったので、 ちょっとしか時間がないが楽器を出した。
 アングレであるが、確かに下のDがおかしい。ちゃんと鳴らない。 ものすごいノイズ音がして、音質が上ずってヘンである。これは、調整で直るのだろうか(^^;  まあ、吹き込みをしてみる。 リードを深くくわえて唇で包むと、音質は安定するが、良いとは言えない。
 あと、ちょっと時間があったので大学祝典序曲の譜読みをする。 いや、しかし、曲のイメージが全くわかない。

 13日。今日もあまり練習時間がなかったのだが……。
 アングレのボーカルを吹き比べた。いつものダラスは、いつもの感じ(^^; 今日は下のFより下がひっくり返りやすい。 ロレーのアッシュは全体に上品にまとまるが今一鳴りが足らない。 ヤフオクで、リックマン ゴールド No.7 2番ということで買ったやつは、下の音域はパワーが入って良いのだが、 中の音域は、すっこヌケた感じである。
 ということで、結局、ダラスのシルバーが良い。
 今日は、下のDがそんなに鳴りが悪い気がしなかった。というか、EとかFの鳴りが今一なのかもしれない。
 中のC#は、もう一つである。G#が低い。B#も低い。もっともっと、吹き込みをしなければ出ある。
 が、まあ、調子は良い感じであった。今日は、とにかく吹き込みにソロの練習をした。
 オーボエは、どうも、リードを何とかしなければ、である。  曲のイメージがないので、大学祝典序曲のCDを聞きながら、楽譜を眺めていた。

 14日。今日も良い天気でアングレの鳴りが良い。
 いや、しかし、先生にわずかに修正して頂いた11番リードは、素晴らしい。 いやはや、こんなにも鳴りが違うのか……と思ってしまう。
 下のDの異常は、吹き込んでいるうちに分からなくなった気がする。 それよりEの方が響きが高いような気がするのだが……まだ、分かっていないとつくずく思う。
 アングレは、ソロの練習と、イタリア奇想曲の前半をやった。
 オーボエは、26番リードで練習する。もう、このリードも駄目なのだろうか(^^;
 大学祝祭序曲の1ページ目をする。それほど難しくないのだがインテンポで吹けるように指がなれない。 初見能力はないので、指が覚えるまで、するしかない。

 15日。今日も気持ちようアングレが鳴ってくれる。
 いつものメニューでアングレをやった。
 オーボエは、大学祝典序曲の2ページ目をやる。

 16日。午後は、コンサートホールとの打ち合わせや合唱の練習なので、 午前中にオーボエをやろうと思っていたら、睡魔におそわれて練習できなかった。

 17日。今日も眠くてしかたがない。だいぶ、花粉症がきつく、今の薬では力不足のようだ。
 リードを仕上げようと思ったら、ナイフが切れない(^^; 仕方ないので4本糸巻きした。
 練習は、アングレを少し吹いただけである。ちょっと逃避気味だ。

 18日。アングレのソロだけをざっとやって、オーボエの練習をしようと思ったのだが、 したのDの鳴りが気になる。ついつい、下のD、中のC#の吹き込みをしてしまう。 終りがけに、ひょっとしてと、フォークFレゾナンスを閉めるとましなような気がした。 しかし、直接のネジを締め過ぎるとCが鳴らなくなる。で、よく見ると、その横のネジが関連しているようなので、 閉めてみる。どうも、下のD、Cあたりの調整を狂わせたような気がするが(^^;  Dに関してはましになったような?? 明日、様子を見ることにする。
 オーボエは、リードが駄目だが、ま、とにかく大学祝典序曲の前半の指の練習をする。
 夜、ナイフを研いだ。

 19日。今日は、あまり時間がなかったのだが……アングレを出して吹いてみた。
 確かにDの鳴りがおかしいのはましになっている。 ついでに、気になっていた上のDの時のDキーの閉まりも調整した。  全体として鳴りが重くなっているような気がするのだが、 音がダークになったのか鳴りが悪くなったのか判断できない。
 オーボエは、大学祝祭序曲の後半をやった。
 リードは26番である。鳴りがペーペーで軽い音であったが、吹き込んでいるうちに ……そうとう明るいが……ちょっとオーボエらしくなってきた。 最近、アングレばかりさわっているので、調子が狂っているようだ……楽器が、吹き方が???

 20日。台風のおかげで、少し早く帰れた。
 ので、アングレの調整をしながら吹いた。 やはり、フォークFレゾナンスキーがDを押したときに閉まらないとDがおかしくなる。 いや、しかし、これをきっちり閉めると、なんとなく、全体が重くダークな音になる。 これが、ダークな音なのか鳴りが足らないのかは判断ができない。 ま、いろいろそのあたりのネジをいじって(^^; ちょうどいいと思う感じに調整した。
 ソロと新世界の1楽章の最後のアングレに書き直したところをやった。
 オーボエは、26番のリードで練習する。 ゆっくり音階練習をしていると、娘が高い音が音痴だという(^^; いや、しかし、 チューナーではピッタリに吹いている。 響きが下ずっているようだ(^^; 吹き込んで明るくならしてやると、だいぶ近くなったと(^^;  バイオリンと違ってボーイングと左手を同時にせにゃあかんから難しいと言い訳を考えていたが(涙)  いや、しかし、均質にならすのは、難しい。チューナーのたよりすぎは、駄目だ。
 練習は、大学祝典序曲の前半をやった。だいぶ、慣れてきたが……まだ、インテンポでは無理だ(^^;

 21日。今日もアングレを調整しながら練習した。 やはり、フォークFレゾナンスキーがポイントだ。閉めすぎても開けすぎても行けない。
 ……で、なんとなく、コツをつかむと、いい感じだ。
 たぶん、PKは、購入の時は閉めすぎめで、夏の調整の時は開けすぎめになっていたようだ。 これで、楽器がガラッと変わったのが分かる気がする。
 オーボエは、26番のリードで練習する。わずかに、ハートを削ると、鳴りやすくなった。
 大学祝典序曲の後半をやった。

 22日。フォークFレゾナンスキーの調整が万能だという幻想は、まあ、夢だった。
 今日は、ちょっと重い。息の調子か、リードの具合か。 でも、アングレは気持ちよく練習できた。
 それで、バテたのか、オーボエは鳴らない。26番リードのブレンドを少し削る。
 ……オーボエのリードを削らなければならないのだが、なんとなく、精神的余裕がない(^^;
 大学祝典序曲を全曲さらうが……まだ、先が見えない。 部分的にさらうとできるのだが、連続すると、クチャクチャだ。

 23日。アングレはいつもの練習を、オーボエは大学祝典序曲を通した。

 24日。オケの1回目の練習である。  大学祝典序曲、2人で2ndかと思ったら、1人でだった。大先輩は1アシであるw(゜o゜)w  ということで、ボロボロだった(^^; 音程どころかリズムに乗るのが精一杯。 指がスムーズに動かないところは、いっぱい落ちた。 ま、でも、初回だし(^^; こんなもんか。いやしかし、1人で2ndは、楽しい。
 ドボ9の1楽章。本番以外は、1stのアシをやることになった。 ま、アシは、難しいところがあまりないので、何とかなるだろう(^^;
 ということで、くたくたになってしまった。

 25日。新宿の店で、アングレの全体調整をしてもらった。バランス調整だけで、ほとんど問題が解決した。 買ったときの調整と同じ感じに戻った。 夏の調整して下さった方とは、相性が悪いのだろうか(^^;
 上のCの音がきついのは、チューブが太いので、息が入りすぎてリードが不安定になるのではないか、 との説をうかがった。
 この点は、さて、どうなのだろう。ひょっとすると、バックの削りすぎかもしれない。 まあ、今度、先生のレッスンで見ていただこう……それまでに、新しいのが削れればいいのだが ……無理か(涙)
 お店に、オーボエの先生とその元弟子というかんじの方がおられた。 元弟子の方がアングレの調整に来ておられたようだ。 その楽器を先生が吹かれると、やはりいい音がする。 息の使い方が全く違うのだろうなぁ。

 26日。仕事がちょっと早く終わったので、新幹線でビールをひかえて、帰ってから少しアングレを吹いた。
 ものすごく、吹奏感というか、音程カンが変わっている。
 鳴りは、下のAの音がダークで鳴りにくい。 この音が鳴りにくいのか、この音に響きを合わせばいいのかであるが、後者のような気もする。
 いや、しかし、買ったとき、夏のリペア、今回のリペアと、また変わった感じがする。 扱いにくくなったような気もするのだが……なれだろうか。
 イタリア奇想曲の最初の2ページをやる。指の回らないところは、やっても、やっても、上達しない。

 27日。今日もアングレの練習である。
 吹き込んでいくうちに、ちょっと重いが、均質になるのがうれしい。 といっても中のC#は、やはり荒い感じだが、吹き方でカバーできるかもしれない。
 とにかく、イタリア奇想曲の指の難しいところをさらう。

 28日。今日もアングレである。
 イタリア奇想曲を全曲と通す。だいぶ、指がましになったが、まだまだだ。 でも、来週もこれをやるし、合奏練習は12月なので、それまでには、なんとかインテンポで指が動くようになるかもである(^。^;)  いや、でも、まだ、出だしとかの研究が出来ていない(^^;。
 新世界のソロを吹いているとき、のどの奥を長く開けて吹いているとチリメンビブラートがましになる。 で、つい昼間に掲示板で読んだ「裏声」の口の中をやってみると……つまり、同じ効果だった。 そして、こちらの方が、イメージとして再現性があり、安定しているので良いように思う。
 先生の楽器みたに、PKがカタカタ鳴りだして、メチャクチャうれしい。 また、新宿で言われた高音のきついのも、唇を思いっきり柔らかくすると、 まだまだであるが、明るい優しい音の方向になる。
 でも、チューブは、研究しようかと、MCWにCAの銀メッキのアングレチューブを8本だけ発注した。 MCWは、アングレのチューブはCAしか売っていないので、なんとなく、こだわりを感じてる。


【11月29日】
 あっという間の3週間であまり練習できていないのだが、今日はレッスンである。
 新宿で、アングレをリペアした話しをした。 新宿で、高い音がきつい音になるのは、リードの「チューブが太いのでは」とのアドバイスを受けたのだが、 先生が吹かれると全く問題ない。 自分も先生の指導の下に吹くと、いい音とは言えないが、きつい音はでない。 但し、唇を柔らかい状態で保持する筋力が必要であるので、リペアの方の唇が保持できなかっただけだろうとのことになった。 これはアメリカンスタイルの特徴なのだと思うが……って、フレンチ=ヨーロッパスタイルもそうかもしれない気がするが……。

 いい音の出し方、特に、中のGからAHCへと上がる音階の吹き方を習った。 Gを超えると、唇、息を微妙にコントロールして行かなければならないとのことであった。 深い横隔膜のブレスでやわらかい息を出して、口の中を裏声の時のように細く長くして、 唇の先を極力柔らかく保って、唇のまわりを思いっきり締めてリードを保持して吹くと、 やっと及第点をもらえた。
 いろいろ教えて頂くのだが、自分の理解力では、こう解釈していくのがやっとだ。
 でも、これで全音域にわたって、やっと初心者から初級者の音に入れるようになった気がする。 一つのブレークスルーであればいいのに。……でも、しかし、安定するようになるのには、道のりは長そうだ。 まだまだ、時間がかかる。

 新世界のソロを見て頂く。
 とにかく、2小節を超レガートにとのことだ。吹いていて、のっぺりするぐらいレガートかと思うのだが、 それで良いとのことである。……自分で、のっぺりすると思うのは、たぶん、リズムが微妙に違うのが原因に思える。
 前回、90で練習するようにとおっしゃっていたのだが、 そのテンポだと一音いちおん、意識して吹くのが難しいと言うと、 もう一度、メトロノームで調べられて86でするようにとのことであった。 機械式のメトロノームは、使っていて気持ちいいのだが、こういう微調整はきかないので、 新規購入することにする。

 最近、リードを削っていないと。どうも、リードがへたってるとこのとで、調整して頂いた。
 リードがへたってくると固くなるとか。これは、演奏会前に経験したことと一致する。
 さて、前回は、自分の作ったリードを軽くなるように修正して頂いたのだが、 今回は、先端を切って全体を調整して下さった。 吹奏感は、前回が自分のリードの調子のいい状態なのに対して、今回は先生のリードになった。 このカタカタ鳴る感じが、すごいのである。
 クローもきれいであるし……難しいものだ。

 次に、イタリア奇想曲を見て頂けるのかと思ったら、エチュードをとのこと(^^;
 しばらく吹いていないのだが……吹き出して、まず、一段目の最後の中のEから、下のAへ下りる音程を言われた。 これは、オーボエでやっているときも、苦労したところである。 結局、自分の音程感覚ぴったりで下りられると一応OKをもらえるが、ちょっと油断すると駄目だ(^^;  先生と二人で吹いて、ハモリの感覚でレッスンして頂くが、ホントの所、 合っているのか駄目なのかあまり分からない。 先生の合っていると言われるとき、少し鳴りが明るくなるように聞こえるだけだ(涙)
 次に、最大の難関だった付点のところで、当然注意を受ける。 リズムが、3連譜的になっているのと、短い音にアクセントがついてしまっている。
 分かっていても直せなかったところだ。
 結局、ゆっくりしたテンポで、着実に練習していかなければならないのだろう。
 レガートの所は、短い音で圧録を下げなければならないのだが、やはり出来ない。 で、いつもの解決策である、長い音の圧力を上げるとOKをもらえる。
 レガートでないところとスタッカートの所は、まあ、今のところ、あまり区別しなくてもいいとのこと。 というか、普通の所もスタッカートぎみに……である。
 付点の音で、タンギング爆発で出てディミネントして舌で止めて、短い音を小さい爆発で出て、 次の付点のを、すぐにタンギング爆発で出る。 まえに、よくやって頂いたことだが、難しい。

 次回は、エチュードをオーボエでやってくるようにとのこと。

 先生が先生のリードとボーカルでPKを吹かれると、良く鳴っているが味のない、素っ気ない音である。 先生が、新しい楽器の音がするとか。吹き込んでいくと言いとになるとも。 だといいのだが……。でも、やっとPKも楽器になってきた気がする。
 先生が先生のリードで自分のボーカルでPKを鳴らされると、エネルギー感がなくなる。 やはり、先生のボーカルはいい。 でも、リードの作り方などで、将来かわってくるかもしれないので、気長に育てようと思う。
 それと、ステイシーのシェイパーは、いい感じだとのこと、買ってよかった。


【10月30日〜】

 31日。昨日は仕事と合唱の練習で。今日は子供のバイオリンのお稽古と合唱で全く練習できず(^^;
 でも、今日、ちょっと時間があったので、アングレのリードを削ったら……クローがBになってしまった。 先を切るとC#までなるが、薄いところが全くなしになって重い。 吹いてみると、良く鳴るが、ピッチが低い。 完全に全体の削りすぎだ(^^; そういえば、最初の時も、これであった。
 ステイシーのシェーパーは、削りすぎに要注意だ。

 11月1日。せっぱ詰まってきたので、夕方、アングレのリードを荒削りした。
 夜の練習時間。今日は、8時から出来たので、1時間をオーボエのリードの仕上げをすることにした。 元気でいい感じだったのが、重さが取れなくて、削っていたら……元気がなくなって……ちょっと削りすぎたかもしれない。 いや、それでも重さが取れない(^^; 試しに26番を出してみるとこれがもっと重い。 体調のせいか雨のせいか……今日は、仕上げるべきではなかったようだ(涙)
 リードを調整しながら、フレミングの付点のリズムをやったが、息のコントロールが出来ない。
 アングレの練習をはじめるが、これも、重い。ま、一応、イタリア奇想曲を通して、新世界のソロをやった。
 その後、ステーシーの曲集の新世界のソロを曲にしたやつをやってみる。 スタッカートは、きれいな発音が出来ないし、トリルの所は格好良くできない。 何とか吹けそうなら、度胸試しに、2月の仲間内の発表会に出ようと思うのだが ……何か、新世界のソロのところが1曲になった、簡単な楽譜がないものか。

 2日。夕方、昨日のアングレリードを少しずつ削るが、まだ、まともにクローが出ない。 しかし、ここは、慎重に削っていこうと思う。
 夜、昨日のリードが重くなっていたのでさらに削る。 昨日のペーペー感は、削りすぎではなくて、削りたらないのではないかと思い、 バック、ハート、ブレンド、ティップのバランスを取りながら削る。
 で、結果、そこそこ使える感じになってきた。フレミングの付点のところを中心に、全体を通す。
 アングレは、少し重いが、先生の再修正していただいたA11番で練習する。
 新世界のソロとステーシーの編曲を連取する。スタッカートの爆発がうまくいかない。 リードが少し重いように思うのだが、今のリードでうまく鳴らせるように、パワーを付けたい。
 イタリア奇想曲をやるが途中で時間切れとなった。 速いテンポのところ、付点四分が150くらいでは吹けるようになりたいのだが、まったく駄目だ。

 3日。今日は、午前中練習しようと思ったのだが、疲れて、うとうとしていたら11時半になってしまって練習できなかった。
 明日は、出張で練習できない。明後日は、出張から帰ってから練習できればいいのだが。

 5日。思ったより早く出張から帰れたので、練習した。
 オーボエは、31番リードで練習した。フレミングをやって、大学祝祭序曲の前半を少しやった。
 リードがねっちり重いので、先端を少し切ったら、だいぶ良くなった。 やはり、少し軽くしすぎた部分があるようだ。
 アングレは、新世界のソロとステーシーの編曲部分を練習した。 タンギング爆発が鮮やかにできない。すこしリードが重いが、技術的問題の方があるように思う。
 イタリア奇想曲の前半をやった。

 6日。オーボエは、フレミングと大学祝典序曲をやった。 いい天気なせいか、31番リードが使いやすい。ま、音は、いいとは思わないのだが。
 アングレは、新世界のソロのステーシーの編曲で、タンギング爆発をやって、ソロの部分でレガートをやった。 レガート、音色、音量、鳴りを均一にするのが難しい。テンポ86は、なかなか練習しやすい。
 アングレは、大学祝典序曲の最後のページをやって、すこし戻った。 インテンポ。とくに中盤の早いテンポが難しい。うまくできるようになるやら(^^;
 いや、それでも、天気がいいと楽器がよく鳴って、練習が楽しい。
 合唱団のオケ合わせで、関フィルの練習場に行った。 テ・デウムの時のオーボエの方の音色が好きだった。どなたが吹かれているのかさっぱり分からなかったが。 自分の好きなオーボエの音が、だいぶイメージできてきた。 たぶん、よく鳴るリードを柔らかな唇で明るく鳴らしたときのように思う。 BGMで好きな音は、これを小音量でミキシングしてあるやつに思える。
 楽器は、何なのか分からない(^^; が、マリゴではないと思う。

 7日。今日は、午後から予定が空いていたので、楽しみにしていたのだが…… 結局時間が全く取れなかった(涙)
 夕方、出先で、先日から削っているアングレのリードを少しずつ削ったのだが、また、バックを削りすぎたのか、 クローがBになってしまった。やはり、A11番は、ビギナーズラックだったようだ。
 アングレのリードの場合、鳴りだす直前に、バックを少し削るとクローが少し上がる現象が見られない。 ……って、鳴りだす直前ではないのだろうなぁ、まだ。

 8日。オーボエの練習をはじめるが、重い…… ので少しリードを削るが……いいくらいに軽くすると、チーチー音が混ざった。
 フレミングと大学祝祭序曲をやる。
 アングレ、昨日削ったのをふくと、重ったるいのにブワブワでる。 あきらかにバックの削りすぎだ。
 やはり、ある程度バックは厚いままで、ハートの削り具合で軽くしていく必要があるような気がする。
 カマボコの直径が小さく、開きがでるので、この変が難しい要因に思う。 もう少し細いカマボコでやるか、削り方の工夫が必要だ。ふむ。難しい。
 アングレのリードは、クローが重くても楽器に付けると軽くなるような気がする。 次は、ちょっとクローが鳴りだしたら、楽器に付けて、リードの鳴りを確かめながら削ってみようと思う。
 練習は、A11番リードで、始めるが、こちらも重い。 新世界のステーシーのとソロのところをやって、 イタリア奇想曲の中盤の早いところをやるが……楽譜は、8分音符170くらい(^^;……130でもあぶない。

 9日。昨日の練習で、リードが重いと思ったら、朝には、道が雨でぬれていた。
 今日は、合唱の練習で、オーボエの練習はできずである。
 明日、明後日は、出張で練習できない。
 また、唇が緩くなりそうだ。
 チャトナーに注文していた、CAのアングレの銀メッキのチューブが届いた。 実は、これ、8本注文して、4本変なもの(たぶんニッケル)が混じっていたのでクレームしたら新たに4本送ってくれたのである。 やはり、変なのは、別の商品だったようだ。出張から帰ったら送り返す予定である。 航空小包郵便はけっこう送料が安そうだが、いくらかかるかなぁ?
 いや、でも、素早い対応で、よかった。

 12日。久しぶりに吹いたら、オーボエのリードは、ふわふわで吹きにくい。 3日吹かないと唇がゆるくなっている。
 でも、アングレのリードは重い。これも唇がゆるくなっている証拠かも。
 ま、一通り練習した。

 13日。昨日より、唇は安定しているように思う。
 ま、今日も一通り練習した。
 明日は、合唱団の本番。練習できない。

 15日。昨日の演奏会の疲れがぬけないが……練習した。
 オーボエの31番のリードは、薄くしすぎで重ったるい。 大学祝祭序曲を通した。
 アングレは、新世界のソロをやる。

 16日。夕方、オーボエリードを削った。 練習でそのリードを仕上げようとするが……今一全体が軽くならない。
 音程が取りにくく、練習にも使えない。フレミングを吹きながら仕上げるが、時間が終わってしまった(^^;
 どうも、リードの削り方のコツを忘れたようだ。
 練習後、リードを荒削りした。老眼鏡のおかげで夜でも作業できるw(゜o゜)w  それから、アンドーのナイフを研いで寝た。

 17日。夕方、オーボエリードの荒削りをした。 Tipを削っているときに、不注意に先を欠かしてしまった(^^; ただ、長めに作っていたので、これでジャストだと思われる。 後は、身長に仕上げなければである。
 夜、オーボエの練習に使うリードがない(^^; 古いのをいろいろ試したがだめで、昨日のはボツ。 けっきょく、31番に全体に開きをつけて吹いたら、やたら重いが練習に使えた。
 オーボエは、フレミングの大学祝典序曲をやった。大学祝典序曲は、苦手なところを繰返し練習をする。
 少し時間があったので、アングレの練習をする。唇がボロボロであまり練習にならなかった。
 唇がなまっているのか、リードが重くなっているのか、オーボエの調整が狂ってきたのか、 合唱団の演奏会で疲れがたまっているのか……。ま、でも、楽しく練習できた。

 18日。夕方、アングレのリードを荒削りした。が、どうも、息もれのようだ(涙)
 オーボエは、31番のリードで練習する。どうも、調子が悪かったのは体調のようだ。 気持ちよく吹ける。
 大学祝典序曲とフレミングをやった。
 アングレは、A11番である。こちらは、あまり時間がないので、新世界のソロと、 イタリア奇想曲を少々やった。

 20日。昨日の夕方から、熱っぽくて体調が悪い。風邪を引いたようだ(^^;
 ということで、練習をお休みする。

 22日。昨日も、風で一日寝ていた。
 今日は、3日ぶりの練習なので……オーボエが重い。 ま、とにかく、頑張って、フレミングと大学祝祭序曲をやった。
 アングレは思ったより軽く吹けた。新世界のソロと、イタリア奇想曲をやった。

 23日。今日も風邪で、調子が今一である。
 今日は、どうしてもリードを仕上げなければならないと、仕上げにかかった。
 オーボエリードを1本、クローのいい状態までした。これは、もう少し軽くすれば、よくなるかも。 でも、糸巻きが悪く、少し横に曲がっている(^^;
 アングレのリードもクローのいい状態にしたら……なんと、息漏れがする(涙)  これは、使い物にならない。
 他の用事もあって、リード削りだけの一日であった。 収穫はあまりよくなかったのだが、なんとなく、リード作りの勘が戻りつつあるように思う。

 24日。昨日のリードを調整しながらオーボエの練習をした。
 音色がまだ安定しないが、練習には使えるようになった。 もう少し削るかどうかは、使いながら判断することにする。
 アングレの練習を中止して、アングレ・リードの糸巻きをする。 CAのチューブ3本とグロタンのチューブ2本の5本巻いて、内、CAのチューブ1本の気密がちょっと怪しいが、 まあ、うまくいったようだ。
 Bormes のアングレのカマボコ。最初に買った10枚は殆ど使えたのに、後に買った20枚は殆ど駄目だ。 やっぱり、トータルで見るとAnn Hodgeの方が分留まりがいいかもしれないなぁ。

 25日。やっと風邪の影響が消えてきたような気がする。
 夕方、アングレのリードを削った。CAのチューブのやつだ。
 夜、昨日のリード(32番)でオーボエを練習する。まだ重い。 少し削りながら練習する。全体としての鳴りはよくなってきたのだが、 なんとなく、振動が止まるときがある。このへんが問題だ。音色はいつもの音である(^^;  チューブはロレーAKであるが、音色的には、ラウビンの方がいいような気がしてきた。
 フレミングであるが、インテンポで練習するのが難しい。リズム感がボロボロになる。
大学祝祭序曲もやる。これも2回目なら指が動くが、パッと見て、1発目で指が回らない。
 夕方のリードを調整する。先端のヨコからのシルエットの▲を鋭角にしていくと鳴りだす。 59mmくらいで出来ているので、長すぎるのか?ピッチが低い。 開きを閉まるように削っていくと、 ちょっとましになったが、まだ、全体に低い。特に、高い音が低いのが気になる。 もう少し先端をいじって駄目なら、短くしてみる。
 CAのチューブは、ダラスのボーカルに吸い付くようにぴったり装着できる。これは、いいかも、である。
 いや、しかし、リードになってきてうれしいw(゜o゜)w。
 練習は、新世界とイタリア奇想曲をざっとやった。

 26日。夕方、アングレのリードを削った。ナイフが切れないと思ったら、先端を欠かしてしまった。 やはり、昨夜研いでおくべきだった(涙)
 オーボエは、フレミングと大学祝典序曲をやった。
 アングレは、リードがだめだ。CAのチューブのは、やはりピッチが低い。

 27日。今日も、ざっといつもの練習をする。

 28日。一月ぶりのオケの練習である。
 大学祝典序曲は、あれだけやったのに、インテンポで駄目だ。もっと、メトロノーム練習をして、 書く拍子の頭をしっかり合わせないと駄目だ。
 新世界の三楽章は……1アシなので吹くところが少ないのだが……テンポがメチャクチャ難しい。 フェミオレが、全く駄目だ(涙)

 29日。明日、久々のレッスンなので、フレミングの16番を各音の音量に注意して練習した。
 あまり、時間がなかったので、他は出来なかった。


【11月30日】
 合唱の演奏会後、体調をくずしたので、一度延期していただいたので4週間ぶりのレッスンである。
 先ず、オーボエのリードを見ていただいた。
 色々教えていただいたのだが、あまり思い出せない(涙)
 先端を薄くして、バックからハートにかけて、普通のロングスクレープのようにして、 これで重くても音(クロー)が出なければならないとのこと。……ま、自分でも出るのだが、 先端だけ鳴るチーチー、キーキー音である。
 リードを見られて、ハートが大きすぎるとか。
 次に、もっとセンターとサイドの間を削った方がいいようだ。 この時、水をよく吸わせて、ケーンをふくらませて削ると、乾いた状態で良くなるようだ。 いやしかし、先生の削りを見ると、えぐったようにきれいにサイドとセンターの間を削っておられる。すごい。
 それと、くわえた時の感覚が、丸くなるようにブレンドを削るようにとのこと。 いやぁ〜、わずかに削られるだけなのだが、そのようにされると、唇がよってきて吹きやすい。 モールクリーなをいれて、ブレンドをハートから前にナイフを入れて20度、30度、45度とナイフを外に滑らす感じでやられている。 ▲のところの峰がふっくらと残っている。
 32番と、33番を修正していただいた。

 唇が、また、悪くなっているとか。自分でも、感じていたのだが……。 いやぁ、最近、自作の出来の悪い、重ったるいリードを吹いているのが原因かと思っていた。
 いや、しかし、教えていただいているうちに、リードが重ったるく感じるのは、 唇のよせ方が悪いからなのだと気づいた。
 いい唇(アンプッシュア)のかたちになると、ものすごく軽くリードが鳴るし、音色もいいw(゜o゜)w
 今まで、上あごを基準に、下あごの位置を調整して、 そ状態で、鼻の下のあたりと、あごの真ん中あたりの筋肉で唇を集めていた。 しかし、これだと、上唇の巻きが足らなくなるし、下あごの凹みも安定しない。
 そこで、下あごを基準に、上あごを引き(……無理のように思うが、できるのだ)、 頬のあたりの筋肉を使って上唇(というか頬のあたりの面の皮を上唇に集めて、 下の顎の筋肉を平にマリオネットの口のように締めて下唇を集めると、 リードに充分な量の唇の柔らかい部分が接するようになる。
 イメージとして、「くいしゃおじさんの顔」を作るような感じがいいようだ。 口の中を観察してみると、前歯は噛み合わさっているが、奥歯が空いている。
 唇を真ん中によせる作業も、唇のまわりの筋肉を使わずに、できるだけ唇から遠い筋肉を使って、 顔全体の皮を唇に集めるようなイメージでするとよさそうだ。
 日によって、リードが重ったるく感じるのは、この唇のよせ方の問題だったのかもしれない。

 もう、夏からやっているフレミングの16番を見ていただく。音量に関しては、まあ、良さそうだったのだが ……やはり付点のリズムが甘くなり、まだまだ駄目だ。これは、指とタンギングとリズム感、すべてがうまくできるようにならないといけない。 この曲の課題は、なかなか難しい。けれど、こういう技術は、確実に出来るようにならないと駄目だ。
 33番のリードで吹いたのだが、fのピッチが上がってしまう。 自分で削った駄目なリードではfがものすごく下がるので、fを高めに取る癖が付いているのが原因である。 先生のリードでは、ほとんどというか、まったく下がらない。魔法のようだ。

 アングレのリードを見ていただいた。ティップ+ハートは10mm〜長くて11mmにするようにとのことであった。 これがちゃんとしていないと、バランスが取れないとか。
 持って行ったリードで、ましそうなのを直して頂いたが……そもそも、削りすぎでバランスがくるっているので、 どうしようもないようであった。
 逆方向にナイフを入れるステーシー削りであるが、右サイドからナイフが背骨にかかるまで。 背骨をこえてから左サイドまで削るようにして、背骨は削らないようにとのことであった。
 本来、この削り方では、左からナイフを入れないのであるが……左側が凸凹になったときは、入れてもいいとか。
 それと、バックとハートの境目は、ナイフを止めるのでなく、ナイフで切り込みを入れて、 きっちり付けるようにとのことであった。
 尚、中のG#が下がるのは、そもそもバックの削り過ぎとか。 これをなおすには、先端を切るしかないとか……それでも、ティップ+ハートを10mm以下にしては駄目とのことであった。
 2本、何とか使えるようにしてくださったが……実際のところ、どうしようもなかったようだ(涙)

 リードの試し吹きに、イタリア奇想曲のソロを吹くと、付点のところを注意された。 フレミングのところとよく似た原理で、のばす音をたっぷりと吹いて、早く舌で止めないで、たっぷり鳴らすとのことであった。
 それと、最後のところ、16部音符の後半は早くして、倍速のところははっきりタンギングで発音するようにとのことであった。
 なかなか、加減が難しい。

 10時半ころに、持って行ったアングレのリードがあまりにひどい状態なので、 持って行ったプッペで、一から削ってくださったのだが……削っても、削ってもハリの強さが取れない。 先生も苦労されてどんどん薄くされた……まだ重さが残るがよさそうになってきたのが、なんと12時半であった。
 自分でクチャクチャにする前の状態でリードを持って行ったらよかったと思うのだが……いや、しかし、迷惑をかけてしまった。
 この材料Bormanは、最初の10枚は良かったのだが、後に買った方はハリが強い…というか硬いものが多く、 さらに、ねじれやそりのものが多く、がっかりである。自分には合わない。
 今度は、アン・ホッジで買うことにする。それ程良くないものも混じるが、平均すると、分留は高いように思う。
 最後に、先生の貴重な別注の.75mm圧のアングレのカマボコをいただいて帰った。恐縮である。


【12月1日】
 1日。夕方、アングレのリードを削るが、ナイフが切れないで、先を欠かしてしまった。 欠かしたところを切って、なんとかハート+ティップが10mmあるので、ひょうっとしたら再生できるかもしれないが、 ナイフが切れないので、ティップを薄くするのをそこそこにしておいた。
 昨日、先生に削って頂いたアングレリードは、薄すぎて音があばれるし、音程が取りにくい ……そして、唇をうまくしないと振動が止まってしまう(^^;  やはり、この材料は、張りが強すぎるようだ(涙)
 先生に最初修正していただいたアングレのリードが見あたらない。 どうも、先生のところに1本忘れてきたような気がする(^^;
 しかたないので、練習は、重いのだが11番でやると……吹いているうちに軽くなってきた(^。^;)
 今日は、CDを鳴らしながら、ソロの部分をあわせた。 チャチャチャちゃ〜ンのリズムからソロのリズムを合わす練習をした。 やって、よかった。これをやらないでオケの練習に出ていたら、リズムが崩壊していた。 1人でテンポを数えてやるのと、まったく雰囲気が違う。
 ということで、今日の練習は、これだけになってしまった(^^;
 アングレのリードであるが、ちょうどピッチが良くなるのは、56mmくらいのように思う。 ついつい、後で修正できるようにハートやティップを大きめに作るのだが、 今度は、最初からピッタリのサイズになるようにして、1本削ってみようと思う。
 明日、明後日は、出張である。また、練習が出来ない……だんだん、あせってくる。 って、練習してもまったく上達しないので、こっちの方があせる要素なのだが(涙)

 3日。某店にアングレのカマボコを買いに行った。
 引き出しに山のようにあった安いG社のカマボコの中で、まず、厚みが前後左右が?対称でないものと、 自分にとって細すぎると思われるものを除外し、次にねじれ、そりのあるものを除外したら、 9枚しか残らなかった(^^; ま、ましなのを足して10枚買った。
 いや、しかし、Bormanの分留は、ひょっとするといいのかもしれない。 Ann Hodgenoの分留は、ものすごくいいのかも???
 値段が倍ほどするメーカーのは、もう少しましなようだったが ……ふむ。G社のは、通販で買わないようにしよう(^^;
 帰宅して、厚みのテストをしたら、厚みが70〜75で、GOODであった。 1枚、前後の厚みが違うのがあって、これは、ボツである。

 4日。Photoshopで直径12、12.5、13、13.5mmの円を書いてプリントアウトしたもので、 昨日のカマボコの直径を測ってみたら、決行、直径が大きすぎるのがあった。
 12.5mmのを3枚選んで糸巻きした。結果1枚割ってしまった(涙)  Bormanの息もれしていたのを巻き直した。 ウンチの舟形を見ると、根本がステーシーのよりわずかに細いが、材質がいいので使えそうな気がする。 なので、以前巻いておいたウンチのプッペを復活することにする。
 昼にアングレに練習をする。CDをかけて、CD合わせである。 簡単なところが、一緒に吹くと音が出なかったり……難しい。
 なんとか、3ページめの中頃までやる。これからが、さらに指がむずかしくなる。 恐ろしや。

 5日。今日は、昨日糸巻きしたアングレのリードを削る。
 やはり、柔らかい素材はならしやすいのか、わりと簡単にクローがなるようになる。 さて、軽くしていってどうなるか(^^;

 6日。昨日のアングレリードは、さすがに重い。少し軽くして練習しようとするが、続かない。
 練習は、A11番のリードでイタリア奇想曲をやる。 後半をやるが……目にも止まらぬ速さである。

 7日。夕方、アングレのリードを削る。まだまだ重いが、クローがなるようになる。
 練習は、イタリア奇想曲。速いところは、そう簡単に出来ないので、 とにかくゆっくりのところをちゃんと出来るように練習するが、 息が止まったり、指が引っかかったり、難しい。
 とにかく、やるだけだ。……しかし、このごろイタリア奇想曲しかしていないなぁ。

 8日。夕方、オーボエのリードを荒削りの途中までした。
 練習は、イタリア奇想曲である。最初の2ページを一応やった。
 今のところ、簡単なところを確実に吹けるようにしたいのだが、これもうまくいかない。
 日曜日に削ったリードを修正しながら使うが、クローが低くなってしまった。 もう、こわくて削れない……ま、鳴りは悪いし上の方は重いし下はひっくり返るし……けれど、一応練習には使えるので、よしとする。
 上唇もした唇も厚めにしてリードを包んで、リードが上唇に密着するように吹くと、 下のひっくり返りが無くなる。

 9日。アングレのリードを整理した。アングレリードは、たくさん失敗して、リード番号が分からなくなった(^^;ので、 まあ、しかたなくA11の続きという事にして……A12(グロタンチューブ、ボルマン材、先生修正?)、 A13(CAチューブ、ボルマン材、先生修正)、A14(グロタンチューブ、ボルマン材、先生制作)、 A15(CAチューブ、グロタンJDR,自作)、A15(CAチューブ、グロタンJDR,自作)である。
 A16は、7日に荒削りしたやつであるが、ちょっと削ったら、使えるようになった。 わずかに鳴りが悪く振動が止まるが、上出来である。
 ということで、今日は、A16で練習する。イタリア奇想曲の後半。 むちゃくちゃ難しい。指が動かない。 まあ、難しいところは、本番までの課題として(^^;  今できるところは、確実に出来るようにしなければである。
 やはり、上唇のリードのあて方で、リードの鳴りと鳴りやすさがものすごく変わる。 この辺が、みょうに絶不調の日と気持ちよく吹ける日の違いなような気がしてきた。 コツは、唇だけをまるめたりよせたりするのではなく、顔全体の皮を使ってやるのだ。
 ああ、難しくて、なさけなくて、でも、楽しい。

 10日。今日は、あまり体調がよくない。
 まあ、通常のアングレの練習をする。

 11日。今日は、ものすごく体調がよくない。
 久々に(^^; オーボエを吹くが……ピッチが合わない。冬場は、もう少し開きのあるリードが必要な気がする。
 なんとなく、つまらなくて、ファーストノーエルを吹くが、音程が取れなくて情けなくなる。 で、リードを少し抜くと吹きやすくなった。やはり、リードのピッチが(^^;

 12日。オケの練習である。
 アングレを出していたリア奇想曲の練習をしていたら……新世界とか(^^;
 あわててオーボエを出すが、ウォーミングアップもせずで、最初、音程が取れない。 ま、しばらく吹いているとなんとかなってきた(^^;
 イタリア奇想曲は、時間がなくて、前半だけであった。 いや、しかし、難しい。出だしが、ワンテンポ遅れるし、あせって指がしどろもどろになるし。 疲れた。

 13日。今日は、……絶不調で、……レッスン室も空いていなかったので、 ……練習を休んでしまった。これでは、いけない(^^;

 14日。今日はオーボエを吹く事にする。
 先週は、アングレだけで、吹いていない。なんか、だいぶ違う感じがする。
 唇とノドの奥の開き方、空気の通り道を工夫してみると音程のコントロールのしやすさと、 各音の音色の変化が、ものすごく変わる。
 いい感じだと、リードのピッチが高く2mmほど抜くといい感じだ。
 練習は、フレミングをゆっくりやった。

 14日。リードを作る時間がない(^^; ので、チューナーを444にセットして練習する。 ベルリンフィルみたいだ(爆)
 今日も、ゆっくりフレミングを吹く練習をする。音程、音色が難しい。
 いい感じだと、唇がものすごく疲れる(^^;
 リードだけ吹いて、開きを一定にして、中のGより上は、CからC#になるあたりがいい。 下の方は、B♭がよさそうなので、この間の音階は、微妙に息の調整がいる。
 いや、しかし、これでは、難しくてしんどいので、高い音がもっと遅い息のスピードでなるようになって欲しい。 リードの調整だろう。
 練習は、フレミングをゆっくりやった。

 15日。フレミングのゆっくり練習を今日もやる。
 大学祝祭序曲も少し吹く。

 16日。家内がケガをしてしまって、練習休み。
 当分、家事の手伝いをしなければならないので、練習時間が短くなる。

 17日。今日も、フレミングのゆっくり練習である。
 久々にアングレを吹くが、リードが暴れる感じである。 で、指で形を整えて、クローがC#になるようにすると、 少し重いが、気持ちよく吹けた。
 高い音がきつい感じがするのだが、開きをつけて、柔らかく唇で包むと、 いい音が出た。しかし、唇のまわりの筋力と息の力がいる。
 のような音色がもう少し楽に出るようになればいいのだが。 これは、リードを軽くするべきか、唇や息をもっと鍛えるべきか。
 いや、しかし、鍛えるといっても、体質的に限度があるだろしなぁ。
 ……プロを目指す人は一日8時間練習するとのことであるが、 8時間練習し続けられる事自体がすごい事だと思う。

 18日。今日は、フレミングの16番をゆっくり練習する。ついでに、17番の譜読みをする。
 アングレは、ソロだけを少しする。リードは、少し重いが、削らない事にする。

 19日。今日は、へばってしまって、練習せずであった。
 これから、子供の発表会やキャロリングで、練習時間があまりとれない。

 20日。あまり時間がなかった……とにかく、ロングトーンと、フレミングをやる。

 21日。フレミングを吹いていても、音色、音程ともに決まらない。 リードのピッチが高いと思っていたが、ようは、低く感じる。
 鏡を見ながら、唇のかたちを模索するが、分からない。 こういう日は、練習が楽しくない。


【12月22日】
 寒波が到来して、やっと冬らしい寒さである。 ということで、先生のお宅について、オーボエとアングレを出して楽器を暖める。
 前回、先生が遅くまでかかって削って下さったリードがどうなったか聞かれたので、 薄いのに固い感じでコントロールできないので使っていないという。

 新宿で、ケースいっぱいにあったカマボコから使えそうなのを選んだら9枚しかなかったこと、 それを使って2本作ったことを報告した。そのリードを吹かれると、 音はいいがヌケというか鳴りというかがたりないとの事であった。

 先生は、直径12mmで、厚みセンター75、サイド60のアングレのカマボコを別注文されたのだが、 入手した中から、実測で15mmくらいのものを選んで好んで使ってられるようだ。
 その中で、細めのを前回頂いたのであるが、それでも直径12.5mmあった。

 さて、前回ボルマンのカマボコで削って下さったリードを吹かれて、音がガチャガチャしているので先端を切られて、 いろいろな曲の断片を吹かれながら、少しずつ薄くされた。
 音色は、一削り毎にあきらかに変わっていくのだが、音色よりは吹奏感というか鳴りを重視されていて、 削って音を出してすぐに削るのではなく、けっこういろいろ吹かれて、機能的なところを確認してからさらに削られた。 重要なのは音色より鳴りのようだ。
 音色的には、明るめなのだが、薄目なので唇をしっかり保持しなければならないけれど、 良く鳴る素晴らしいリードに仕上げられた。
 アングレのリードは、そばで明るめで、少しガチャガチャいっていても、 ホールでは、やわらかい音で響く。逆に、そば鳴りのやわらかい音は、ホールでは駄目だそうだ。
 続いて、グロタンのカマボコのを1本修正して下さった。これも、どんどん鳴りが良くなっていった。

 リードの試奏をかねて、高い音でのやわらかい音の出し方、生でない音の出し方を注意して頂く。 自分でも少しだけ分かるようになってきているのだが、偶然やわらかい音が出るという感じで、 確実に出す事ができない。 よほど注意しないと、吹いていてやわらかい音が出ているのか生な音が出ているのかも分からない。 ま、技術的には、唇の保持の仕方と、息の太さ(量)と強さ(速さ)なのだが、難しいものだ。

 また、試し吹きにイタリア奇想曲のソロを見て頂く。付点のリズムの長い方の音は、 発音して息を急激に少なくしてディミネントして、短い方の音を軽いタンギングで発音し、 次の長い音で又しっかり発音して急激なディミネントして次に続けていく。

 次に、フレミングを見て頂く。やはり、付点のところがおかしい。 一音一音をこねくりまわしすぎているし、リズムも甘い。
 レガートの所は、各音の音量は均質なつもりでいいようだ。付点をつけずに練習して、 一音いちおんを同じ音色、音量で練習して、少しずつ付点をつけていく。 最後は、副付点と思われるくらいに指を動かさなければいけないようだ。
 普通の所とスタッカートの所は、発音してすぐに舌で確実に音を止める。 音のない時間を確実にもって走って滑らないようにする。 もちろん、付点のリズムは、かっちりとである。
 ……これがpolaccaなのだそうである。イタリア奇想曲のソロの吹き方とは、天と地ほど逆転している。 ま、いろいろな技術を身につけねばならぬという事だそうだ。
 指の回らないところ、余分な音のはいるA→Cなどは、ゆっくりやってみて、 どの指がおかしいか観察するとのこと。この場合、右手の人差指の跳ね上げが悪いので、 繰返し練習するようにとの事である。 ただし、いい加減にぴらぴらやっても訓練にならないとか。 例えば、C→Hで、確実にCの音を出してから、右手人差指を跳ね上げる。 いい加減にやっていると何回でもできるが、 ちゃんと音を出して急速に跳ね上げると、10回もやれば疲れてくる。 それでこそ、ちゃんと右手人差指の跳ね上げの筋肉を鍛える事になるのだそうだ。
 AからDに上がるときのDの鳴りが高いとか。何度かやってOKをもらう。 いやしかし、Dあたりは、息の入れすぎで鳴りが高くなるのを注意すると、 逆に鳴らなさすぎて響きが低くなる。  この、ちょうどいい頃合いというのは、難しい。 ただ、うまくビブラートを入れると、ごまかせるようになるようで、技術だ(^^;

 オーボエリードのピッチが高いのではと吹いて頂いたら、やはり高いとか。
 で、先端の▲のまわりを斜めに薄くされる(つまりTipの先端のコーナーを45°の角度でナイフをいれる)と、ピッタリになってきた。 これは、一度にやらずに、リードをくわえたときの上の面の左。下の面の左。上の面の右。下の面の右と順次ようすを見ながらするようにとの事である。 バックもハートも問題ないときは、これがいいとか。
 この場合、どうも、ピッチが高いのは、リードの鳴りが悪いので、鳴るように息を入れると、 その分、ピッチが上がるという図式に思われる。
 尚、ハートやバックのサイドと背骨の間を削るのは、響きを豊かにするためとか。

 先生の姿勢を見ていると、やはり首の上にしっかり高く頭蓋骨をのせてられる。 あごを引きすぎたりとか、その逆や首を前に出したりとか、ヘンな姿勢は取ってられない。 合唱の軟口蓋を自然に上げられる首の位置と同じように思われる。
 その姿勢で、唇の赤いところが見えないように、軽く自然に上唇(と下唇)をまいて、 口を合わせた自然な感じ……がいいとのことである。自分のやって見せたらOKとのことであった。
 唇をちょっと前に突き出す感じにして、上記の唇の巻きをし、リードをくわえるだけでいいそうだ。
 ただ、これをやるには、その状態で鳴る軽いリードが必要に思われる。 リード作りに、それなりの技術がいるようだ。

 アングレの曲の楽譜をお借りした。サンサーンス Op:36のロマンスとある。元はチェロの曲のようだ? あれ、ホルンかな?  これでアングレを見て下さるとの事である。


【12月23日〜】
 23日。午前中、アングレのもう一本のリードを修正した……と思う。 どうも、今日になって、昨日の明らかな違いが消えていてよく分からない。
 ナイフが切れず、先端を欠かしてしまったが、練習には充分に使えるリードになった。(と思う)
 オーボエの方も軽くするが……これも、どれがどれか分からなくなった(^^;
 Aの音のピッチが、くわえて吹くだけであうので、リードのピッチはこれでいいように思う。
 夜、思ったより時間が取れなかったので、大学祝典序曲をやって、昨日のフレミングの復習をやるが、 どうも、あの時の感覚を忘れている。前途多難だ。

 24日。今日は、仕事の後、キャロリングと忘年会の予定だったのだが、 仕事が長引いてキャロリングには間に合わなくなった。 が、時計を見ると忘年会には、まだ、時間があるw(゜o゜)w ということで、少しだけ練習できた。
 大学祝典序曲の苦手なところをさらった。
 リードであるが、どれが先生に修正して頂いたのか自分のなのか吹いた感じで分からなくなった。 やはり、日々変化するもんだとつくづく思う。

 25日。今日は、子供のバイオリンの発表会。子供達は頑張ったし、バイオリンはいい音だったし、 けっこう満足であった。
 夜、思ったより早く終わり、時間があったので合唱の練習に行った。昨日と逆で、オーボエが出来なくなった(^^;

 26日。オケの練習である。新世界は、最近、練習していないので、ボロボロだった(涙)
 大学祝典序曲は、苦手なところは、すこしましであったが、何でもないところがこける。 もっと、練習せねばである。
 どうも、自分の出している音の音程が納得できない。でも、上げればいいのか下げればいいのかも分からない。 なんなんだ、これは。
 夕方、アングレでロマンスを吹く。けっこう簡単で、指の動きにくいところはあるが、まあ、なんとかなりそうだ。 それより、リードのダイナミックスが無く、つまらない感じである。 自分は、アングレのリードに関しては、先生より開きがあった方が楽なような気がする。 逆に、オーボエは、先生より開きがない方が楽だ。
 いや、それでも、これでも、自分の出している音の音程が嫌いだ。 といっても、短音でもヘンに思うので、倍音の配合かもしれない。
 どうも、音がつながらない。

 27日。今日は、年賀状作りで練習お休み。

 28日。今日も、年賀状作りで練習お休み。

 29日。今日は、大掃除(^^; ま、なんとかアングレの練習をする。
 ロマンスと新世界のソロ、イタリア奇想曲をざっとやる。

 30日。今日は、大掃除で大忙し…練習できずである。
 夕食の時に、焼き肉屋で子供の割り箸が目に入る。痛い。

 31日。目が痛いので休日診療しに行くと、黒目の上の方が少しえぐれているとか(^^;
 軟膏と目薬をもらい、眼帯をする。3〜4日はかかるとか(^^;
 練習できずである。


2005年 第1 部
に続く。

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