パパのオーボエ日記

「オーボエ吹きになれるかなぁ!」

備忘録 2003年 第4部




【10月13日】
 今日は、久々の昼間のレッスンである。ゆっくり寝て体調を整えてレッスンに向かう。 ロレーでの初レッスンである。
 しかし、どうも息がうまく流れなくて、音がうまくでない。
 ロングトーンをやるが、ピッチが安定しない。
 ロングトーンの練習をやるときは、続けてやらずに、一音いちおんブレスして、 息と唇とを整えてからやったほうがいいとのことである。
 フレミングは、あんなにやったのに、息が流れないし、リズムがくちゃくちゃである。 やはり、もっとゆっくりと情感いっぱいに練習せねばならないようだ。 指定のテンポで、とにかくまとめようとしたのが間違いのようだ。 5番は、なんとか、むりやり通してもらったが、自分自身すっきりしない。
 サンマルティーニの3楽章は、苦手なスローテンポで、息を入れているうちに、リズムを見失ってしまう。 ま、もともと、リズム感は弱いのだが……。
 アドリブは、いくら何でも遅かったようだ。明け方のイメージは駄目なようだ。 それと、あのあたりのブレスの位置を楽譜と変更されたので要注意だ。
 リズム感で、音の長さもだいじだが、拍の頭の感じ、裏の感じをしっかり持つことも重要だ。 これがないから、リズムが流れるのである。
 それと、フレーズにたくみにクレセント、ディミネントをいれて表現し、リットして収める。 ま、いつも自己流に考えて失敗するのだが……。
 おまけに、加えて、付点のリズムが甘くなっているので要注意である。

 各曲の前に、その曲のスケールを必ずやるようにとのことであった。
 それと、下のGの音は開き気味の音になるので、ちゃんとコントロールするようにとのことである。

 楽器を見て頂いたが、バランス調整が何ヶ所か狂っていた。 先生が修正されて、楽器が鳴るようになったとのことで、いつも感謝である。 ただ、自分自分には、吹きやすくなった以外、あまり分からなかった。
 思うに、音程を基準でのバランス調整よりも、楽器がちゃんと鳴るように均質に調整してもらったほうがいいようだ。
 それと、Dのダブルリングの上の動きが悪いことが分かった。この機構は、C#の音階で、 C#,(左Es)D#、(左Es押したままフォークF)E#,(左Es押したままF#)F#の音階で、 F#の音程を補正するものだそうだ。

 今日は、以前からインターネットでお世話になっている、もう一人の先生のお弟子さんにお会いできた。
 素晴らしい音色で吹かれて感激した。昔から使っておられるいい楽器と、 新しく手に入れられたいい楽器を持ってこられて見せて頂いた。
 どちらも、素晴らしい音であるが……なんというか、音の違いは感じられても響きの違いが分からない。 これだけ、なにも聞きわけられないと、自分がどんな音を出したらいいのか分からないのは当然である。
 いったい、どうして、勉強したらいいのだろう。実際、もっと先生のところに通うのがいいのだろうか、 そうもいかない。独学では、全く意味がないであろうし、この点は行詰りを感じる。
 先生が昔買われた、AKのベルなるものを出してこられて、皆さんのロレーに付けられたら、 一瞬にして音がダークになった。いやぁ、驚きである。CYもちゃんとダークに吹ける(爆)  結局、自分に分かるのは、この程度のことだ。
 いろいろな話を聞けて、感動というか感激の一日であった。

 帰宅後、ダブルリングのあたりに油を差したら動きが良く鳴った。
 一度、分解して、古い油を拭いて、トーンホールを掃除して、銀磨きをしたくなった。
 せっかくのサト・テクノの調整ではあるが、分解掃除をお願いしたらものすごいお金がかかるので、 いちかばちか、自分でやってみようか……と思ってしまった。


【10月14日】
 14日。合唱団の演奏会前1ヶ月で週2回の練習になるので、1時間程歌ってきた。 今日は、トレーナーの先生が来ておられて、曲の中でのフレーズの取り方、拍の盗み方などをやった。 合唱では歌詞の発音のアクセント、リズムと意味があるので解釈がしやすい。 また、テンポの流そのものは変化されているのだが、そのテンポの中で拍を盗むのでわかりやすい。 オーボエの場合は、どうも、あふれてやることがゆるされるようで、そのへんが難しい。
 帰宅して、30分程練習可能時間があったのでCYを出して吹いてみた。
 リードは、昨日、先生にちょっと修正していただいた99番を使う。ちょっと削られただけで、 一瞬にして先生の滑らかなリードに変身で、いやはや、すごいものである。
 時間がないので、曲は練習しないで、唇と息とちょうせいしつつ、響きを聞くことにした。
 鏡を見ながら、唇と調整する。 口笛の口のイメージ……これを唇を巻き込んでどのようにするかである。 口笛を吹くときに使う筋肉を使うようにするのであろうか。 とにかく、できるだけ多くの唇を中央によせなければならないのだ。
 息は、合唱をした後なのか、比較的コントロールできている。 昨日のレッスンでできていなかったが、歯の裏にビー玉のような空気だまりを作るのは、 圧力を上げやすくて楽に吹ける。これが、いいのかどうか(^^;
 リードは、昨日、先生修正していただいたので、ちゃんと調整されているという前提で、 自分的にはいい感じで吹けてくるとバランス調整が気になりだした。
 昨日、先生に直していただいたCのキーの浮がまだ気になるので、そのあたりを中心に微調整した。 本当は、しないほうがいいのだろうが、 マリゴの時もアトリエ・アルファーさんのなめらかな調整が数ヶ月して狂った後にやったのだが、 自分なりに響きがけっこう均質になる。 結局のところ、自分の知っている運指だけが良くなるように調整しているので、 知らない運指で不具合がでるかもしれない。 ま、しかし、だいぶ吹きやすくなった。
 B♭の時に、ちょっと曇りがでるが、コクがあって、この楽器の特徴のように思う。
 実は、昨日、ちょっとマリゴを先生に吹いていただいて状態を見ていただいたとき、 悪くおっしゃらなかったので、自分の調整でも悪い影響が出ていないようだと、 ちょっと気が楽になったのである。
 さて、明日はどうなっているやら。

 15日。あまり練習メニューをする気がしない(^^;
 ロングトーンをしようとCYを吹いていたら……ネジを回している(^^;
 色々やってみて、鳴るようになったら、なんとB♭がメチャクチャ低い。 これを直そうとすると音が曇ってくる。
 なるほど、これがこの楽器の性格なのかと思う。
 購入の時、最初CYを吹いたとき、ものすごくいい音がするような気がした。 で、ちょっと突っかかる感じを直してもらうと、だんだん普通になってきた。 色々直して頂いた後は、スチューデントモデルとそれほど違うようには思えないようになっていた。
 家に持ち帰って吹いていると、ダークだが鳴っていない感じであった。
 それから磨いたのがいけなかったのか、あまり鳴らなくなってきた。
 先生のレッスンでちょっとバランスを直して頂いて、ちょっといい感じになった。
 その後、調子にのって、自分で色々ネジを回した。
 ま、そこそこだと思うところで、今日のところはやめた。良く鳴っていると思うがB♭は低めである。
 Dダブルリングの動きが悪いので、F#からDのシャフトを抜いて、コンパウンドで磨いて、 古い油を落として組み立てた。鳴りが、ものすごく軽くなったような気がする。 マリゴの時もそうだったが、古い油を拭き取って新しい油を入れると、本当に軽く鳴るようになる。
 結論としては、最初にお店で見せて頂いた状態で持って帰るのが正解だったのだろうか???
 なんだか、前の持ち主の方に悪いような気がするが……さて、この楽器のメンテナンスをどのようにすればいいか(^^;
 練習は……フレミングの5番をやるが……いったい何を先生に叱られたのかよく思い出せない。 確かリズムがむちゃくちゃだったようなような気がする。無造作に吹いていると同じことをしている。 いちど、すべて忘れて、取り組み直さなければならないようだ。

 16日。CYちゃんを出して練習開始。
 99番でロングトーンを始めるが、時々、音が出なくなったりなる(^^;  97番はちょっとましである。
 フレミングの5番をやるが、これも、だんだん音が出なくなってくる。そして、突然鳴り出したりする。
 この楽器をどこに、どのようにリペアに出すかを考えたりしながら、無為な時間が過ぎていった。
 娘の雑用で練習を中断する。用が済んだら、もう、ほとんど練習終了の時間だった。
 最後にと気楽な気分でスケールをすると、バンバン楽器が鳴る???  ちょっとだが、フレミングもなった感じで吹ける(^^;
 いったい何なんだろう。マリゴで考えていた息の入れ方も唇もすべて、CYちゃんには合わないようだ。
 ……………とにかく、音が普通になるようにせねば(^^; 一からやり直しだ。
 練習を終わって別の用を済ませてから、動きの悪かったオクターブキーを分解して古い油を拭き取って、 コンパウンドでシャフトを掃除して、ちょっと銀磨きをして、水滴防止オイルを塗って組み立てた。
 CYのオクターブホールには、マリゴ用に買ったホールリーマーは使えないようだ。

 17日。そう言えば、以前、こういう状態になったときは、タンポが外れていて回っていた。 いや、しかし、これは吹き方のように思うのだが……それにしても、ひどすぎる(^^;
 今日、マリゴを委託販売してもらうために楽器店に送った。綺麗に修理してもらって嫁ぎ先を見つけてもらうのである。 お別れである。2年間、ありがとう。
…………
 ジャジャーン!!
 △ペーパーでテストしながら、上管の小さいキーを、B♭のときと、何も押さないとき、 F#キーを押してGキーを押したときでのバランスを調整したら、バンバン鳴るようになった。 Gキーの調整がものすごく微妙なようだ。
 実直にバランス調整をしたので、神の手による音程調整は消えてしまったが(^^;   バンバン楽器が鳴るのは、本当に気持ちいいw(゜o゜)w。 ちゃんとした調整を、銀磨きをして狂わせたのだろう(^^;   音程は、B♭が低く、G,Fisが高く、F,Eが低い。フォークFとノーマルのFとの音程差は、フォークFの方が高いと逆転している。
 呼吸法であるが、マリゴでは、下腹とろっ骨より下の背筋で締めるのがいいと思ったのだが……CYちゃんでは、 背中全体というか、けっこう肩に近い背筋と下腹で息を搾った方がいいようだ!  この方が、無駄な力が入らない。もちろん、胸は開いておいた方がいい!!。
 そして、唇。口笛の口で吹くといわれ続けたのだが、どの様にして前に突きだした唇を巻くのかと思っていた…… が、ではなくてオーボエを唇の延長として口笛を吹くようなイメージがいいのでなはないだろうか。 唇の形を口笛の時のようにするのではなく、オーボエで口笛を吹くのだ。
 これは、練習の終りがけに感じたことなので、明日、又、試してみねばである。
 今日は、ちょっと幸せである。

 18日。今日もCYちゃんは気持ちよく鳴ってくれる。
 スケールの音程は、難しい。けっこう、一音いちおん取っていかなければならずしんどい。
 ところが、フレミングを始めると、マリゴよりずっと音程が取りやすい。 どの音も、均質に息を入れるスケールと違って、音量や音色を変化さす曲では、 結局、一音いちおん音程を取っているからであろう。 いやしかし、音量の変化のコントロールがものすごくしやすく、練習はマリゴより夢のように楽である。 やはり、さすが、アメリカンに合っている楽器である。
 リードは、99番を使った。先生の修正して下さったGMLaである。 CYちゃんとの相性は抜群で、ものすごういい音がする。ただ、くわえる位置によっては、ちょっとピッチが高いような気がする。
 実は、リードをくわえる深さをどのへんにしたものかとの迷いがある。 先日、先輩はものすごく深くくわえておられた。先輩のリードを使った先生もものすごく深くくわえておられた。
 練習は、フレミングの5番と6番の譜読み。サンマルティーニの3楽章をやった。 久しぶりに、練習らしい練習をした。
 CYちゃんに、ちゃんとしたバランス調整をしてもらいたいのだが、さて、どうしたものか(^^;  でも、CYちゃんは、いい音だ! こんな楽器が欲しかったって感じなのだが、 鳴る状態で音程の調整ができるのだろうか。
 昨日送ったマリゴだが、たぶん昼ぐらいにしか着かないはずなのだが、 1時には、もうHPで売り出していてビックリである。いい嫁ぎ先が見つかればいいが。

 19日。午前中、CYちゃんの下管の分解掃除をした。  シャフトの締め具合で、響きがものすごく変わる。 が、F#〜Dのシャフトの一番D側のポストにガタがあるので、 ここのネジを緩くしすぎると、C〜E♭キーが不安定になる。ここはちゃんと締めないと駄目だ。
 午後、練習は99番でした。CYになって、先生のリードの完成度が10倍分かるようになった。 この良さが自分で感じられるので、これからリード作りがもう少し上達できるような気がする。希望だが(^^;
 練習は、昨日と同じメニューで一通りやった。
 くわえ方と息の入れ方で音程が少し安定するので、この辺を頑張ろう。
 唇は……よく分からない(^^;
 夜、上官のメインのシャフトを分解したが……バネがだいぶひ弱になっていて組み上げるのに苦労した。 CYちゃんは、一連の作業が終わったら、当分、分解掃除はしないことにしようと思う。 マリゴのように合理的に、機能的に、メンテナンスしやすいように出来ていない。

 20日。今日は、練習時間が余りなかった。 やはり、スケールが難しくてうまくできない。しかも、ロングトーンでである(^^;
CYの個性をカバーする、音程の取りやすいリードがあるような気がする。 今日は短めの101番を久々に出して吹いてみたが、けっこう楽だ。 しかし、69になるとチューブを46にしたほうがいいかもしれない気がする。
 CYは、上管のバランス調整がシビアに反応する。管事態の伸縮も関係しそうだ。
 それでも、最近は毎日気持ちよく鳴ってくれる。 プロのするバランス調整とは別世界だろうが、ま、一応使える。
 上管掃除も今日で完了である。あとは、あまりいじらないようにしなければ(^^;

 21日。録音可能なMDを購入! 録音しながら練習した。
 いやぁ、赤面もので、悪いところがよく分かる。 会議記録用のカセットと違った、ただただ悪く聞こえるのでなく、いいところも悪いところも分かる。 吹いていて少しおかしいかな、失敗した方と思うところは、超おかしく超失敗である。
 50分ほどしか時間がなかったので、リードは99番で、フレミングの5番のみした。この状態では、あれこれやっても無駄だ。
 CYちゃんは、今日は、ちょっと鳴りが悪い感じだが、いい感じだと思う。 長いシャフトのネジの締め具合や、Dキーの開きの調整で、響きと音色が変わる。 どの辺がいいのやら、自分の感性で決めるしかない。
 ああ、九段下に持って行ったら、叱られるだろうなぁ(^^;

 22日。久々にリードを削るが先を欠かしてしまった。 力の入れすぎもあるが、昨夜ナイフを研いだのだが、余り切れていないのも原因だ。 しばらくやっていないと、すぐに忘れてしまう(^^;
 楽器はいい調子で、F#キーからの上巻と下巻のジョイントの調整ネジで、 B♭、Cの開きが変えられるようなので調整し、Dの開きを調整し、 くわえ方と息の入れかたで、音程がだいぶ楽になるのに気がついた。
 音程は、リードのかみかたで調整するのでなく、息の入れ方で調整するようにした方が楽だ。 それも、一番低い状態をノーマルにして、高い方に調整するようにする。 息で低い方に調整しようとすると失速してしまう。
 CYは、ダークにいい響きでなってくれるので、古いリードを出してきて吹いてみたが、いい感じだ。
 多少明るめのリードでもダークな音で鳴ってくれる。リードは94番を使うことにする。
 練習は、ゆっくりとした音階練習をしてから、フレミングの5番を、これもゆっくりする。
 とにかく、雑な練習をしても無駄だ。 吹いていてちょっとおかしいと思うところは、聞くと超おかしい=下手で聞いてられないのであるから、 ちゃんとコントロールできるようにならなければである。録音MDを奮発して買ってよかった。
 ……と、調子よく?やっていると、フォークFでEのキーが上がらなくなった(^^;
 はやりFレゾナンスの横のポストのバネが1本ちゃんと働いていないのが原因だ。 よ〜〜〜ぅく考えて、引っかけていない状態でバネがDキー側に曲がっていなければ行けないのに、 Fレゾナンス側に曲がってしまっているのが原因だと考え、F#〜Dのシャフトを抜いて、バネを折らないように注意しながら整形した。 そして、丁寧に組み直した。Cキーからの連結している部分の根本にそのバネを引っかけると、見事フォークFでEキーが戻るようになったw(゜o゜)w  これで、CYで構造的に分からないところが無くなった。
 さて、CYは……音が軽い感じで鳴りが悪い。ああ、また、バランス調整のやり直しである。
 ネジ、シャフトの締め具合で、音色、響きが大きく変わる。また、偶然にいいポイントが見つかるまで試行錯誤だ(^^;
 早くこの楽器になれなくては!!! 苦労するが、そのかいのある楽器のように思う。

 23日。20分ほどかけて下管のバランス調整をしたらいい調子で鳴り出した。
 スケールをやってロングトーンをやってモグモグをやってヴィブラートの練習をした。
 それからフレミングの5番をやった。一音いちおん丁寧に練習した。
 リードは、92番である。軽いリードを鳴らす方が音程がいい。
 きっと前のマリゴの方が楽器としての音程はいいのだろうが、CYの方が音程が取りやすい。
 軽いリードでもあまりペーペーにならずに楽器がちゃんと鳴ってくれる。 なんというかマリゴでやっていたときは2000ccの高回転型エンジンでロールスロイスを動かしていたような気がする。 CYは、さしずめBMW3シリーズというところか。ライトなボディーが軽いエンジンで小気味よく動く。
 苦労は多いけれど、報われそうな気がする。CYがうちに来て良かったと思う。 これからは、いろいろなことを試しながら地道に練習していけそうだ。

 24日。いい感じで楽器が鳴っている。92番でふわーっと鳴ってくれる。
 ロングトーンをやって、フレミングをやるが、音程がとれない。
 C、E、F、E、Cをクレッセントしようと思うのだが、帰りのEがおどうしても高くなる。
 こればかり30分もやっただろうか。ふとEが低く調整できることを思い出した。 ネジをどんどん締めていると、だんだん音程コントロールできるようになってきた…… が……どんどん響かなくなる。 で、92番の軽いリードでは、マリゴの時のように楽器が空回りしてペーペーになった。
 リードを99番にかえるといい感じになるが重いしふわーっとした感じがなくなる。
 ふむ。これが正しい道なのだろうか(^^;
 というとで、今日も、たいして練習できなかった。でも、この辺をほおっておいたら一生上達できない。 解決方法が、どういう方向であっても、なんとかしなければならない。

 25日。朝に練習した。
 今日は、いい感じで楽器がなってくれて、音程が取りやすい。
 フレミングの5番をさっとやって、6番を練習した。
 何をするにもやることがいっぱいあって、しかも、やってもやっても上手にならない。
 しかし、録音して聞くまでは、なにをやっていいか思いつかなかったのに比べれば、天国である。
 所用をすませて、ペーパーテストでほんのちょっといじって吹くと、全然ならない感じでがっかりであった。
 朝の練習と別の部屋だったのだが……楽器のせいかリードのせいか吹き方か部屋のせいか、耳のせいか…… あまり、ふりまわされないようにしなければ。 結局、吹くのは技術だ。

 26日。今日は練習できなかった。
 …………。
 実は、朝、Fオケの見学に行った。 練習は、楽しそうであった。 ベートーヴェンの5番の1楽章は、譜面づらは頑張ればついて行けそうな気がした。
 初心者ということで、オーボエパートの方はだいぶ不安がっておられたが(^^;  ……自分自身、でるタイミング、テンポ、音程、響き、音色、なにもかも不安なのだから…… しかし、チャンスは今しかないと思い、とにかく強引にお願いして、OboeIIパートに入れてもらうことになった。
 たぶん、曲によってはついていけないところがあるかもしれないが…… ま、努力次第だ。とにかく迷惑をかけないように頑張ろう。 いや、しかし、練習を聞いていると管の方はだいたい吹けているようであった。 皆さん、すごい。

 27日。パート譜をコピーしてもらって、ポケットスコアを買いに行った。  予想に反して? 日本製のスコアが安いのにおどろいた。 しかし、ベートーヴェンの5番はこだわって、値段は倍以上だったが(^^; パート譜と同じエディションにした。
 夕方、リードを荒削りした。
 夜、軽くロングトーン、モグモグ、ヴィブラートの練習をして、フレミングの5番を練習する。
 CYの音程がものすごく取りやすい。Fは低いがB♭は問題ない。中のEもあまり高すぎない。 鳴りもいいし、ものすごく調子いい。だんだん楽器になれてきたのだろうか。
 フレミングのフレーズを吹いていると、どうも時々息がつっかかるときがある。安定して柔らかい息をながし続けなければならない。 どうもオーボエってのは頑張ってくわえて頑張って息を入れなければならないという思いこみがぬけない。 逆に力が入るとボロボロになるというのを意識に徹底しなければ、である。
 MDに録音して聞いてみると、ま、ひどいが……赤面する程ではなくなってきたのでホットである。 最大の課題は、柔らかい安定した息の流れを作ることだ。 ロングトーンがいいのだろうが、指とか音程のコントロールだとかの、 他の要素があるときにそれが出来るように訓練しなければならないので、 フレーズをロングトーンのつもりで吹くことにする。
 6番も練習した。この曲は、まだ譜読みの段階をおわったところだ。次の練習では録音して確認しなければである。
 ベートーヴェンの5番の2楽章の譜読みをする……が 、譜面づらが簡単すぎて、テンポが分からなければ何をやっているのか分からない。 CDを聞いても、なかなか、自分の吹くタイミングが分からない。スコアとにらめっこである。
 CDと合わすと……音色が全く合わない。重めのリードに変えると違和感が少なくなるのだが…… この方向は、ダークになっているだけで、響きが無くなっている気がする(^^;  CDがCSOなので、これは合うようにしなければ、アメリカンだといういいわけは出来ない(爆)
 CDに合わすために、楽器のCの時のCとB♭のベントキーの開きを調整すると、なぜか?他の音でも変化があるような気がして面白い。
 音程は……聞いて分かって、理屈で分かっても、ちゃんとでているかどうかは、自信がない。 もう少しなれたら、CDを鳴らしながら録音してきてみることにする。 しかし、CDと合わす練習は、時間がかかって効率がものすごく悪い。

 28日。合唱の練習にいってオーボエの時間は30分だ。 いや、しかし、合唱でもリズム感が悪い。どうも、根本的にリズム感が悪いような気がする。
 さて、時間がないのでロングトーンとかモグモグとかをやって、何をしようかと考えて、ベートーベンの2楽章をやった。 いやはや、簡単なのにちゃんと吹くのは難しい。
 中のEのピッチが高くてコントロール不能である。音も悪いので(^^;  とにかく息を入れてツーンとした響きがでるようにすると、何のことはない、Eのピッチが合ってくる。
 息がリードを上滑りしているとピッチが安定しないような気がする。 リードをちゃんと鳴らすと、多くの問題が解決する。 これが、強く吹いたらいいというものではなくて、何かをとらえなければならないのだが…… 今日は、息をリードの上の面に当てるイメージがよかった。 これって、合唱の息を上の歯に当てるイメージと同じだ。柔らかい音を出すときの鼻腔と違って、緊張した音の時に使う位置である。
 でも、しかし、息は柔らかく速くである。

 29日。時間が2時間程使えるので、最初、鏡を見ながら唇を研究した。 そこそこ良さそうのなのは、マリオネットの口なのだが、これを安定さすのには、 上唇のはしより内側に1センチくらいを思いっきり締めなければならない。これは、疲れる。
 リードは、97番が重くなっていたので、バックを削った。すこし高音が下がる感じになったが、ま、開きを確保すれば鳴るようになった。
 ロングトーンをやってモグモグをやって、ワウワウをやった。
 どうも、下の方の音は、モグモグをやってもあまりピッチが変わらない。これでは、コントロールしにくい。
 フレミングの5番を丁寧にやって、6番もそこそこやって、サンマルティーニの3楽章をちょっとやった。
 ここで、唇がバテて、ちょっと休憩
 そして、テンポが分からないのだが、とにかくモルダウの譜読みをする。♭4つ、最初の主題は臨時記号でハ長調に転調?、後半は♯4つ。 1回通しただけだ。G#なのかA♭なのか混乱してしまう。スケールをちゃんとせねば。
 唇バテバテであったが、ベートーヴェンの第2楽章をやった。すこし慣れてきたが 、当然だが(^^;、 まだまだである。 1カ所だけあるセカンドの美味しいところの音色が悪いなぁと思いつつ、唇をいろいろしてみる。 やはり、口笛の口、口笛を吹くように吹く。というのがいいのかなぁと思い出した。
 1人で吹いているコンチェルトと違い、合奏を目的として、というか、他の人と合わそうとすると、 それはそれで、音色に目的がでてきて、工夫のしかたが変わってくる。
 Fオケの主にTを吹いておられる方は、わりとノーマルな音色なのであるが、 もう一方は、甘い音を出しておられる。
 ま、響きさえでていれば、音色の違いは克復できると先生もいってられた。 アメリカンの音色の可能性として、決してマネは出来ないだろけれど、 大先輩の先生の古い弟子の方のような素晴らしい到達点もあるのだ。 音色の方は、こつこつ作っていこう。
 吹けもしないのに音色の話しなのは、いい音が出ると、ちゃんとリードが安定して、 音程などのコントロールがしやすくなるからだ。 ちゃんとリードを鳴らすという意味で、音色と音程は切り離せない要素のように思う。

 30日。夕方、以前、M+でシープしてあったケーンのうちよさそうのを4本糸巻きする、が、1本割ってしまったので3本できた。 どうも、かまぼこからシェープして一気に糸巻きした方が、ケーンに柔軟性があって、割れる確率が低い。
 夜、97番で練習する。このリード裏と表でだいぶ響きが違う。
 口笛式で、唇をくふうするが、どうも安定しない。
 練習メニューは、いつものパターンである。モルダウはする時間がなかった。
 オケの曲は、1年かければ何とかなるような気がするが、次の練習までに格好を付けるのは大変だ。
 ひっしで、ベートーヴェンの2楽章を吹いていて、かすれたしけた落としかでなかった。 時間がきて、もう止めようと楽器をおいて掃除の準備をし、 しまう前にちょっと吹いてみると自然な響きで鳴る。これなら、ぎりぎりだが、使える許容範囲の音だ。 ふむ。どうも、いらぬ力があちこちに入っているようだ。

 31日。今日も97番裏がいい調子で鳴ってくれる。
 今日は、口笛式口で練習することにする。但し、下あごの形はできていない。
 息と唇を調整して、できるだけ自分でいいと思われる響きで練習する。
 練習は、ロングトーン、ワウワウ、ヴィブラートの練習の後、サンマルティーニの3楽章をゆっくり練習する。 やはり、32分音符のリズムの入れ方とか、三連符と16分音符のリズムの入れ方など難しい。
 そして、フレミングの5,6番をやって、ベートーヴェンの2楽章をやって、 モルダウの最初だけやった。

 11月1日。今日も昨日と同じメニューをやった。
 リードは95番裏でやった。
 今日もそこそこ調子が良く、楽しい練習であった。
 マリゴちゃんが売れたと連絡があった。いったい、どんな方に買ってもらったのか…… 3人目のご主人に可愛がってもらえますようにお祈りいたします。
 なお、次の方のためにお願いしていたマリゴの調整費はものすごく安かったです。 つまり、すごくいい状態だったということで、うれしいですw(゜o゜)w

 2日。リードを3本荒削りした。ナイフが切れなくて今一である。さて、どうなるやら。
 練習は通常のメニューをやって、ちょっと休憩して、ベートーヴェンの2楽章とモルダウの譜読みをする。 いやぁ、たいへんだ。
 楽器は、97番裏、95番裏が良く鳴ってくれる。

 3日。午前中に通常の練習をして、午後にM+で4枚シェープして糸巻きした。
 夕方、CDとベートーヴェンをあわすが、出るタイミングが分からないし、合いの手?は、 音程のイメージができない。前途多難のようだ。ま、最初からできればみんな苦労しないかと、 たかをくくって、地道に練習方法を開拓していこう。
 CYの調子は、ものすごくいい。ま、ちゃんと調整すればもっと響くのかもしれないが…… 軽いリードをびんびん鳴らしていれば、音程も取りやすい。
 リードは、開きが狭いほうがいいかもしれないと思い出している。 その方が、Low-B,Hも取りやすい。

 4日。アンサンブルで音程のイメージを作るには、やはりTオーボエとかフルートとかから音を取らなければなるまい。
 合唱の練習から帰って30分だけ音出しした。フレミングとサンマルティーニの3楽章をざっとやる。 サンマルティーニの指の動かないところは、いつまでたっても動かない(^^;


【11月5日】
 CYが来てから2回目のレッスンである。 練習曲は、録音で悪いところがだいぶ分かるようになったので、それなりに努力した(^^;  CYは自分でできるかぎりの調整をして、リードの仕上げ具合も目星がついた。 さて、どうなるやら。
 先生のお宅について、ゆっくり音出しをして、モグモグをしてあったまったところで、先生が来られた。
 スケールでの音程を指摘される。いや、そうとう神経を使わないと音程が合ってこない……が、これだと早いスケールができない。 これは、訓練しかないなぁ。

 フレミングの5番を吹く。ざっと聞かれて、細かいところを直していただいた。
 ∞の入れ方であるが、付点四分の場合は、最初の8分を基本の音にして、 次の8分を32分音符として、最初の音は、前の音とタイで結びターンして、 あとの8分を普通にのばして、次の音にいく。ま、とにかく、あわてずに、確実にである。
 まず、出だしのあたりは、クレッセント、デクレッセントの記号が付いていないが、 フレーズとしてらえるとクレッセント、デクレッセントが自然にはいるし音の流れが自然になる。 フレーズを一つのかたまりとしてとらえて認識して、それを吹ける力を付けなければである。
 2重奏してくださって、音程が全く合わなかった(^^;  で、まず、出だしの下のラと中のミの5度音のハモリの練習をした。 ミはリードが鳴っていないと高くなりがちではあるが、感覚的にミをだしているのだが、どうも上ずる(^^;  なかなか合わなかったが、合うと、あたりが白くなって気持ちいい音になる。
 さて、この状態で2重奏をすると、なんとか、聞ける程度には音程があった。 ま、一音一音取り出してみると、やはり、ハモってはいないのだろうが。

 次に、6番を見てもらう。これも∞がもんだいであった。いやぁ、早くせねばという思いがあったのだが、 ちゃんとした連譜の中に入れていかなければならないのだ。 付点四分は、5番の時と同じ。2分音符は、最初の4分音符を吹いて、 次の4分音符を5連譜にして、最初の音をタイで結んで、ターンして、すぐに次の音にいくとのことである。
 それと、普通のFでいいのに、必要なく左Fを使うことにしていて、大失敗であった(^^;
 音程は、チューナーの真ん中で合わしていては、絶対にハモらないので、駄目だとのこと。 ただ、ロングトーンとかの練習で、音程の変化がないように確認するには、積極的に使うようにとのことであった。
 6番の時に3度のハモリをやったが、3度は、思っているよりそうとう狭い巾でハモるので驚いた。
 今日は、先生のご都合で、始りが遅かったり、中断があったりで、レッスンはここまでであった。

 リードは、95番でやった。途中で、先生が修正されて、さらに軽くなめらかになった。 いや、しかし、音が全然ペーペーというかチーチーになっていない。 修正されたのは、Tipの先の薄いところの左側を45度で両面ともナイフを入れられただけである。
 Tipの先を修正するときは、プラークを入れて見たときに同じ側だけを両面セットにしてナイフを入れると良いそうである。 つまり、吹き口からみれば、上の左と下の右、あるいは、上の右と下の左である。

 帰りがけにスケールを吹いていると、音程が低いとのこと。 響きがダークなのと音程が低いのとは別だから注意するようにとのこと。 これは、自分的には、音色がダークなのと響きが低いのとは別という表現になるようだ。
 で、吹いてみると、自分では、うるさくてチャーチャーなっているような感じ、 以前は、雑な吹き方だと叱られたようなのがいいとのことw(゜o゜)w。
 たぶん、唇のコントロールと息のコントロールが柔らかくなって、 雑な音にはなっていなかったのだろうと思われる。
 で、どうしたかというと、軟口蓋を上げて、息を鼻の後ろにあてる感じで、 早い息を入れたのである。唇は、柔らかくしっかりとである。  頭は、がんがん響くし……すごい状態であった(^^;  それと、何となく「ノドの奥8cm」を思い出してしまった。そうだったのか? かなぁ?
 いやはや、それにしても、ど派手な音だったのだが、ふむ、あれでいいのか(爆)  ……それと、音色作りは、あの状態でしなければ意味がないのだなぁ。

 唇であるが、リードをくわえて口笛を吹くイメージでいいようだ。 ただし、真ん中によせるように注意する!

 CYであるが、手持ちのリードをいろいろ吹いて、軽めのリードを良く鳴らした方が、 音程が取りやすいし扱いやすいとお話ししたら、ロレーはそういう楽器だとのこと。
 重いリードで無理矢理吹いている人がいるが、それは、ちょっと違うのではないかと(^^;
 ま、自分の考えを進めていいようだ。

 最後に、Fオケに入ることにしたとご報告した。 レッスンとは別に、そういう訓練をするのは大切だとのこと。 ただ、4曲もあるので驚いてられた。 自分もどうしたものかと考えているので、はて、どうしたものか……。


【11月6日〜】
 6日。昨日、ちょっと修正していただいた95番は、めちゃくちゃ軽い(^^;)  いや、しかし、音はちゃんとでるので、これが吹けなければ。
 今日は、ざっと基礎練習をして、ベートーヴェンの2楽章をCDに合わせて吹いた。
 いやぁ、それだけだったらできるのに、合わせるとしどろもどろになってしまう。 この練習をして良かった……というか、明日もせねば。

 7日。基礎練習をした後、CD合わせをした。 いや、ほんと、難しい。
 娘が聞いて「パパ、ちょっとずつ低い」とか(^^;  吹く方は、チューナーより高めになるので苦労していたのだが。 響きが低いと、低く聞こえるのだろう。 しかし、以前、基音は低めで、倍音が高めで、ホーミーのようなオーボエを聞いたことがある。 やはり、基音も響きも同じピッチでないと駄目なのだ。
 先生の指摘されていたCYちゃんのキー操作音軽減のため、AキーにかかっているAsからのバーにコルクを貼った。 Aの開きぐあいが変わったので、ネジで修正するが、まだ、開きが少ないかもしれない。
 それと、左Fのレバーとキーの間にある部品に2ヶ所コルクを貼った。 これで、左Fのカチカチ音もなくなった。 あと気になるのは、F#キーを押したときだが、これは、いっぱい連動しているので、しかた無いかもしっれない。
 いずれも、本来あるべきものがすり減って無くなっていたのだ。

 8日。今日も同じように練習した。いや、難しい。

 9日。始めて、合奏の練習に参加した。
 モルダウは、あまり練習できてなかったので、ま、聞いていただけである。
 ベートーヴェンの2楽章は、あれだけ苦労して練習したのに、あっけなかった。
 ただ、音程が、本当に難しい。自分の出している音は、いったい、なんなんだ…… という感じである。
 それと、基音と倍音の音程が同じになるようにしなければな駄目である。
 いやぁ、午前中、オーボエで2時間。午後は、合唱で3時間半。疲れた一日であった。

 10日。この日記も毎日丁寧に書くのが疲れてきたのでHPの直接の入り口を無くした。 ……とかなんとかいっても、習慣というやつで、また書いている(爆)
 明日から1週間、合唱団の練習、出張、オケ合わせ、本番と来週の月曜までオーボエが吹けない(^^;)
 ということで、御法度やぶりだが(^^;) ベートーヴェンの3楽章のCD合わせをした。 最後の方の1小節=1拍で8分音符が6つ入るところが最大の難関だ。 ま、そこの問題をのぞけば、難所は少ないので、あとは音程音色タイミングである。 というか、これからが勝負か(^^;)
 息の入れ方だが、無理に細くて早い息を入れようとしすぎているような気がする。 どうも、基音と倍音のバランスがぎくしゃくしているし、音が硬質だ。 もっと、柔らかい息でいいのかもしれない。

 11日。9日の練習を録音したのを聞いているが、ひどいところがある。 というか、ちゃんとひどいところが分かるので、録音というのは、ほんとに実力アップのもとになると思う。
 ま、ちゃんとしているところもあるので、それをささえに頑張ろう!
 合唱の練習の後、20分ほど時間があったのでオーボエを吹いた。
 今、軽いリードを使っているのだが、考えてみれば、この軽いリードに強い細い息は不要なのだ。  リードがちゃんと鳴るたっぷりした息を入れてやればいいようだ。 先生が吹いてられるときの見て取れる、息を吸いながら吹くようなイメージ、 あれをすれば=あれができればいいのだ。 なんというか、うまくできると、ものすごく簡単にスムーズにリードが鳴りppが簡単に出る。 いつも壺がつかまえられたらいいのだが。

 17日。合唱団の演奏会が無事終わって、久々!ってかんじで、オーボエを吹いた。
 いやぁ、唇がまったるくて、他人の口で吹いている感じだ。 オーボエもなかなか上手く鳴ってくれない。これは、息の問題もあるようだ。
 練習は、フレミングの譜読みをやって、ベートーヴェンの3楽章をやった。
 スラブ行進曲は、手が出ない。これは、コツコツやるしかないようだ。 いや、しかし、これもいい曲だなぁ!
 息を吸いながら吹くようなイメージでリードを鳴らしていくと、 軽くリードが鳴ってくれるし、吸っている?うちにリード&楽器の響くポイントが見えてきて、 そこで吸う(イメージ)をやめると、ちゃんと響いた状態で鳴っている。 このとき、基音と倍音の音程が同じになるように注意する。 こういうアプローチの方法で、音作りをしてみようかと思う。 そして、慣れて、発音の最初からそういう音になるようになればいいのだ。

 18日。夕方、リードを一本仕上げにかかった。 クローもいいし、音もダークだが、まだ、少し重い。 さて、これをどのように最終仕上げしていくかだが……。
 練習は、時間がなかったので、ざっとフレミングをして、ベートーヴェンの3楽章をした。
 そろそろフレミングは、フレーズを一つずつ取り出しての練習をしなければである。
 ベートーヴェンは、譜面づらは簡単だが、 ちゃんと発音していい音で鳴らして音程をちゃんと取るというのが難しい。
 今日は、オーボエがメチャ重い。体調もあるだろうが、石油ファンヒーターを使ったからのように思う。 湿度のせいであろうか、2酸化炭素のせいであろうか、なんであれ、これから寒くなると要注意である。

 19日。昨日から仕上げているリードであるが、ペーペーになってしまった。 しかし、Tipだけがなっている感じなので、明日、ようすを見て先端を切ることにする。
 練習は、ストーブを消して、フレミングをやってベートーヴェンのCD合わせをした。 簡単な曲なのに、CDと合わすとくちゃくちゃになる。これを克復しないと合奏でもどうしようもないだろう。 ソロの曲とはちがった難しさがある。

 20日。昨日から仕上げているリードであるが、ちょっとピッチが低い。 で、根本のあたりを指で押さえてやると合ってくる。 このリードのカマボコは直径を測ってないやつなのではっきり言えないが、 もう少し直径の大きいカマボコがいいのかもしれない。
 練習は、ひととおりやった。

 23日。2回目のFオケの練習である。リードは、先日から仕上げているのを使おうと思ったが、 鳴りが悪いので少し削ったら、中のFがとれなくなったので95番でやった。
 いゃあ、難しい。スラブ行進曲は、主題だけでも吹ければと思ったのだが、とちってばかりである。 だんだん、自分の音が出ているのかどうかも分からなくなった。
 5番の3楽章は、出が分からない。ちゃんと勘定しているつもりなのだが、 出られなかったり、ずれていたり(^^; である。ま、こちらは、楽しくできたが(^^;)
 午後、リードを4本仕上げにかかるが、4本目はナイフが切れなくなっていて先を欠かしてしまった。 でも、3本は使いものになるかもしれない。
 何となく、バックの形を整えて、Tipをなめらかにして、ハートを削っていくと、いい音で鳴りだす。 明るい音が紙一重で、ちょっと(……ほんとにちょっとだが、使える範囲に)コクのある音になって面白い。
 その後、4楽章を譜読みした。

 24日。先日から仕上げていたリードを2番(102)とし、昨日のを3、4、5番とした。 一番重かった5番を修正しながら4楽章の練習をした。とにかく曲になれるのが先決だ。 この曲は、2拍振りと4拍振りのところがありそうで、その区別を覚えなければ。
 その後、フレミングを練習した。
 リードであるが、どうも下のDが低いのが辛い。(B、Hが低いのに目をつぶってもである)
 チューブを46mmにしなければならないのだろうか。

 25日。2番のリードを調整しながら練習した。
 低い方の鳴りが悪いので、スクレープを1mmほど長くしたり、バックを薄くしたりした。 Fの音程がとりにくいので、ハートを薄くした。 これで、ちょっとチーチーっぽいが鳴るようになった。 ……でも、音は、だいぶ明るくなってしまった。 クローがわずかに低いし、チーチーっぽいのがなおっていなければ、 次の練習で先端をわずかに切った方がいいかもしれない。
 練習は、フレミングをざっとやって、5番の3楽章の1ページ目をやった。

 27日。昨日修正した4番であるが、練習の終りころには、開きが無くなって吹きにくい。 特に、下のDより下がものすごく使いにくい。 CYは、本来のピッチは低めなのだろうか? いちど、ラウビンの46mmのチューブを試してみようと思い出した。

 28日。4番のリードは、D以下のコントロールが難しい。

 29日。4番リードの先端を髪の毛ほど少し切った。 これで、だいぶ低い音のコントロールできるようになった。
 久々にサンマルティーニの3楽章をやったら、ボロボロだ。指が難しいところは、やはり難しい。
 BからAに下りるときに音がビビルのでパッドがくるったのかと思ったら、 AキーとCキーのバランスがくるっていた。 CYは、自分でバランス調整……というか修正ができないと駄目なようだ。

 30日。ちょっと疲れ気味だが、フレミングと5番の4楽章の1ページ目をやった。

 12月1日。今日は、2番のリードで練習した。 昨日は練習できなかったので少々不安であったのだが、 いつもと違いものすごく良く響く部屋での練習であったので気持ちよくできた。
 フレミングをやって、サンマルティーニの3楽章をやった。 いつも指の苦手なところが簡単にできたのだが、なにも考えずにできたところの指が回らなかった。
 5番は2ページ目と1ページ目の難しいところをやった。 まだまだCD合わせできる状態ではない。難しい。

 2日。2番と5番のリードを使って練習する。
 フレミング、サンマルティーニの3楽章、5番の4楽章の3ページ目〜1ページ目まで。 それとロザムンデ序曲の譜読みをする。指的にはあまり難しくないが、アンサンブルは大変だ。
 何となく、ほいほい練習が進む。いい加減になっているのかもしれない。 録音チェックをしなければである。
 下のD以下の音程以外は気持ちよく吹けているCYであるが、明日、1泊でサト帰りさす。 さて、どう変わるか。

 2日。九段下に行ってCYをあずけてきた。 疑問に思っていたところは、問題ないとのこと。 バランス調整は、なんと「保証修理」でして下さるとかw(゜o゜)w  ただ、下のDの低いのは、この時代の楽器の特性とか……でも、N,000円で修正可能とか……すごい。
 無理をいって明日までに治して頂けるとかで、お願いした。 このDの高くなってくれると、リードのピッチを今より大きく変えないですむかもしれない。
 実は、昨日、Ann Hodgeに10.5-11のギースを100枚発注した。今朝、すぐに送るとの返事のメールが来ていた。
 今までの10-10.5より太いケーンを使うことで、低い音のピッチを少し上げようとの考えである。 (あってるのかなぁ?)  これで、駄目なら、46mmのチューブを試すことになるのだが…… Dが高くなってくれると、今の47mmのチューブでいける可能性が高くなる。

 3日。CYを引取りに行った。ものすごく軽い状態で吹けるようになっていて、ばっちりである。 なので手持ちのリード3本のうち2本は軽すぎて音がひっかからない。 が、まあ、リードの先端を少し切ると、今度のバランス調整にあうようになるかもしれない。 ……って、うちに帰って石油ファンヒーターの部屋で練習したら、ちょうどかも(^^;
 Dの調整は……リードの鳴っている状態では、ちゃんと低くなくなっている。 ただ、リードが鳴っていないと、やはり低い(^^; ということで、修行あるのみである。
 ちょっと感じたのだが、音程のでこぼこが少なくなっているので、 リード全体のピッチが10セント程低いというのが感じられた。 ウォームアップ不足なのだろうが、もう少しリードのピッチを高くした方がいいようだ。
 吹いていた音が軽かったので、 ボブ・スティーブンスという会社(たぶん、Bob Stevens & Son P.O. Box 97 Healdsburg CA 95448, (707) 433-3465 [tel]) のブラスとシルバーの47mmのチューブをサンプルに1本ずついただいた。 で、1本では分からないので、もう2本ずつ買った。
 サトさんから、主たるキーより従たるキーを弱くするようにとのアドバイスを頂いた。 これって、自分のでっちあげバランス調整がそれほど無茶苦茶ではなく、 緊急時にはやってもいいということであろうかw(゜o゜)w
 時間があったので新宿に行ってラウビンとロレーの46mmと0.6mmのトーンホールリーマーを買った。 さて、全部のチューブを試せるのはいつのことやら。
 帰宅して、かるく吹いてみたが、やはりリードが軽すぎる。 ピッチも低いので先端をもう少し切ることにしよう。
 いや、しかし、全体に音程が取りやすく、ものすごく吹きやすい。 さすがうわさの九段下 という感じである。
 ピッチの調整であるがHのコルクを調整したあとが残っていた。ふむ。
 尚、CキーはAキーより強めに、B♭キーはGキーより軽めに、 EベントキーはE、Dキーより軽めに調整してあった。
 次に東京に行けるのは3月なので、それまでに調整がくるったら自力で頑張らねば……である。

 4日。レッスンの部屋に洗濯物が干してあって、石油ファンヒーターがついていた(^^;
 ということで、湿度じゅうぶんだったようで、リードが重くて鳴らない。 にもかかわらず、音色はブライトである。 CYそのものは、ものすごく軽い感じだし、良く鳴っているのだが……音色が超ブライトだ。 2番のリードを先端を切ってバックを削ってレールを細くしてダーク目めにして、 やっと許容範囲ぎりぎりという感じである。 この調整では、もっとダークなリードを作らないと駄目だし、それを吹きこなさなければならない。 王道であろうが難しい道のりだ。
 練習はじめに、音がちゃんと鳴らなくてパニックになった。Hのバーが動かないのだ。 バネを調べるがどこも異常がない(^^; ……っとHのキーが閉まったまま動かなくなっていたのだ。 手で戻してやると、あとはスムーズに動き出した。いや、しかし、あせった。 LowDの修正でものすごい作業をした跡がHのキーに残っている。 いったい、何をされたのだろう……。
 練習は、あまり時間が無く、フレミング、サンマルティーニの3楽章、5番の4楽章をざっとやっただけだ。 ロザムンデは、難しくないのだが、長いので、楽譜を見失わないようにしなければならない。 こういう難しさは、旋律として暗譜できないので、たいへんである。

 5日。今日もLowHキーが動かない。しかたがないので、少しネジをゆるめてみるが動かないので…… ちょっとシャフトを抜いたら錆びている(^^; いったい、どうなってるんだ。
 シャフトを抜き出してコンパウンドで磨いて、パイプの方は細い綿棒で掃除して、オイルを入れて組みあげた。
 せっかくの九段下の調整が駄目になるかと思ったが、結果、大丈夫なようであった。
 どうも、なんか、九段下とは相性が悪いのだろうか(^^; きっと、他の人ではこんなことは起こってないだろうなぁ。 いや、しかし、楽器は……とくに、下の方は、良く鳴って音程のコントロールもしやすくなっている。
 さて、東京でペーペーだったリードであるが、異常に重い。あの、軽薄な音とえらい違いである。 我家では、石油ファンヒーター……湿度との戦いであろうか。
 2番のリードをなんとか使えるように修正して、練習をする。
 それとボブ・スティーブンスのシルバーに糸巻きしてあったのを外して巻き直して削った。
 一応鳴るようになったが、今一である。舟形がすこし細くシェープされているようで息が入らない。 もう何本か削らなければ。
 練習は、本当に一応一通りやったが、リードがこの状態なので、全く不満足な練習である。

 6日。朝、バブ・スティーブンスのチューブのを荒削りした。
 午後、一通り練習をしたが、ロザムンデはできなかった。

 7日。リードを調整する。ボブスティーブンス/シルバーのチューブを2本含む、2番から9番までを仕上げ&再調整した。
 調整中は重めであるが、ダークで輝いていていい感じであった…… が、練習を始めるとペーペーであった。 なんか、リードの仕上げに自信がなくなってきた。 というか、湿度にほんろうされているのだろうか。
 練習は、時間が無くなってしまって、あまりできなかった(^^;

 8日。5番のリードがいい。4番は悪くない。2番はへたってきたような感じである。 あとは、どうも、よくない。
 音がペーペーであるし、楽器は良く鳴るのだが、リードがうまく鳴ってくれない感じである。 これで、いいのだろうか? ひょっとして、この方が音が飛んでいるのかもしれない。 いや、しかし、ダークな音色にするのには、どう削ればいいのか。
 練習は、ざっと一通りやったが、ロザムンデはできなかった(^^;

 9日。ペーペーのリードがペーペーでなくなるまで先端を切った。次にどこを削るかである。
 3番をTipが小さい状態で軽くした。はて、成功やら失敗やら(^^;
 5番のCD合わせをやったが、指がまわらないところやワケが分からんところが何ヶ所もある。 リズムも追いつけない。先は長そうだ。


【12月10日】
 先生のお宅についてウォーミングアップをしていると、先生が来られて最初のころに吹いていたのがいいとか。
 リードは、一度5番を使ったが、主に3番で息づかいを考えながらアンプシュアーをかえて自分でいいと思う音を出そうとしていたのだが、 まだ鳴っていないと思っていた、最初の方の音がいいとか(^^;
 だいぶいろいろやって、何気ない息で、何気ない唇で、フワーッと出したのがいいとか。 それもAの音がである。よこに広がる柔らかい基音に、まるい芯のような倍音がある感じであった。
 そして、その音色をたもちつつ、Aから下のCに下りる練習をしたのだが、まずGで開いてしまう。 それを優しくコントロールしてOKをもらうと、次のFで音程が低い。むりに音程を上げると開いた音になる。 柔らかく息を増やしてやるとOKをもらった。
 で、次にDからCに下りるときに綺麗なCがなかなか出なかった。 いろいろ見ていただいて、どうも息が悪いようだ。ちゃんと、ダウンになっていない。 低い音でも高い音でも、どこかの筋肉を緊張させてアップorダウンするのではなく、 筋肉を柔らかい状態で腹筋and背筋で全体をしぼる感じがいいようだ。 これで、上の方の音も柔らかくなった。
 それと、下のCが出にくかったのは、指がC-D#トリルキーやFキー、左Asキーにふれたり、 Dがちゃんと閉まっていないというのも原因のようだった。
 最近の楽器は、F#キーに下にヒレのようなものがついていて押しやすくなっているのだが、CYには付いていない。 このために人差し指と中指をむりに開けなければならず、操作が難しいとか。
 先生のラウビンもそうだったので、サトさんになおしてもらったとか。 しばらく使って不自由だったら、ヒレを付けてもらおうと思った。
 それと、サムレストにあてる親指であるが、一番安定する第1関節と爪の根本の間でなはく、 爪の根本がサムレストの中心にくるのが正しいとか。これで、人差し指が左Asキーにふれにくくなる。
 サムレストのコルクの厚みは、運指に影響するので、最適な状態を模索しなければならない。
 最近、いいコルクが無く探しているといったら、ホームセンターでなく楽器店に聞いてみるといいとか(^^;  灯台もと暗しというやつか……。最近のワインのコルクは駄目だといったら、先生のストックのワインのコルクをいただいた。ラッキーである。

 フレミングとサンマルティーニは、音程や、スタッカートの入れ方、ヴィブラートの入れ方、フレーズの取り方などを教わった。
 スタッカートの入れ方は、その場で先生のマネをしてOKをもらったが……はて、できるやら(^^; 応用どころか再現も難しいかも。
 柔らかいヴィブラートであるが、どうもやりすぎてしまう。 オーボエの奏法には、極端な、突然大きく変わるものは悪なのだ。 すべてが、自然に、冷静で、均質で、微妙な表現が音楽的になるのだ。
 フレミングは、先生と2重奏もできて、まあまあ、うまくいったような気がするが…… いちどMDに録音しなければ(^^; やっぱり、走ったりしてるんだろうなぁ。 次は、9、10番である。
 サンマルティーニは、3楽章は一応OKで、4楽章を読んでくることになった。

 唇のかたちを見ていただいた。下あごのかたちが口笛になるように……いろいろやってみたが、うまくいかない。 口笛のかたちで唇を巻くのは、どうしてもうまくいかない。
 先生にどこの筋肉を締めているかと聞いたら、唇の両端から5mmくらいを締めてられるとか。 で、そのようにして、唇を中によせて「梅干し食べてスッパマン」ってかんじでやったら、 それがいいとか。ふむ。

 CYは、いい状態だとか。「ロレーの音がする」「この時代の楽器はいい」というお褒めの言葉をいただいた。
 最近Tipを小さくしているといったら、マリゴーは重いからTipが小さいと重くて鳴らないとか。 ふむ。サトさんの完璧調整のCYに、ちゃんとあったリード作りができるには、まだまだ修行が必要だ。


【12月11日〜】
 11日。昨日、先生に修正していただいた3番は、少し重いが、ものすごく良く響く。すごい。
 今日は、どういうワケか5番が軽く、吹きやすかったので使うことにして、軽く修正したが…… GとかFとかが音が開いてしまう。すこし軽くしすぎたのか……でもfがだいぶ低く、使いにくい。
 練習は、5番の4楽章のCD合わせをするが、どうにも指の追いつかないところが多数ある。 とにかく、ある程度曲の構造を理解して、出だしが分かるようになってから、あとはひたすら指の練習であろう。

 12日。リード5番の先端を切ったら、クローはあまり良くないが、いい感じになった。
 これで、5番の4楽章の後半のCD合わせをしたが……ま、今の実力ではむりだ。

 13日。4番のリードを使う。少し軽い感じだが修正しないことにする。
 ロザムンデ序曲のCD合わせをするが……どうにもならない。

 14日。今日はFオケの練習である。
 できているところと、もっと練習の必要なところがだいたい分かっていたので、それなりに楽しめた。
 インテンポで指が動くように、ひたすら練習あるのみだ。
 リードは、先生に修正して頂いた3番を使った。 やっぱり、先生のリードはいい。もっと、修行せねばである。

 15日。とうとうCYの調整がくるいだした。左Es→C#の連携がくるっている。 これは、いつもなので、いつものところを調整する。 それと、全体に重ったるい感じなのであるが、体調のせいかリードのせいか楽器のせいか不明である。 ただ、C、B♭キーあたりの連携は、あまりよくない。
 次に東京に行く3月までは自分でバランス調整であるが……さて、九段下の状態をどこまで再現できるか。
 練習は5番の1楽章のCD合わせをした。譜面づらが簡単なときは、語感みたいなのが分からないので、 最初からCD合わせをした方がいいというのは、昨日のロザムンデの教訓である。 といっても、1ページするのがやっとであった。続きはまた明日である。
 CD合わせをして、全体像を把握して、指のまわらないところはコツコツ練習しするという方針で行く。
 次回のFオケの練習は、モルダウである。こちらの方は、こんどは、一応ついて行けるようになっていたい。

 16日。今日も5番1楽章のCD合わせをしたが……あまり指がまわらない段階での、 こういう練習は時間がかかってむなしい。 いや、しかし、自分のパートのイメージというのも大事なので、自分には必要なことなのだが(^^;
 あと、モルダウの難しいところの指をさらった。
 どうも、リードがうまくなってくれない。3、4番はペーペーで、5番は重い。昨日から突然、何かへんである。

 17日。サムレストのコルクの試作2号ができた。ちょっと厚みがあるタイプにしたが、いい感じである。
 練習は、フレミングの譜読みをして、5番の1楽章とモルダウの指の難しいところをさらった。
 楽器は、きょうは落ち着いている。 リードの4番の鳴りが悪い。5番はものすごく重くなっている。
 Ann Hodgeに注文していたカマボコが到着した。今回は、税金500円と手数料200円を取られた(^^;
 前回は、無かったように思うのだが???

 18日。今日は、眠くて練習ができなかった。花粉症の最盛期のようだ。 薬もたくさん飲んでいる。

 19日。何となくからだがだるいが、練習をした。
 4番の先端を少し切ったらいい感じになってきた。重くなったので、Tipのサイド側を削った。
 練習は、5番の1楽章とモルダウの指使いの練習をした。
 それと、ロザムンデ序曲の最初のソロを吹いてみた。
 思ったより簡単なのでビックリである。 でも、いい音のポイントを感じながら息や唇を調整して吹くのが難しく面白い。

 20日。昨日の4番がいい感じだ。まだ、少し軽い感じでコントロールが難しいが、 うまく息を入れるといい感じだ。さて、CYに最適なリードはどんなものか。
 フレミングの練習と、5番の1楽章をさたった。だいぶ慣れてきた。

 21日。今日は子供の音楽会で練習できなかった。
 次のFオケの練習までに何回か練習できない日がある。 練習が、間に合うかなぁ(^^;

 22日。5番のリードを軽くした。ちょっと、ペーペーにしすぎた気がする。
 練習は、モルダウのCD合わせをした。けっこう指が動くようになったと思っていたが、 まだまだついて行けない。一瞬迷いがあると、あとが吹けなくなる。

 23日。5番の先端を少し切ったら、ちょっと落ち着いた。
 フレミングの練習をした。
 5番の1楽章をやって、モルダウをやった。モルダウは、昨日より指が動いた。 やはり、こつこつ練習しなければならない証拠だ。
 サムレストコルクの試作3号を付けてみたが5mmくらいで厚すぎるので試作2号に戻した。 ふむ。どうも、親指は管に直角くらいがいいようで、試作2号の2〜3mmくらいがベストの用に思う。

 24日。今日は、5番の1楽章とモルダウの指をさらった。
 サムレストコルクは、試作3号を薄くしようと思って切ったら、 中がスだらけで使い物にならず廃棄した。試作2号で練習する。
 リードであるが、どうもクローが良くない。綺麗にノイズがのってくれない。 開きを指で調整していると、ものすごく綺麗にノイズが出るときがある。 削り方がまずいのだろうが、どこが悪いのか分からない。
 音色であるが、ペーペーだったり詰まっていたり、ちゃんと鳴らなかったりといろいろ出る。 でも、1分程休憩したあとに、突然……同じようにやっているつもりなのであるが…… ベースとなる柔らかい音とに芯になる倍音が出て、先生のところで出したようないい音が出たときがあった。 アンプシュアーが要素の一つのようだが、いろいろ試してもなかなか再現しない。 息も柔らかくしているつもりなのだが、これも不十分なようだ。 何か見えてきているようにも思えるが、そんな気がしているだけのようだ。
 サムレストは、あの厚さでちょうどいい。これも突然、苦手な左E♭やC#が気持ちよくはまって、 軽やかに動くときがある。と思ったら、もたもたして、音がまともにならないときもある。 こちらの方も、いいときの状態の自覚がないので、これを意識してできるようにならなければである。

 25日。今日も、ベートーヴェンの5番の1楽章とモルダウの指をさらった。
 時々であるが、いい音が出た。リードの状態によって出やすさは違うが、 やはり唇と息の連携のような気がする。
 5番のリードの先端を少し切ったら、重くなってしまった。いやはや、難しい。
 指であるが、立て気味にしてキーを指の先で上から押さえるようにイメージしたときの方がいいような気がする。 ピアノの指である。この方が、指の前後へのずれがへって、確実に押すことができる。 ま、イメージの問題で実際にどうなっているかは分からないが。

 28日。2日間忘年会が続いて、練習できなくて、Fオケの練習である。
 30分前に練習場に入ってCYを出すと、ものすごく冷たい。5分ほど暖めて、やっと吹き始める。
 リードは、4番も5番もダークだが、音が通らない。先生に修正していただいた3番を使うと、 最初はあばれる感じであったが、慣れてくるとちゃんとダークで、かつ音が良くとおる。 やはり、リード作りはまだまだだ。
 今日は、二人おられるオーボエの一方がお休みなので、モルダウは2ndが2人。 ベートーヴェンの5番は1st一人と、自分が2ndであった。
 最初は、モルダウ。けっこうしどろもどろであった。特に、♭系から#系の転調で、頭が混乱する。
 5番の1楽章は、うまくできるところは、 全体の音を聞きながら1stの人に音程を合わせてハモらせたりしながら楽しんだ。 ……が、簡単なところができなかったりと???なところもあり、やはり難しかった。
 でも、しかし、今日は疲れるだけでなく楽しいところもあり、よかった。
 サムレストコルクは、試作4号を使った。 少し厚い気がするが、柔らかいコルクで親指がしっとり収まる。 スの多いコルクなので、見た目は悪いが、これでしばらくいこうという気になった。 今は、両面テープでとめているが、ボンドで付けられるように凹にしてあるので、 見た目を気にしなければこれで完成ということもできるのだが。

 29日。今日は年賀状作りで練習が50分しかなかった。
 フレミングをざっとやって、スラブ行進曲の楽譜を眺めて断念。 5番の2楽章をやったら…Aキーが戻らなくなった(^^; いろいろ調べて、 やっとAキーからでている出っ張りが、Asからのびているウデのコルクにひっかかってしまうのを発見。 コルクをヤスリで滑らかにすると、直った……よかった。
 リードは、4,5番を引退させた。7,8番を実戦配備するが……8番は、また(^^; 軽くしすぎたようだ。 7番は、まだ、鳴っていない。


2004年 第1部
に続く。


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