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【10月13日】 今日は、久々の昼間のレッスンである。ゆっくり寝て体調を整えてレッスンに向かう。 ロレーでの初レッスンである。 しかし、どうも息がうまく流れなくて、音がうまくでない。 ロングトーンをやるが、ピッチが安定しない。 ロングトーンの練習をやるときは、続けてやらずに、一音いちおんブレスして、 息と唇とを整えてからやったほうがいいとのことである。 フレミングは、あんなにやったのに、息が流れないし、リズムがくちゃくちゃである。 やはり、もっとゆっくりと情感いっぱいに練習せねばならないようだ。 指定のテンポで、とにかくまとめようとしたのが間違いのようだ。 5番は、なんとか、むりやり通してもらったが、自分自身すっきりしない。 サンマルティーニの3楽章は、苦手なスローテンポで、息を入れているうちに、リズムを見失ってしまう。 ま、もともと、リズム感は弱いのだが……。 アドリブは、いくら何でも遅かったようだ。明け方のイメージは駄目なようだ。 それと、あのあたりのブレスの位置を楽譜と変更されたので要注意だ。 リズム感で、音の長さもだいじだが、拍の頭の感じ、裏の感じをしっかり持つことも重要だ。 これがないから、リズムが流れるのである。 それと、フレーズにたくみにクレセント、ディミネントをいれて表現し、リットして収める。 ま、いつも自己流に考えて失敗するのだが……。 おまけに、加えて、付点のリズムが甘くなっているので要注意である。
各曲の前に、その曲のスケールを必ずやるようにとのことであった。
楽器を見て頂いたが、バランス調整が何ヶ所か狂っていた。
先生が修正されて、楽器が鳴るようになったとのことで、いつも感謝である。
ただ、自分自分には、吹きやすくなった以外、あまり分からなかった。
今日は、以前からインターネットでお世話になっている、もう一人の先生のお弟子さんにお会いできた。
帰宅後、ダブルリングのあたりに油を差したら動きが良く鳴った。
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【10月14日】 14日。合唱団の演奏会前1ヶ月で週2回の練習になるので、1時間程歌ってきた。 今日は、トレーナーの先生が来ておられて、曲の中でのフレーズの取り方、拍の盗み方などをやった。 合唱では歌詞の発音のアクセント、リズムと意味があるので解釈がしやすい。 また、テンポの流そのものは変化されているのだが、そのテンポの中で拍を盗むのでわかりやすい。 オーボエの場合は、どうも、あふれてやることがゆるされるようで、そのへんが難しい。 帰宅して、30分程練習可能時間があったのでCYを出して吹いてみた。 リードは、昨日、先生にちょっと修正していただいた99番を使う。ちょっと削られただけで、 一瞬にして先生の滑らかなリードに変身で、いやはや、すごいものである。 時間がないので、曲は練習しないで、唇と息とちょうせいしつつ、響きを聞くことにした。 鏡を見ながら、唇と調整する。 口笛の口のイメージ……これを唇を巻き込んでどのようにするかである。 口笛を吹くときに使う筋肉を使うようにするのであろうか。 とにかく、できるだけ多くの唇を中央によせなければならないのだ。 息は、合唱をした後なのか、比較的コントロールできている。 昨日のレッスンでできていなかったが、歯の裏にビー玉のような空気だまりを作るのは、 圧力を上げやすくて楽に吹ける。これが、いいのかどうか(^^; リードは、昨日、先生修正していただいたので、ちゃんと調整されているという前提で、 自分的にはいい感じで吹けてくるとバランス調整が気になりだした。 昨日、先生に直していただいたCのキーの浮がまだ気になるので、そのあたりを中心に微調整した。 本当は、しないほうがいいのだろうが、 マリゴの時もアトリエ・アルファーさんのなめらかな調整が数ヶ月して狂った後にやったのだが、 自分なりに響きがけっこう均質になる。 結局のところ、自分の知っている運指だけが良くなるように調整しているので、 知らない運指で不具合がでるかもしれない。 ま、しかし、だいぶ吹きやすくなった。 B♭の時に、ちょっと曇りがでるが、コクがあって、この楽器の特徴のように思う。 実は、昨日、ちょっとマリゴを先生に吹いていただいて状態を見ていただいたとき、 悪くおっしゃらなかったので、自分の調整でも悪い影響が出ていないようだと、 ちょっと気が楽になったのである。 さて、明日はどうなっているやら。
15日。あまり練習メニューをする気がしない(^^;
16日。CYちゃんを出して練習開始。
17日。そう言えば、以前、こういう状態になったときは、タンポが外れていて回っていた。
いや、しかし、これは吹き方のように思うのだが……それにしても、ひどすぎる(^^;
18日。今日もCYちゃんは気持ちよく鳴ってくれる。
19日。午前中、CYちゃんの下管の分解掃除をした。
シャフトの締め具合で、響きがものすごく変わる。
が、F#〜Dのシャフトの一番D側のポストにガタがあるので、
ここのネジを緩くしすぎると、C〜E♭キーが不安定になる。ここはちゃんと締めないと駄目だ。
20日。今日は、練習時間が余りなかった。
やはり、スケールが難しくてうまくできない。しかも、ロングトーンでである(^^;
21日。録音可能なMDを購入! 録音しながら練習した。
22日。久々にリードを削るが先を欠かしてしまった。
力の入れすぎもあるが、昨夜ナイフを研いだのだが、余り切れていないのも原因だ。
しばらくやっていないと、すぐに忘れてしまう(^^;
23日。20分ほどかけて下管のバランス調整をしたらいい調子で鳴り出した。
24日。いい感じで楽器が鳴っている。92番でふわーっと鳴ってくれる。
25日。朝に練習した。
26日。今日は練習できなかった。
27日。パート譜をコピーしてもらって、ポケットスコアを買いに行った。
予想に反して? 日本製のスコアが安いのにおどろいた。
しかし、ベートーヴェンの5番はこだわって、値段は倍以上だったが(^^; パート譜と同じエディションにした。
28日。合唱の練習にいってオーボエの時間は30分だ。
いや、しかし、合唱でもリズム感が悪い。どうも、根本的にリズム感が悪いような気がする。
29日。時間が2時間程使えるので、最初、鏡を見ながら唇を研究した。
そこそこ良さそうのなのは、マリオネットの口なのだが、これを安定さすのには、
上唇のはしより内側に1センチくらいを思いっきり締めなければならない。これは、疲れる。
30日。夕方、以前、M+でシープしてあったケーンのうちよさそうのを4本糸巻きする、が、1本割ってしまったので3本できた。
どうも、かまぼこからシェープして一気に糸巻きした方が、ケーンに柔軟性があって、割れる確率が低い。
31日。今日も97番裏がいい調子で鳴ってくれる。
11月1日。今日も昨日と同じメニューをやった。
2日。リードを3本荒削りした。ナイフが切れなくて今一である。さて、どうなるやら。
3日。午前中に通常の練習をして、午後にM+で4枚シェープして糸巻きした。
4日。アンサンブルで音程のイメージを作るには、やはりTオーボエとかフルートとかから音を取らなければなるまい。
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【11月5日】 CYが来てから2回目のレッスンである。 練習曲は、録音で悪いところがだいぶ分かるようになったので、それなりに努力した(^^; CYは自分でできるかぎりの調整をして、リードの仕上げ具合も目星がついた。 さて、どうなるやら。 先生のお宅について、ゆっくり音出しをして、モグモグをしてあったまったところで、先生が来られた。 スケールでの音程を指摘される。いや、そうとう神経を使わないと音程が合ってこない……が、これだと早いスケールができない。 これは、訓練しかないなぁ。
フレミングの5番を吹く。ざっと聞かれて、細かいところを直していただいた。
次に、6番を見てもらう。これも∞がもんだいであった。いやぁ、早くせねばという思いがあったのだが、
ちゃんとした連譜の中に入れていかなければならないのだ。
付点四分は、5番の時と同じ。2分音符は、最初の4分音符を吹いて、
次の4分音符を5連譜にして、最初の音をタイで結んで、ターンして、すぐに次の音にいくとのことである。
リードは、95番でやった。途中で、先生が修正されて、さらに軽くなめらかになった。
いや、しかし、音が全然ペーペーというかチーチーになっていない。
修正されたのは、Tipの先の薄いところの左側を45度で両面ともナイフを入れられただけである。
帰りがけにスケールを吹いていると、音程が低いとのこと。
響きがダークなのと音程が低いのとは別だから注意するようにとのこと。
これは、自分的には、音色がダークなのと響きが低いのとは別という表現になるようだ。
唇であるが、リードをくわえて口笛を吹くイメージでいいようだ。
ただし、真ん中によせるように注意する!
CYであるが、手持ちのリードをいろいろ吹いて、軽めのリードを良く鳴らした方が、
音程が取りやすいし扱いやすいとお話ししたら、ロレーはそういう楽器だとのこと。
最後に、Fオケに入ることにしたとご報告した。
レッスンとは別に、そういう訓練をするのは大切だとのこと。
ただ、4曲もあるので驚いてられた。
自分もどうしたものかと考えているので、はて、どうしたものか……。
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【11月6日〜】 6日。昨日、ちょっと修正していただいた95番は、めちゃくちゃ軽い(^^;) いや、しかし、音はちゃんとでるので、これが吹けなければ。 今日は、ざっと基礎練習をして、ベートーヴェンの2楽章をCDに合わせて吹いた。 いやぁ、それだけだったらできるのに、合わせるとしどろもどろになってしまう。 この練習をして良かった……というか、明日もせねば。
7日。基礎練習をした後、CD合わせをした。
いや、ほんと、難しい。
8日。今日も同じように練習した。いや、難しい。
9日。始めて、合奏の練習に参加した。
10日。この日記も毎日丁寧に書くのが疲れてきたのでHPの直接の入り口を無くした。
……とかなんとかいっても、習慣というやつで、また書いている(爆)
11日。9日の練習を録音したのを聞いているが、ひどいところがある。
というか、ちゃんとひどいところが分かるので、録音というのは、ほんとに実力アップのもとになると思う。
17日。合唱団の演奏会が無事終わって、久々!ってかんじで、オーボエを吹いた。
18日。夕方、リードを一本仕上げにかかった。
クローもいいし、音もダークだが、まだ、少し重い。
さて、これをどのように最終仕上げしていくかだが……。
19日。昨日から仕上げているリードであるが、ペーペーになってしまった。
しかし、Tipだけがなっている感じなので、明日、ようすを見て先端を切ることにする。
20日。昨日から仕上げているリードであるが、ちょっとピッチが低い。
で、根本のあたりを指で押さえてやると合ってくる。
このリードのカマボコは直径を測ってないやつなのではっきり言えないが、
もう少し直径の大きいカマボコがいいのかもしれない。
23日。2回目のFオケの練習である。リードは、先日から仕上げているのを使おうと思ったが、
鳴りが悪いので少し削ったら、中のFがとれなくなったので95番でやった。
24日。先日から仕上げていたリードを2番(102)とし、昨日のを3、4、5番とした。
一番重かった5番を修正しながら4楽章の練習をした。とにかく曲になれるのが先決だ。
この曲は、2拍振りと4拍振りのところがありそうで、その区別を覚えなければ。
25日。2番のリードを調整しながら練習した。
27日。昨日修正した4番であるが、練習の終りころには、開きが無くなって吹きにくい。
特に、下のDより下がものすごく使いにくい。
CYは、本来のピッチは低めなのだろうか? いちど、ラウビンの46mmのチューブを試してみようと思い出した。
28日。4番のリードは、D以下のコントロールが難しい。
29日。4番リードの先端を髪の毛ほど少し切った。
これで、だいぶ低い音のコントロールできるようになった。
30日。ちょっと疲れ気味だが、フレミングと5番の4楽章の1ページ目をやった。
12月1日。今日は、2番のリードで練習した。
昨日は練習できなかったので少々不安であったのだが、
いつもと違いものすごく良く響く部屋での練習であったので気持ちよくできた。
2日。2番と5番のリードを使って練習する。
2日。九段下に行ってCYをあずけてきた。
疑問に思っていたところは、問題ないとのこと。
バランス調整は、なんと「保証修理」でして下さるとかw(゜o゜)w
ただ、下のDの低いのは、この時代の楽器の特性とか……でも、N,000円で修正可能とか……すごい。
3日。CYを引取りに行った。ものすごく軽い状態で吹けるようになっていて、ばっちりである。
なので手持ちのリード3本のうち2本は軽すぎて音がひっかからない。
が、まあ、リードの先端を少し切ると、今度のバランス調整にあうようになるかもしれない。
……って、うちに帰って石油ファンヒーターの部屋で練習したら、ちょうどかも(^^;
4日。レッスンの部屋に洗濯物が干してあって、石油ファンヒーターがついていた(^^;
5日。今日もLowHキーが動かない。しかたがないので、少しネジをゆるめてみるが動かないので……
ちょっとシャフトを抜いたら錆びている(^^; いったい、どうなってるんだ。
6日。朝、バブ・スティーブンスのチューブのを荒削りした。
7日。リードを調整する。ボブスティーブンス/シルバーのチューブを2本含む、2番から9番までを仕上げ&再調整した。
8日。5番のリードがいい。4番は悪くない。2番はへたってきたような感じである。
あとは、どうも、よくない。
9日。ペーペーのリードがペーペーでなくなるまで先端を切った。次にどこを削るかである。
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【12月10日】 先生のお宅についてウォーミングアップをしていると、先生が来られて最初のころに吹いていたのがいいとか。 リードは、一度5番を使ったが、主に3番で息づかいを考えながらアンプシュアーをかえて自分でいいと思う音を出そうとしていたのだが、 まだ鳴っていないと思っていた、最初の方の音がいいとか(^^; だいぶいろいろやって、何気ない息で、何気ない唇で、フワーッと出したのがいいとか。 それもAの音がである。よこに広がる柔らかい基音に、まるい芯のような倍音がある感じであった。 そして、その音色をたもちつつ、Aから下のCに下りる練習をしたのだが、まずGで開いてしまう。 それを優しくコントロールしてOKをもらうと、次のFで音程が低い。むりに音程を上げると開いた音になる。 柔らかく息を増やしてやるとOKをもらった。 で、次にDからCに下りるときに綺麗なCがなかなか出なかった。 いろいろ見ていただいて、どうも息が悪いようだ。ちゃんと、ダウンになっていない。 低い音でも高い音でも、どこかの筋肉を緊張させてアップorダウンするのではなく、 筋肉を柔らかい状態で腹筋and背筋で全体をしぼる感じがいいようだ。 これで、上の方の音も柔らかくなった。 それと、下のCが出にくかったのは、指がC-D#トリルキーやFキー、左Asキーにふれたり、 Dがちゃんと閉まっていないというのも原因のようだった。 最近の楽器は、F#キーに下にヒレのようなものがついていて押しやすくなっているのだが、CYには付いていない。 このために人差し指と中指をむりに開けなければならず、操作が難しいとか。 先生のラウビンもそうだったので、サトさんになおしてもらったとか。 しばらく使って不自由だったら、ヒレを付けてもらおうと思った。 それと、サムレストにあてる親指であるが、一番安定する第1関節と爪の根本の間でなはく、 爪の根本がサムレストの中心にくるのが正しいとか。これで、人差し指が左Asキーにふれにくくなる。 サムレストのコルクの厚みは、運指に影響するので、最適な状態を模索しなければならない。 最近、いいコルクが無く探しているといったら、ホームセンターでなく楽器店に聞いてみるといいとか(^^; 灯台もと暗しというやつか……。最近のワインのコルクは駄目だといったら、先生のストックのワインのコルクをいただいた。ラッキーである。
フレミングとサンマルティーニは、音程や、スタッカートの入れ方、ヴィブラートの入れ方、フレーズの取り方などを教わった。
唇のかたちを見ていただいた。下あごのかたちが口笛になるように……いろいろやってみたが、うまくいかない。
口笛のかたちで唇を巻くのは、どうしてもうまくいかない。
CYは、いい状態だとか。「ロレーの音がする」「この時代の楽器はいい」というお褒めの言葉をいただいた。
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【12月11日〜】 11日。昨日、先生に修正していただいた3番は、少し重いが、ものすごく良く響く。すごい。 今日は、どういうワケか5番が軽く、吹きやすかったので使うことにして、軽く修正したが…… GとかFとかが音が開いてしまう。すこし軽くしすぎたのか……でもfがだいぶ低く、使いにくい。 練習は、5番の4楽章のCD合わせをするが、どうにも指の追いつかないところが多数ある。 とにかく、ある程度曲の構造を理解して、出だしが分かるようになってから、あとはひたすら指の練習であろう。
12日。リード5番の先端を切ったら、クローはあまり良くないが、いい感じになった。
13日。4番のリードを使う。少し軽い感じだが修正しないことにする。
14日。今日はFオケの練習である。
15日。とうとうCYの調整がくるいだした。左Es→C#の連携がくるっている。
これは、いつもなので、いつものところを調整する。
それと、全体に重ったるい感じなのであるが、体調のせいかリードのせいか楽器のせいか不明である。
ただ、C、B♭キーあたりの連携は、あまりよくない。
16日。今日も5番1楽章のCD合わせをしたが……あまり指がまわらない段階での、
こういう練習は時間がかかってむなしい。
いや、しかし、自分のパートのイメージというのも大事なので、自分には必要なことなのだが(^^;
17日。サムレストのコルクの試作2号ができた。ちょっと厚みがあるタイプにしたが、いい感じである。
18日。今日は、眠くて練習ができなかった。花粉症の最盛期のようだ。
薬もたくさん飲んでいる。
19日。何となくからだがだるいが、練習をした。
20日。昨日の4番がいい感じだ。まだ、少し軽い感じでコントロールが難しいが、
うまく息を入れるといい感じだ。さて、CYに最適なリードはどんなものか。
21日。今日は子供の音楽会で練習できなかった。
22日。5番のリードを軽くした。ちょっと、ペーペーにしすぎた気がする。
23日。5番の先端を少し切ったら、ちょっと落ち着いた。
24日。今日は、5番の1楽章とモルダウの指をさらった。
25日。今日も、ベートーヴェンの5番の1楽章とモルダウの指をさらった。
28日。2日間忘年会が続いて、練習できなくて、Fオケの練習である。
29日。今日は年賀状作りで練習が50分しかなかった。
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2004年 第1部に続く。