パパのオーボエ日記

「オーボエ吹きになれるかなぁ!」

備忘録 2005年 第1部




【2005年1月1日〜】
 1日。朝、だいぶ目の調子が良くなったが、まだ、眼帯が外せない。
 午後3時頃に眼帯を外してみると、少し違和感が残るが、痛みはない。 なんとも、素晴らしい治癒力である。
 まだ、練習のする気力がないが、カマボコの整理をする。
 明日からは、練習できそうだ。アングレを徹底的にやらなければ。

 2日。やっと眼帯を外しても大丈夫になった。
 リハビリに、アングレでロマンスと新世界、イタリア奇想曲のソロを吹く。

 3日。今日はオーボエから練習をする。
 ゆっくり、ロングトーンをして音色を感じる。 以前に、Aの音色がいいから、他の音もそれに合わすようにと先生にいわれていたのが、 何となく分かるようになった気がする。
 フレミングの付点のリズムを練習する。
 アングレは、ロマンスから新世界とイタリア奇想曲のソロとtutiをやる。 tutiのところは、コツコツやるしかない。

 4日。午前中に、Bormesのオーボエのカマボコと、年末に買ったアンのアリードのオーボエとアングレのカマボコの選別をした。 シェーピングしたら何とか使えそうなのも含めると、3/4は使えそうだ。
 午後、アンのアリオードでアングレ2本とオーボエ3本の糸巻きをする。
 夜、練習するつもりだったら、姪の誕生日会でできなかった(^^;

 5日。正月ボケで何となく体がだるいのだが……今日は、新世界のソロの練習をする。
 出だしが今一分かっていないので、CDと合わせてみるが……テンポが動いていて指揮がないと分からない(^^;  オケの練習の時に指揮を見て合わせねばであるが、難しそうである。
 最初、先生に作って頂いたBormesのカマボコのリードではじめるが、音程音色のコントロールが難しい。 で、グロタンカマボコの先生に修正して頂いたのにかえるが、重くてすぐに疲れる。
 完全自作のにかえてみると、重いので薄くして軽くするが……ボァーンとした感じで、使い物にならない。 削りすぎのようにも思うが、先生が修正されたらすぐにマシになるような気がする。 たぶん、バランスが悪いのだろうと思う。
 結局、Bormesのカマボコのに戻る。ちゃんと唇ができていて息が流れているとこれが一番いい。
 新世界のソロであるがCDと合わせるとボロボロである。 いろいろやっていて思ったのは、ちゃんとテンポを数えて吹くという基本である。 付点は、ちゃんと付点を数えて。四分音符は2拍数えてふくのである。
 いや、しかし、最初の4小節がさまにならない……とうか、もっさい。 終わりかけに感じたのだが、ピアノでは、細く速い息を入れないとチリメンビブラートがかかる。 で、どうすればいいかであるが、やはり口の中を細く長くするのである。 pの息の時に、口の中を短く小さくすると息が流れない。
 音楽的には、まだテンポを動かすのは早すぎる。もっと、インテンポで練習せねば、である。 インテンポで、吹きたい音色・音量が出るように、息の太さやスピード・唇を調整する。
 いい音だなぁと吹いていても、何となく音量や響きの量に不満がある。 いや、しかし、コントロールの精度を上げてから全体に強くする方向で練習した方が、 不正確なままで、大きい音量・響きを出そうとするのは、意味のない事だ。
 一音いちおん、こういう音で出したいというイメージは、少しできてきたのだが、 音によっては、成功率が低すぎるし、ましてや、連続して吹くとボロボロだ。 やはり、1日何時間も練習せなねばならんものだと、実感するが……時間も取れないし体力的にも無理だ。 あっという間に、2時間が過ぎた。課題が多すぎる(^^; ま、楽しいけど。
 練習後に、PKを眺めていると、Aのホールをまたいでスジがある。 木目のようにも見えるが、割れているような気もする(^^;  今度のオケの練習の後か、その次の先生のレッスンの後に、調整に出そうと思う。

 6日。今日もアングレの練習である。
 リードは、先生の仕上げのBormesのもグロタンのも重かったので、 完全自作のリードの上面をステーシー削りして、バックを少々削って使った。 吹き込んでいるうちに、いい感じになってきた。
 練習は、新世界のソロ、イタリア奇想曲のソロとtuti、ロマンスとやった。どれも難しい。
 最近、上のCにノイズが強く出る。何処かに水がたまっているような感じなのだが ……突然なおったりもするので、吹き方だろうか?? 水がたまっているのだろうか??
 PKの割れ……やはり割れているのかどうか分からない。よく見ていると、同じようなところが数箇所ある。 ふむ。ま、緊急を要さないだろう……かな?

 7日。今日もアングレの練習。CD合わせをする。
 難しい。

 8日。午前中、アングレのリードを荒削りする。
 午後、アングレの練習をする。リードは、完全自作がいい。 ま、とにかく、CDとあわせながら吹くが、イタリア奇想曲の早いところは、 どうしようもない。

 9日。とうとう、オケの練習である。 リードは、なんと、先生の作ってくださったのがいい。 自分のは、ぶんぶん重く、音も鳴らない。 どうして、いつも、練習場(=先生宅)と自宅とでリードの状態が変わるのであろう。 やはり、暖房機の出す湿度の違いであろうか。
 イタリア奇想曲は、やはりビビリながらである。 頭が真っ白になって、なかなか回転しない。ふう。 Tutiのところは、CDの半分くらいの速度である。 今は無理だが、何とか、本番にはついて行けるようになりたい。 この速度なら、頑張れるかもしれない。
 新世界は、先生のテンポが意外に速い。ソロのところをあまり遅くすることができない気になって、 速いテンポで吹いてしまう。 四分音符が間延びしないようにと、気にしすぎて、ブツブツになる。 それでも、息がギリギリだったので、ゆっくりにするには、呼吸法ももっと研究せねばである。
 ま、とにかく、練習デビューは終わった。
 疲れた。

10日。午前中練習した。
 久々にオーボエを吹いた。フレミングの16番をやって、17番と18番を吹いてみた。 それ以後、急に曲が長くなる(^^; でも、難しくない。これは、持続して吹く練習だ……かな?。
 アングレは、ロマンスと、ソロをやる。
 午後、8日に荒削りしたアングレのリードを仕上げる。 今日の所は、いい感じだと思うが……ま、そこそこで止めておく。

11日。昨日のリードを調整しながらソロをぱらぱら吹くが……どうも、音程が取りにくい。 又、音の変り目で雑音が混ざる。
 リードをかんだ感じが重い。特に、高い音で重い。これは、前の薄いところが多すぎるように思うが、 さりとて、クローがまだDなので、先を切るわけにもいかない。
 バック、ハートともに削り、明るく鳴るようになり軽くなるが、さりとて、重さが消えない。 先端をもっと薄くしようと思うが、ナイフが切れないので、ここまでにする。
 ロマンスを練習する。……なんで、この曲がロマンスなんだろう……と思う。 Bookshelfを見ると「〔西洋音楽で〕叙情的な旋律を持つ小楽曲につける名」とある。 そうか、叙情的に吹かなければならないのだ。
 いや、しかし、ビブラートは入れにくいし、音量の差もつけにくい。 はてさて、どうしたものか。

12日。オーボエの練習をする。フレミングの16番をするが……指が回らない(^^;  部分的に、何回かやっているとできてくるのだが、最初から続けると駄目だ。
 いい音を出す練習もしてみる。中のEは、今まですぐにピッチが上がるのでいやだったのだが、 うまく息を入れると、一番美しい音が出る。 今、リードは31,32,33を使っている(31のみ完全自作)が、その中で、今日は32番が一番軽い。 で、それで、うまく吹き込んでやると、いい音が出る。 オーボエというのは、自分の求めているような音が出るように、息の速さ太さ強さを調整してやればいいのだ。 以前から感じている事だが、押さえている一番ベル側の指の位置に息が達するように心がけるというのは、 適切なイメージだと思う。 面白い事に、良く鳴っていると、一番ベル側の指が、ビリビリしたりする。
 ま、音色は、もう少し軽くて明るく「鳴った」音の方が、自分の好みに近い気がするが ……リードを軽くするか、唇や息や根性を鍛えるかである。 ダーク好きの世間と逆行しているようだが、自分はやっぱり「よく鳴った」音が好きだ。
 今日は、湿度が高いようなので?? リードを削らない事にするが、近々挑戦してみたい。
 いや、しかし、フレミングの1フレーズをいい音で吹き続けるのがしんどい。 ……どころか、すぐに上ずってくる(^^; やはり、リードのが重いのか唇の根性がないのか、 自分の根性がないのか(^^; である。
 なんとなく、自分の音色の方向性が発見できたような気がする。 気がするだけかもしれないが、うれしいことだ。

 13日。フレミングとロマンスの練習をするが、どちらもカッコウが付かない。 難しい。


【1月14日】
 先生のお宅について、オーボエを吹き出す。
 極力いい音を出すように、ウォーミングアップをしていると、 それでいいかがCの音がおかしいとか。で、かむ位置や息の速度を変えて、OKを頂いた。
 リードのかみ具合というか&息の速度は、リードだけで音を鳴らしてCの音が出るのが、ちょうどいいとか。 尚、ショートはB♭(B)とかB(H)とかいわれるが、B(H)とCの間くらいがいいとか。
 理屈としては、リードだけでCの音が出る息の速度がないと、楽器に付けて中のCを吹いたとき、 息の速度が遅い=リードを強くかみすぎなければならなくなるので、Cがちゃんと鳴らず、音色が開いてしまうようだ。
 以前教えていただいていたのかもしれないが、失念していた。 実際、リードだけでCの音を出そうと思うと、けっこう早い息がいる。 また、くわえる位置によって、必要な息の速度が変わる。
 それと、リードの先の(上の)真ん中が鳴るイメージで唇をよせて吹くと言いようだ。 いや、ほんと、自分にしては、いい音がする。

 フレミングの16番を見て頂いた。やはり、まだ、付点のリズムがうまくいかないが ……指もタンギングも間も難しい。満足のいく状態ではないが、とおして頂いた。
 次に17番の調であるDの音階練習をした。レガートと、スタッカート。 正確なリズムで雑音が入らなくなるようにするのは難しい。
 17番をざっと吹いて、次回やることになった。 曲が長くなっているので、後半は、息が苦しくなる。 音楽がおかしくならないように考えながら、必要なら短めにフレーズを取ってブレスを入れてもいいとか、 というか、吹き続けられるように、工夫するようにとのことであった。

 アングレは、ロマンスを見て頂く。 全体のフレーズの取り方を習う。先生が吹かれると叙情的になるw(゜o゜)w  まねをすると、そんな風に聞こえるのだが、家でできるだろうか(^^;  いや、しかし、楽譜に書いてあるディミネントの位置は、後方にずらしてフレーズを取るようである。 ま、良くあることなのだが、難しい。
 フォルテは、強い息で硬くなるのでなく、解放する方にリードを鳴らすのである。 できてしまうと、けっこうできるのだが、唇の力も息の速度もいる。
 それと、付点のリズムが、やっぱり悪い。三連符になっても副付点になってもいけない。けっこう難しい。

 オーボエ、アングレのリードを見ていだくが、一見ちゃんとしているようで、バランスが悪いようだ。 特定の音が、ちゃんと鳴らなくなるようだ。 楽器のせいとか吹き方のせいとか思うのだが、リードで修正がきくようである。 が、そんなリードを作れるようになるのは、いつのことか。
 やはり、どうも、Tipを大きめにして、楽に全体が鳴るようにするのは、良くないようだ。 Tipの大きさをオーボエは5mm、アングレは3mm以上にして、バランスを取ってしまうと、 何処かでおかしくなるようだ。最初から勇気を出して先端を切って、仕上げなければである。
 それと、見て頂いたアングレのリードは、上と下でブレンドの位置が微妙に違っているとか、 いや、しかし、細心の注意が必要だ。
 また、たいして削らなくても、背骨のまわりをちょっとなでるだけで、リードがふくらむとか。
 このリードをふくらますというのが、難しい。実際微妙な唇へのあたり方なのだが、 これがちゃんとしていないと、アンプシュアーが維持できなくなる。

 先生のオーボエとアングレの購入の話を伺ったら、某貿易商の廃業の時に、 アングレは送ってきた一本を吹いて、オーボエは3本のうちから選んで、半額で買われたとか。 このとき、先生は、これまでダーク路線だったので、明るめの音色のオーボエが欲しかったとか。
 いや、しかし、よっぽどへんな楽器でなければ、吹き込みで良くなっていくんだろうなぁと、考えてしまった。 あとは、使い手次第のようだ。
 CYは、楽器としては、ダークめの音色の楽器だとか。 自分は、最近明るめの音が好きだというと、リードでなんとでもなるとのこと。 そして、普段、明るめでも、くわえる位置を浅くして、必要なときにダークな音色を作るとのことであった。
 初心者は、くわえる位置を一定するように指導するが、 実際は、音色を作る(変える)のに、くわえる位置を変えたりするとのことであった。


【1月15日〜】
 15日。昨日の練習を思い出して、吹くが、難しいものだ。
 ま、音色は、昨日の感じで出せているような気がする。
 こつこつ、やるしかない。大学祝典序曲もやるが、指が動かなくなっている。 練習あるのみ。

 16日。今日は、朝から、サボりっぱなしで、練習しなかった。 元気にはなったが……明日から頑張ろう(^^;

 17日。何となく気分が乗らないのだけれど……フレミングの17番をやって、 大学祝典序曲をやった。
 どうも、唇がヘンになって吹き続けられない。難しいなぁ。
 そろそろ、オーボエのリードを削らねば。ちょっと、へたってきたような気がする。

 18日。年末からずーっと不安に思っていた大腸ファイバの日である。 朝からしんどかったけど、ま、思ったより苦痛でなかった。 それより何より、まったく異常なしのようで、ホッとした。
 練習は、ちょっと体力的にしんどかったけど、フレミングと大学祝典序曲をやった。
 いい音を出し続けるのは、本当に難しい。

 19日。今日は、なんとも眠い(^^;
 とにかく、大学祝典序曲をする。今日は、後ろのフレーズから順にさらう。 だいぶ指がマシになってきたが、よく間違う。 そもそも、楽譜が読めていないのが問題なのだが……そんなに早く読めない(^^;  これは、すぐには能力が伸びそうもないので、とにかく指を覚える。
 フレミングをザッとやる。
 今週は、アングレはお預けだ(涙)

 20日。今日は、あまり練習時間がなかった。
 フレミングの17番をゆっくり吹く。とくに中のG以上がきれいに鳴るように注意する。 唇をゆるくホールドして、リードが鳴るようにすると、柔らかくて大きな音が出る。 やっとここまでできるようになった感があるが、やっとスタートラインに立ったとも言える。
 いや、しかし、下降音階での中のEをとかC#とかを上ずらないようにするのが難しい。 リードは先生の仕上で問題ないと思われるので、ひょっとしてオーボエの調整がくるっていきているのかもしれないが(^^;  ま、技術を磨くのが先だ。
 全音域で、たまにでも、オーボエらしい音が出だしたのがうれしい。 ちょっと明るめでも、良く鳴る、優しい音が出せたらいいのに……である。

 21日。大学祝祭序曲をやった。音色、音程に注意してやるが、難しい。 でも、少しずつマシになってくる。9月までには、カッコウが付くかもしれない。
 続いて、フレミングの17番をやるが、唇がぶらぶらである。 まだまだ、筋力不足だ。
 いい音、音程を出し続けるのは難しい。しかし、何かがブレークスルーしたら、 もうちょっと楽になるような気がするのだが??? だめかなぁ。
 リードがへばってきた。もう、削らなければならないのだが、少々逃避気味である。

 22日。午前中、オーボエのリードを2本仕上げ削り状態にした。 まだ、クローはEで、これからである。
 午後、大学祝祭序曲とフレミングの17番を練習した。

 23日。オケの練習である。 大学祝祭奇想曲は、やっぱり、指がまわらなかった。 もう少し、速いテンポで吹けるようにメトロノーム練習をしなければ出ある。
 新世界の3楽章は、まったくリズムが合わない(涙)
 午後は、合唱の練習で、ふらふらに疲れてしまった。
 オケの先輩が、最近楽器がよく鳴っているとほめてくれた。
 のどの奥をファルセットイメージに開けるようになってから、 やはり音はよくなっているようだ。うれしい。 いや、しかし、口の奥の開け方とリードの振動のさせ方は、まだまだ研究が必要だ。
 いや、しかし。合奏でCの音色が開いているのが聞こえていたのだが、うまくコントロールできなかった。

 24日。今日は、アングレの練習である。 先生に修正して頂いたリードで、重くなってしまったやつを削った。 良くなったり、悪くなったりしながら、だんだん軽くしていった。 最後に、バックをナイフの先でえぐったら、良くなったような気がするが ……ま、明日のお楽しみだ。
 練習は、まあ、アングレのソロを吹いたのがだ……やはり、リズム音痴がひどい。
どうして、ソロというものを自分で作り出せばいいのやら、難題である。
 オーボエ=イングリッシュ・ホルンの音色、鳴りを作るのに、 今まで、息がリードの中に通って振動し、その音波が、 その息の圧力や細さ、速度などで管の中をどのように通るか、どこまで息が到達するかで、 音色が決まるのかと思っていたのだが、このイメージは間違いのような気がしてきた。
 リードの先端が唇に包まれて振動して、その振動が口の中に共鳴して、 豊かな音色になった空気の振動が、オーボエの全体を振動させて鳴るという感じが、 イメージとして良いように思えてきた。
 実際問題、息の速度とかばかり考えていると、リードを噛む位置とくわえ方以外に、 音色を作る要素が見いだせなくて、行き詰まっていたのだが、 唇の中での振動、共鳴をイメージすると、多彩な音色が生まれる。
 よ〜く考えてみると、声楽の発声とまったく同じである。ハッハッハ(^^;  といっても、発声でそれに気づくのに10年以上かかって、その後数年経っても、 まだ、まともにできないのだが(涙)

 26日。オーボエから吹きはじめる。 最初は、ガチャガチャした音であるが、なれてくると、響きがでてきた。 アングレほど、口の中で共鳴しているという「感じ」はしないが、 でも、しかし、口の中の形で音色が変わる。そのにちょうど良い息を入れてやると、共鳴する。
 練習は、フレミングの17番をやる。メトロノームをつけて最後まで続けて吹こうとするが、 唇や息が持たない。これは、修行しかない。それと、最後のフレーズが、意外と難しい。
 アングレは、イタリア奇想曲をする。早いところ、120くらいを目標に練習することにする。 ソロはゆっくりにすると息が持たないし、早いところ、特に最後のページは、難題だ。
 最後に、少しだけロマンスをやる。曲全体を吹けるようにしなければ。 フレーズの見通しをもっと良くせねばである。
 オーボエを少し下目にかまえた方がいいような気がするが???  息を上顎に細くあてて、上顎を振動させながら、上顎に沿って流して、 リードの上の羽にあてるようなイメージである。 これは……はてさて、どうなのだろう。 ま、結果よしならいいかと思う。

 27日。オーボエは、フレミングの17番。 アングレはイタリア奇想曲とロマンスをやった。
 そこそこ響きがでていたと思う。たぶん……。
 いや、それにしても、すぐに唇が疲れる。リードを柔らかく包むというのは、本当に力がいる。
 オーボエをかまえる角度であるが、上の歯と下の歯のかみ合わせの位置で、 適切な角度が決まるようだ。ま、唇の丸めぐあいもあるのだろうが……。

 28日。いつものメニューを練習する。
 やはり、オーボエでは、唇の疲労が激しい。 りーどを先っぽでくわえないとピッチが合わないのだが、これだと重い。 原因は、この辺にあるのだろうか。もう少しピッチの低いリードが必要な気がする。

 29日。今日は、睡眠不足で、集中力がないし、圧力が上がらない。 一通り練習するが、あまり成果がない。

 30日。午前中に、アングレの糸巻きを2本する。
 午後、オーボエのリードを2本仕上げる。まだ、鳴りが足らないし重めだが、クローはいい感じである。 こつこつ、軽くすることにする。
 続いてアングレのリードを削るがパキっと割ってしまった。 いつもなら、めげるのだが……頑張って、もう一本削って、クローがD#の状態で時間切れ。 疲れた。……疲れてしまって、練習できなかった。ま、しゃぁないか。

 31日。オーボエのリードを調整しながらフレミングの練習をした。 というか、調整ばかりしていたが(^^;  いや、しかし、リードのでき具合で、音程や音楽表現のしやすさが著しく変わる。 リードあってのオーボエである。

 2月1日。夕方アングレのリードをクロー良くなる状態までした。
 夜、ロマンスを吹きながらアングレのリードを調整する。 アングレの場合、クローが重くても楽器に付けると、軽く音が出る。 オーボエと逆だ。
 しかし、音程感や鳴りをきんいつにしようとすると、どんどん薄くしていって ……いや、まあ、適当なところで止めておいたが……HとかB♭が吹きにくくなったが、削り過ぎか(^^;
 先生が、Bormesのカマボコで削って下さったリードのでき上がりの時と似た感じなのだが、 (といっても、まだ重いが)、しばらく経つとあんなにいい感じになるのだろうか(^^;
 アングレのリードは、最初、多少ペイペイくらいまで薄くしておいて、 後でケーンが膨らんで深い音が出るくらいに思った方がいいように考えるのだが……はて、さて。
 いや、しかし、昨日も今日もまともに練習していない。

 2日。新作のオーボエリードでフレミングの練習をする。 なんというか、一削りごとに、鳴る音、鳴らない音、音程の取りやすさが変わる。 面白いというか奥深いというか、超難しい。
 新作アングレのリードでロマンスを練習するが……こちらも、大変である。 なんとなく、調子に乗って薄くしすぎたような気がする。
 練習になっているのやらなっていないのやら……って、なっていないのだが ……不思議な体験をした。
 これも、楽器が鳴っている感じが分かるようになったおかげである。 リードの良し悪しが少し分かるようになって、リード作りが面白くなったとも言える。


【2月4日】
 先生のところについてオーボエを吹き始めるが、メチャクチャ重くて鳴らない。
 あんまりひどい音を出しているので……まず、唇の注意を受けた。 下あごの凹みができてないと(^^; これは、この前できるようになっていたのだが、 また、すっかり忘れていた。いや、しかし、リードが重くてできない。
 ……で、リードを修正してくださった。▲の先を薄くされてブレンドを調整して、 バックを削られて……軽く鳴るリードにして頂いた。
 ちょっと、サイドと背骨の間を削り過ぎていたようだ。
 これで吹くと、下あごの凹みは、もうひとつ、うまくできないのだが、ま、楽器そのものは鳴り出した。 Dの鳴りがいいとかで、その鳴りを他の音でもできるようにと仰った。 いや、最近やっているのだが……先生に見て頂けないのが悲しい。
 しばらくして、いつもの感じを取り戻して、楽器が鳴りだした。 いい感じだと思ったら「そう。リードの先端が振動するように」と仰った。 やはりそのイメージは正解だったようだ。 いや、しかし、そうするためのやりかたが問題だ。 リードのくわえる位置。上唇の丸め方。下あごの凹みがポイントのようだが……。

 フレミングの17番を見て頂く。ビブラートの入れ方、というかフレーズとしてのクレッセントのしかた、 フレーズの収め方などを教えて頂く。 いや、しかし、ここで教えて頂いてどれだけ身に付いていくのか……先生には申し訳ないが、 繰返し指導して頂くしかない。
 先生の前で、指導どおりの状態で通して吹けていないのだが、一応17番はOKをいただく。

 次の曲の音階練習をする。ヘ長調で、最近やっていないので、指がうまく動かない(^^;  上のFまでは、吹けるようにすること……であった。
 曲のアーティキュレーションは、練習曲でやった、ティラッタ、ティラッタ……である。

 次にアングレを見て頂く。ロマンスかと思ったら、イタリア奇想曲を見て頂く。 出だしシ、ド♯、レ♯、ミーは、結構早めでレ♯で思いっきりためる。 いご、拍をしっかり勘定するようにとのこと。チャチャチャ、チャンを聞いて勘定するのはまずいようだ。 クレッセント、デクレッセントは、遅め(4拍め)からするようにとのことであった。
 一回目の旋律的なところ(1頁目の下)は、あまり四分音符がスタッカートにならないようにとのことであった。
 もう一つの小さなアングレのソロのところは、テヌートのところからが旋律であるので、 その3つの音と次の8分音符をアクセントして、急激にディミネントするようにとのこと。
 タッタラッタの後半ののばすところは4拍にして次の小節は吹かないようにとのこと。
 あと、オーボエのソロの後の早い合いの手の指の練習をして頂いた。

 最後に、新世界のソロを……。付点は、あまり引っかけにならないようにと。 クレッセントが早すぎる。フレーズで大きく動くようにと。 タンギングが強すぎるか抜けるかで、ニュートラルにできるようにと(^^;  テンポは、やはりゆっくりは駄目で、85位をキープできるようにと。 〜〜ふう。

 アングレのリードも見て頂いた。 オーボエと違い、昨日、ペーペーだったのをわざと少し重くしていたのだが、 今日は、メチャクチャ重い。
 先生が修正されると、ペーペーじゃないのに軽い。すごい。
 アングレのリードは、あまり開きがない方がいいようだ。

 今、曲をやっていないので……オーボエは、テレマンのイ短調。 アングレは、ステイシーの曲集からモーツアルトをすることになった(^^;  先生は、どんどん行こう!! 状態である。 いやぁ、1曲まともに吹き終われないのに……たいへんだ……でも、 どんどんやる時期なのかもしれない。頑張ろう。

 気が付いたら11時半であった。


【2月5日〜】
 5日。昨日、あんなに軽かったオーボエのリードが、メチャクチャ重い。ふむ……体調かもしれないが……。
 まず、フレミングの18番を練習する。中盤が難しいが、なんとかなる、かな?
 テレマンは、シチリアーノ。リズムが難しいが……楽しい!!!
 アングレは、モーツアルト。曲想をつかむのに後何回かやれば、なんとかなりそう。 あとは、音程音色アーティキュレーションと頑張らねば。
 あと、イタリア奇想曲、新世界とざっとやる。
 たいへんだが、楽しい。でも消化不要になりそうだ。
 明日、明後日と社員旅行で、練習は休みである。

 7日。2つか練習しなかったのだが……オーボエはやはり重いなぁ。 これは、自分の根性が無くなったような気がする。
 ま、とにかく、練習は、フレミング、テレマンとする。
 アングレのリードは、やはり軽い。下の音がひっくり返りやすいので難しい。
 モーツアルト、イタリア奇想曲、新世界と、ざっとやる。 いや、ほんとザッとやっただけで時間切れである。

 8日。今日も、昨日と同じ練習である。
 オーボエは、今日も重い。でも、この方が音色はダークなのである。 いや、しかし、鳴っていないような(^^; 楽器の調整を疑うべきかもである。
 今日、菊一文字のナイフを研ぎ屋に出してみた。さて、どうなるか??

 9日。今日も、昨日と同じメニューである。
 時間が少ないので超特急の練習だ。と言っても、練習の終り頃には、唇がブルブルで、 これ以上練習できそうにないのだが(^^;)
 今日もオーボエが重い。唇は、それほど疲れないのだが圧力が上がらない。 どうも、腹式呼吸の調子が悪い予だ。 1月の中頃から減量を始めて3週間。7キロ減らしたのは、減らしすぎかなぁ。

 10日。今日も同じメニューをする。楽器の状態は変わらない。

 11日。午前中に練習する。いつものメニューである。少しオーボエが楽になったような??

 12日。午前中にフレミングとテレマンとモーツアルトを練習する。やはり、オーボエが楽になった??  何となく、疲れがたまっていたのだろうか。よく寝ると、軽くなった。
 午後は、イタリア奇想曲と新世界の4楽章をやる。 イタリア奇想曲のソロは、指揮にあわすことにして(^^; メトロノームで練習する。

 13日。今日は、オケの練習である。昨日、イタリア奇想曲のメトロノーム練習をしたのが良かったのか、 あまり大恥をかかなくてすんだ。
 新世界の4楽章は、リズムを間違えていたところがあって、ちょっとドジッタ(^^;
 いや、しかし、いつも何ともないところで、発音しなくなったり指をとちったりで、ひどいものだが……。

 14日。今日は、フレミング、テレマン、大学祝典序曲、モーツアルト、新世界のソロの順で練習した。 オーボエは昨日ほど軽くないが……楽ではないが、ちゃんとコントロールすればきれいに発音する。 大学祝典序曲の苦手なところをメトロノームで練習する。 走るところや伸ばしすぎている所など、いろいろあった。これでは、合奏であわない(^^;

 15日。yahooオークションで買ったカニが到着して練習休み(^^;
 研ぎに出していた菊一文字のナイフが帰ってきた。 刃が2段になっていたのはなおっているのだが、刃面が直線でなく根本がふくらんでいる。 いや、しかし、刃は付いている。 観察すると、刃の方ばかり研いで、裏はほとんど研いでいない。
 で、アンドーの方を1200番で刃面の方を思いっきり研いで、 軽く裏から研いで仕上げた。さわった感じは、同じになった。
 明日、リードを削ってみることにする。駄目なら仕上げ砥石でもっと刃を細くする。 いや、しかし、たまには中仕上げ砥石からやらんと駄目なようだ。

 16日。夕方、オーボエのリードを削った。すごい、良く切れる。 でも、ちょっと引っかかる感じもある。ふむ。でも、Tipをどんどん薄くしても怖くない。
 夜、フレミング、テレマン、大学祝典序曲、モーツアルト、新世界のソロを練習する。
 オーボエが、重いのだが、良い感じになってくれる。上唇のかたちが決まると、 ものすごくいい音が鳴る。巻くと言うより、口笛の口のようなドーム形にする感じなのだが ……再現性がほとんどない。いつも言われてきたことなのだが……常用できるのには、 まだ使い慣れていない唇の筋肉を使う必要があるようだ。

 17日。フレミング、テレマン、大学祝典序曲をやって、唇がブルブルになったので、 昨日のリードを調整する。だいぶ、吹きやすくなったが、まだ、鳴りが悪い。
 その後、モーツアルトと新世界のソロをやる。

 18日。今日は、お誕生日。……で、練習をさぼってしまった(^^;

 19日。午後にリードの調整をする。製作中のオーボエ・リードと、 以前に先生に仕上げてもらったが重くなったアングレリードである。
 夕方、オーボエとアングレのいつもの曲をやった。
 ゆっくり寝たせいか、新しいリードでもちゃんと鳴る。 良い感じだと思うのだが……先生の所ではボロンチョンになるのであろうか(^^;

 20日。子供がインフルエンザになり、今日は、自分も何となくしんどいので、一日寝ていた。
 カマボコの整理をちょっとした。
 カマボコの直径測定用に買った円定規であるが、どうも表示より穴が大きい気がするので、 ノギスで計ってみたら、0.6mm大きかった。 ま、ノギスがホームセンターで買った安物なのでこちらの精度も分からないのだが……。
 円定規は、製図ペンでなぞって、ちょうど表示の大きさの円が描けるようになっているのだろう。
 いや、しかし、これで納得できる。
 円定規で直径を計ってみると、カマボコの直径のバラツキがものすごく大きい。 こんなに直径がバラバラだとガウジングマシンにかからないので、きっと、 ガウジング後に変化したように思う。でも、その変化した曲率がリードの開きに関係してくるので、 大事なような気がするが……いや、しかし、その影響は本当は微妙で、 シェイパーの形や糸を巻く位置のほうが影響が出るのかもしれない。 アメリカンでは、ある程度調整ができるし……。

 21日。新しいオーボエリードで、フレミング、テレマン、大学祝典序曲をやった。 30分ほどで、唇がバテバテになる。なさけない。 新しいリードは良かったのだが、Fの鳴りが今一なのでちょっと削ったら改悪した(^^;
 アングレでモーツアルトをやるが、唇がバテていて、うまくコントロールできない。
 まいった。

 22日。今日は、新しいリードの開きがない。……バックの根本を少し削ったら、マシになった。
 フレミング、テレマン、大学祝典序曲で、唇バテバテである。
 アングレでモーツアルトをやるが、どうもコントロールしにくい。 リードのせいかもと少し思ってしまうが、やはりちょっと寝不足が原因かも。

 23日。どうも体調が悪く、練習休みである。

 24日。今日も何となくしんどいのだが……とにかくフレミングとテレマンとモーツアルトをやる。


【2月25日】
 先生のお宅に着き、リードを選ぶ。先日から作っていたのが、ちゃんと鳴るのでそれを使うことにする。 先生は、風邪ぎみのご様子で、リードを見て頂けなかったが、聞いた感じでは、このリードは、いい感じだとかw(゜o゜)w。 家では、少し開きが無くて息が入りにくいのだが、環境が変わると、リードも変わる。

 フレミングを見て頂く。最初は軽快に出るのだが、途中からスタッカートが甘くなって、べたつく。 そこをなおして頂いて、また、楽譜のフレーズの取りにくいところのアーティキュレーションを1ヵ所変えられて、 その状態でのフレーズの取り方を教わった。
 どのようにフレーズを取るかで、冗長になるのを回避するのだが、なかなか難しい。
 最後に、先生と2重奏で通した。途中、何回か指をしくじったが、終りまでたどり着けたのがうれしかった。

 テレマンは、16分音符が滑るので、注意を受ける。また、付点8分の後、 16分、8分とスラーでつながっているところは、最初の音でちゃんとタンギングして入るとのこと。 この部分は伴奏なのだが、最初の音にまぎれ込ますのでなく、ちゃんと音として演奏することで、 逆に伴奏として認識できるようにするようだ。

 アングレを出して、再調整のリードを出してふくと、柔らかい音が出る。しかし、それは、予想通り、そば鳴りだと ……もっと強く吹くようにといわれて、吹き込むと楽器が鳴り出したが、唇が持たない。 で、前々回、先生に修正して頂いたリードでレッスンをする。
 モーツアルトもリズムのふわりが不正確だと叱られる。
 前半のフレーズの長いところの吹きかたを、何度も吹いて頂いて教えて頂くのだが、 どうも、腹にはまらなくて、頭から消え去ってしまう(涙)。
 最後の最後のフレーズは、曲としては、おまけというか、余韻とかいう感じで、 フレーズの分け方を教わった。これは、腹にはまって、すっきしした。
 モーツアルトの装飾音符は、均等割だとか(^^; 常識を知らなかった。
 ということで、すこしモーツアルトらしくなったような気がする。 ……が、まあ、前途多難だ。

 帰りがけに、オーボエをやってもうすぐ4年ですね。よくここまで来ましたね ……みたいなことを仰るのだが、いやはや、おしりがムズムズする感じであった。
 まあ、頑張ろう。


【2月26日】
 26日。……今日も何となくしんどい。そろそろ花粉が出だしたような気がする。
 とにかく、大学祝典序曲をやる。

綛  27日。オケの練習である。大学祝典序曲。けっこう自信があったのだが、よれよれであった。 やはり、CD練習をしないと駄目なようだ。

 28日。フレミングの新曲の譜読みをするが、オーボエは音にならないし、音程は取れないしで、悲惨であった。
 譜読みから、ちゃんと音が出なければ駄目なのだろうが、曲のイメージがないと、オーボエというのは難しい楽器だ。

 3月1日。今日も不調なのだが……吹き出すと楽しくなってきた。 譜読みからはじめると悲惨なので、ロングトーンからやって、テレマン、フレミングとやった。 フレミングは、ちょっと感じがつかめてきた。
 その後、モーツアルトをやった。
 先生のお宅で鳴らなかったアングレリードを修正した。ま、軽くなって鳴るようになったが、 響きは、もう一つである。

 2日。新宿でアングレを調整してもらった。 ちょっと吹くのにパワーがいるのだが、吹き込めばものすごくよく鳴るようになった。
 先生用のトーンホールの水滴防止剤と、リーガーの薄型プラークを買った。
 アングレの楽譜を買おうと思ったのだが、ステーシーのとヒンデミットのコンチェルトしかなかった。 残念である。
 九段下に、オーボエの調整に出した。

 3日。オーボエは、軽い指圧で鳴るようになった。 そう、こんなんだったのだと、リペアの後はいつも思うのである。
 指を軽く押さえて吹くと、左手の中指か振動する。 不思議に思って聞いてみると、これが正常な状態だそうである。
 見積もりが思ったより高くて驚いたのだが、できあがりは予想道理の値段でホッとする。
 なので(爆) 一度、掲示板で話題になった、ボブスティーブンスのチューブを買うことにする。 #1、#2とか種類があるようなのだ、女の子が食事中で男の方に苦労して出してもらって、 #1のブラス 46mmのチューブを買った。 ロンディーノのマンドレルだと細くて、先端の引っ込み具合が1.5mmのと0.5mmのがあった。 なので、今使っているのに近い、太めのやつを10本買選んだ。
 以前に47mmのを買ったときは、ニッケルが太くて、ブラスが細かったのだが、 ブラスで太め、というかちょうどいいくらいのがあってよかった。 このチューブが、よく鳴ってくれると、安くて良いのだが。
 渋谷に行った。前に行ったとき色々なナイフがおいてあるような気がして、 ナイフを買おうと思ったのだが、 上等なのはリードンスタッフとベルトロ、アンドーしかなかった。 リードンスタッフのは、刃は同とのことで、握りのかたちが3種類あった。
 リードンスタッフのを1本見せてもらったら、新品なのに刃がついてなかった。驚きである。 ベルトロのは、刃面が凹んだタイプで、刃もついていて、刃の長さや角度が工夫してあり、 良さそうだったのだが……迷ったあげく、止めた。
 ここは、オリジナルとマンドレルが売っていて、グロタン用というのもあった。 AKのチューブに合わせてみようかと思ったが、みんな袋入りで、面倒なので止めた。
 展示してあるオーボエを見るとロレーが九段下と同じくらいの値段で驚いた。 小物も新宿より安いようだが、あまり商売ッヶがない。 ベルトロのナイフも、すすめられれば買っていたかも、なのであるのだが(爆)
 夜、スティーブンスのチューブを見ると、 ほとんどラウビンと同じ感じで、わずかに細いようであった。 ロレーAKは、先端がさらに絞り込まれていた。 以前買った、#1の47mmのブラスも同じ太さであった。 あのころは、見た感じ、これがものすごく細く思えたのだが、今見るとAKよりだいぶ太い。

 4日。オーボエ、ものすごく調子良いw(゜o゜)w
 フレミングは、まだまだ、指が動かないが、何となく雰囲気がつかめてきた。 といっても、まだ、タンギングがものすごく甘いのだが(^^; ま、やるしかない。
 テレマンは、なんか、楽器が軽くなるのでコントロールの難しかったところが楽に出来る。すごい。
 アングレもよく鳴る。
 モーツアルト、イタリヤ奇想曲と新世界のソロをやる。
 ボーカルを見ていて、渋谷で、リックマンの18金のを見たのを思い出した。 18金のやつはシルバーより曲りが少なくて、オークションで買ったリックマンの金メッキとよく似ていたのである。 で、久々に吹いてみると、こちらの方がシルバーより豪快な音がする。 ただ、ならすのには、パワーがいるようだ。
 自分のシルバーのは、優しい音がするので対照的だ。でも、軽く鳴ってくれるので、使いやすい。
渋谷では、シルバーが3本展示してあったので選別できるのだが、値段が直接買うより倍以上なので、 手が出ない。
 ああ、しかし、最後の方は、唇がぶらぶらであった。ま、鍛えるしかないか。
 でも、自分には必要充分ないい音が出て気分がいい。 あとは、音色の連続性や音のつながりをひたすら練習せねばである。 ま、やっと、スタートラインになったということか。

 5日。昨日と同じメニューで練習した。 いやぁ、音痴だ。でも、ちょっと平均率でやってしまうのも、先生に叱られそうでビビルし(^^;  ま、こつこつ勉強するしかなかろうか。

 6日。日曜日の常で(^^; バテてしまって練習していない(涙)
 といいつつ、ふだん出来ないので、オーボエとアングレの糸巻きを2本ずつした。 オーボエは、スティーブンスのチューブに巻いた。アングレは、いつものCAのシルバーである。 ケーンはアン・ホッジである。 それと、息もれのプッペをオーボエとアングレ1本ずつ巻き直した。
 これで、オーボエ、アングレともプッペが4本ずつ出来た。
 スティーブンスのチューブは、ラウビンと比べてみると、個体差を勘案すると、太さなどがまったく同じようだ。 さて、リードになってみるとどうなるか。でも、これは、他の要因も多いからなぁ。 もし、このチューブでラウビンとかロレーAKとかとあまり違いが分からなければ、安い分、いいかもである。
 掲示板で、WestGateさんがスティーブンスのチューブの情報を下さった。 以前、ここに書いたボブ・スティーブンスは、このチューブを作っているデヴィッド・スティーブンスの お父さんだとか(^^; 間違いであった。

  Stevens Double Reeds
  P.O. Box 2225 4676 N. Stone Road Bethel Island, CA 94511
  Phone: (925) 684-9821 Fax: (925) 684-9516

   #1 Silver $1.40
   #2 Brass $1.30
   #3 Pro Silver $2.25
  の3種類があって、価格は100本買った時の値段。
  それ以下だとちょっと高くなります。
  #3 は $2.50 でした。

 7日。夕方、スティーブンスなオーボエリードを荒削りした。
 夜、フレミング、モーツアルト、新世界のソロの練習をした。
 唇がカサカサであかぎれしている。そのせいか、唇が安定しない。 掲示板で、息の入れ方を教えるなどということをするから、バチが当たったのだろう(爆)
 いや、それにしても、アングレが安定しない。 吹いていて、リードを外して、唇を休めて、再度吹くと、全く別の楽器を吹いているような感じになる。 ふと気がつくと、どうも、リードがボーカルにきっちりささっていない時があるようだ。 息もれチューブを修正せねばである。 いや、しかし、それだけでもないような気がする。リードに触れる唇の位置が安定していないのもあるようだ。 このへんが、安定しないと、くわえ方が微妙に変わるたびに、毎回息の入れるポイントが変わってくる。 難しいものだ。

 8日。今日は、新世界のソロ、イタリア奇想曲、モーツアルト、フレミングと、 いつもと逆の順で練習した。でも、しかし、アングレの音色をそろえるのが、まったく安定しない。 フレミングは、バテてしまって、コントロールなしである。

 9日。今日も逆順で練習した。
 アングレの音色の不調は、鳴らせていないのだと、まずff(フォルテシモ)でロングトーンをやって練習した。 新世界も、先ず、ffで練習した。これで、息のスピーとを維持して、量を減らすと、なんとか音色が安定した。 いや、それでも、リードが重い。
 フレミングの時には、唇がぶるぶる出会った。ま、一通り通した後で、リードを少し軽くした。 すると、ものすごくコントロールしやすくなった。 結局の所、花粉症による体調の悪化と、急激な気候の変化とが、リードとかの調子を変えたようだ。
 ま、悪戦苦闘しながらも、唇のアカギレもだいぶマシになったし、久々に楽しく練習できたような気がする。

 10日。今日もアングレから練習するが、重い。……ので、ステーシー削りをして、バックを少し削ったら、 メチャクチャ軽くなった。でも、上のB♭は、まだまだ重い。 でも、楽器の鳴りが今一な気がするのだが、先生がメチャクチャ軽くして下さったリードも同じ感じなのでこんなものかもしれない。
 新世界のソロ、イタリア奇想曲、モーツアルトを練習する。
 オーボエは、先生のリードはあばれて使いにくいので、自分のを使うが、これのフォークFが鳴らない。 で、Tipとハートとバックを少しに削ったら、フォークFは、普通に使えるようになった。 いや、しかし、全体の鳴りは悪いような気がする。
 季節の変化で、リードの状態がだいぶ変わってきたようだ。

 11日。ま、今日は、いつものように練習した。

 12日。花粉症でメチャクチャしんどい。あまり集中力がないので、アングレのロングトーンをした。

 13日。オケの練習である。今日は、イタリア奇想曲と新世界の2楽章。〜あぁ、しんど。
 リードは、最近使っている自調整のが鳴りが悪いので、先生修正のを使う。 自宅では、鳴りの悪さがわずかに思うのだが、まわりに楽器が鳴っていると、絶望的になる。
 新世界のソロは、自分の出だしで、音楽のイメージがないので、最初、テンポが定まらない。
 イタリア奇想曲は、ソロはそこそこいったのだが、他の部分が練習不足で、ボロボロだった。 後半のテンポを速められたので、ついていけない。
 いやはや、疲れ果てて家に帰った。

 14日。夕方、アングレのリードを荒削りした。
 練習は……花粉症で絶不調なのですが……吹いてみると、思ったより調子がよかった(^。^;)  ま、日曜日にゆっくりできて、睡眠不足は解消しているのだろう。
 フレミング、テレマン、モーツアルトと新世界のソロを少しやった。
 目がショボショボなので、楽譜がよく見られない(^^; といっても、正常なときでも、 ちゃんと頭に入らないのだが。
 いや、しかし、アーティキュレーションが甘いと、先生に叱られそうな気がする。

 15日。合唱の練習で帰宅が遅く練習できず。
 リードくらいは、と昨日のアングレリードの音が出るようにする。 まだ、重いが、いい感じだ……しかし、ステーシー削りでTipを欠かした。 どうも、ステーシー削りをプラークなしでやると失敗する。 先生は、ステーシー削りの時は、プラークを入れると平べったくなって駄目だといってられたが……。

 16日。フレミング、テレマンと練習する。 フォークFの鳴りが異常に悪く、リードのせいかと思いきや、キーが一つ閉まっていない(^^;  ネジで調整するとマシになったが……そもそも、リードも悪いようだ。
 昨日のアングレのリードを吹いてみると重い。ので、軽くすると、クチャクチャになってしまった(涙)
 モーツアルトを少しするが、オーボエの調整で時間がたらなくなってしまった。

 17日。フレミングをやって、マイナスワンCDでテレマンをあわす。
 相当速いが、なんとか指が動く。リズムが、きっちり入っていかないので、何回も練習する。 やはり、8分音符1拍の動きより、8分音符3つで1拍の方が、曲らしく思うのだが。


【3月18日】
 先生のお宅について、軽く吹いていると、楽器を見せてくれとのこと。 ご自分の楽器と比べられて……ケースのチャックを閉めずに持ち上げて落とされたとか、キーが何ヶ所か曲がっているようである。 いやぁ〜、ダブルケースで、あぶないときが何回かあった。自分も気を付けなければである。

 夕食に、熱々の中華料理を大急ぎで食べたのだが、リードをくわえると、 上唇の皮が一枚はがれた(^^; 最初ヒリヒリしてたまらなかったのだが、 すぐに慣れた。

 フレミングをやった。フレーズの取り方の間違えているところを何ヶ所か修正されて、 フレーズのしまいかたを教えてくださった。
 シンコペが、走ってくる。結局、表うちでシンコペの雰囲気を出してタンギングで爆発して、 次の拍にはいるまでのちょうどいい息のコントロールをして、次の拍でタンギングして出るという、 練習からするようにとのことであった。 うまくいくときも、うまくいかないときもある。
 いや、しかし、考えてみれば、これと同じことは、だいぶいい加減だが合唱でもやっている。 ま、とにかく、オーボエのスタイルを訓練しなければである。

 テレマンは……先生のテンポは、マイナスワンに比べてだいぶ遅い。 基本は、8分音符1拍で指導してくださる。 それは、それで、ちゃんと吹ければいいのであるが、拍の中になかなかリズムが入っていかない。
 ま、この曲は、このへんにして、次の曲を譜読みすることになった。 譜面にたくさんスラーを書き込まれて、アーティキュレーションを作って行かれた。
 インテンポで吹くのは、めちゃくちゃ難しそうだ。

 アングレを出してモーツアルトを吹く前に、音階練習をする。
 先生がGの音を吹かれて、それにはもるように一音ずつあげていった。 なかなか、音程のコントロールが難しい。 ロレーは、Dが低く、Eが高くなる傾向があるそうで、それをコントロールしなければならないとか。 こういう性質があるので、ロレーは音程が悪いといわれるが、逆に調による多彩な音程が作れるとか。 マリゴは、ピッタリと合っている楽器があるが、逆に、音程の変化が付けにくいとか。
 但し、ロレーでもマリゴでもコントロールできないくらい音程にバラツキがある楽器は、 多彩な音程というよりは、悪い(ハズレの)楽器とのことである。

 モーツアルトは、雑な吹き出しで、叱られてばかりであった。
 この曲のピアノ譜の解説に、アヴェベルムコルプスのようにとかいてあるとかで、 その話を聞いたせいか、雰囲気は出てきた。 やはり、リズム感が悪く、どうしようもない。 いや、しかし、頭の中で4分音符が1拍になったり、8分音符が1拍になったりしているようで、 わけが分からなくなる。才能というよりは、能力のなさを痛感する。

 モーツアルトのステイシーの録音を聞かせて頂いた。ものすごく変奏していて、 ヨーロッパの音楽には聞こえないくらい大胆である。 いや、しかし、話題のDを低めにとって、暗いイメージを出していたのが(笑)である。
 次にIVETA BACHMANNOVAというプラハ交響楽団のアングレ奏者の演奏を聴かして頂いた。 先生もCDを持っておられないとかで、テープで聞かせて頂いた。
音色がステーシーに近い、まろやかな音で、素晴らしい。 演奏は、軽やかで優雅であった。ま、モーツアルトといえば、ギトギトした感じがあるのだが、 モーツアルトでもアヴェベルムコルプスの雰囲気なら、納得できる気もする。
 いや、しかし、素晴らしいのでCDが欲しいのだが……その存在は分かったのだが、 チェコでしか手に入らないようだ(^^; どうしたらいいか。 EA 2005-2 131 MUSIC FOR ENGLISH HORNである。

 今日は、リードを見て頂かなかったので、8時過ぎから10時半まで、吹きっぱなしである。 最近、先生のお宅では、それほどバテバテにならずに吹けるようになった。これも上達だろうか……。
 ま、何事も、ボチボチである。


【3月19日〜】
 19日。午前は、絶不調で、練習する気にならなかった。 今日は、子供のスプリングコンサートのリハーサルで、大忙し。 夜は、バテバテで練習できず。
 いや、しかし、上唇のリードのあたるところが真っ赤に充血していて、 痛くてリードをくわえられない。

 20日。今日は、朝から子供のスプリングコンサートのゲネ、午後は本番であった。
 ミニ・オペレッタ「走れメロス」のメロス(その1)で、合唱での掛け合いのソロ。 できとしては40点くらいだったが、ま、彼女のレベルそのものが高いので、 違和感なく終わった。
 次女は、セリヌンティウス役で、見事にソロをこなして、ヤッタ!であった。 合奏では、2ndの末席から、1stの末席の右側に大出世しで、頑張って演奏した。
 唇の赤くなったところは、黒く硬くなった。

 21日。今日は、午前中バテバテでオーボエ練習できず。 午後は合唱の練習。夜はバテバテで練習できず。
 明日からは、出張である。5日間、練習できないことになる。
 唇は、柔らかくなってきた。ホットである。

 24日。久しぶりのオーボエである。 こういうときは、いつものパターンで、ロングトーンで唇をならす。
 練習は、大学祝祭序曲と、テレマンの2楽章の譜読みをする。
 やはり、唇や息の感触に違和感がある。

 25日。今日は、昨日よりは、だいぶマシで、ほぼ復活かと(^^;  ロングトーンで、メトロノームにある音を出す機能を使って調の基音を出して、 長調の音階練習をすると、先生のところでやった、ハモリのある音階の練習と同じような感じなのを発見した。 これは、楽器が鳴っているのが分かって、楽しい。いや、しかし、オーボエどうしでなくても、 こんな単純な機械でこの練習が出来るのはうれしい。
 練習は、大学祝典序曲とテレマンの2楽章の譜読みをする。 大学祝典序曲もメトロノームで基音を鳴らしてやると、音程が取りやすい。 テレマンの2楽章は……指の動かないところがたくさんある。 こつこつ練習しなければである。

 26日。午前中、アングレのリードを削った。あっという間に、何となく使えそうなリードになる。 少し、D、Eの鳴りが悪いが……今日は、このへんにしておく。
 午後、昨日と同じメニューで練習する。

 27日。オケの練習である。大学祝典序曲は、あわてると指がまわらないが、 だんだんなれてきた。いや、しかし、まだまだだ。
 午後、オーボエのリードを仕上げた。少し重いかもしれないが、そこそこいい感じになってきた。 昨日のアングレのリードを吹いて見ると、悪くなかったので、手をつけなかった。 明日から、アングレの練習もするので、その時に微調整をする。

 28日。昨日のオーボエ・リードで練習をはじめるが……ロングトーンだと平気なのだが、 楽曲を吹くと、ものすごく扱いにくい(^^; まだ、リードのバランスが悪いようだ。
 アングレのリードは、軽すぎて(涙)、ま、先端を切って、ブレンドの怪しいところを削ると、 そこそこになった。こっちは、様子見であるが、まあ、使える。
 練習は、フレミング、テレマンの2楽章、モーツアルト、イタリア奇想曲をやる。

 29日。リードを削りながらオーボエの練習をする。 どうも、均質になってくれないので、どんどん薄くすると、音色が明るく鳴りすぎてきた。
 ま、先端を切ったらいいのだが、重くなるし、たぶん、バランスが狂ってくる。
 練習は、フレミングとテレマンの2楽章をやって……中断が入って、モーツアルトを少々やって時間切れである。
 アングレのリードは、少し重いが、ま、使える。

 30日。リードを少しずつ軽くしながら、 フレミング、テレマン、モーツアルト、イタリア奇想曲をやった。

 31日。昨日と同じメニューである。 オーボエのリードは、上のCのコントロールしにくいので、先端を切った。 少し重いが、音色も音程もそこそこ(^^;になった。
アングレのリードは、いい感じである。
 練習は、基音を鳴らしながらの音階練習と、曲は、指・タンギングに注意してやった。

 4月1日。花粉症がつらく……春眠暁を覚えず……状態である。
 が、とにかく、フレミング、テレマン2楽章、モーツアルト、イタリア奇想曲をやる。

 2日。昼間、子供を遊園地に連れて行って、夜は合唱の練習で、練習は休みである。

 3日。昼間に、リードを削ろうと思ったが……バテバテで寝てばかりである。
 夜は、いつものメニューで練習した。
 指をコツコツやるが、なかなか動いてくれない。

 4日。いつものメニューの練習をした。
 オーボエリードが、少し重いので、全体に薄くした。


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