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【2月24日〜】 24日。先日買ったベルトロのカマボコをあけて選別した。 0.60mmで買ったのだが、0.60mm以上あるのが60枚くらいであった。 幸いにもその中で使物にならないほどひどいものは5枚くらいだったので、50枚以上はリードにできそうである。 厚みのたりなかった残りは、どうしたものであろう? ショート用には適しているので、オークションででも売り飛ばすか(^^; ただ、今回のは、裏面に必ず小さな凹みがある。どうもガウジングマシンに異常があったようだ。 この品質なら、もうベルトロは買いたくない気分であるが、0.60mmのものが手にはいるやら? ところで、前回のやつは厚みを測らずに使ったのだが、残りを調べてみると0.60mmあるものは1枚しかなかった。 ちょっと、あやしいかんじである。(でも、こっちは、裏面が綺麗だ) 練習は、ちょっと気がゆるんで、練習曲を1回ずつして、ルイエ:オーボエソナタ ハ長調の1番の譜読みをする。 指は簡単なので、早くなれて、音程を覚えなければである。 その後、聖香と一緒に合奏しようと言っていた新しいバイオリン教本3にあるロマンスの練習をする。 上のパートはHi-Dがけっこう難しく、下のパートは運指が結構難しい。 簡単な曲と言っても、簡単に吹けない(^^; もっと、基礎力を付けなければである。
25日。しばらく基礎練習や練習曲を休んでいたら、どうもする気がしなくなっている。
これでは駄目だと思いつつ、曲の練習をしてしまう。
26日。64番の先端を少し切った。そして▲の周りをさらに薄くしてみた。
今日は湿度が高いので何ともいえないのだが、音色のチーチーした感じが減った。
その分少し重くなったのだが、Tipの先の先を薄くしたら、けっこういい感じになった。
27日。64番は、今日はそうとう軽い感じだが、いいような気がする。
1日。糸巻きを6本する。いつもは、カマボコを水につけて30分くらいでシェーピングするのだが、
どうも最初にシェープした何本かの幅が広いきがするので、40分水につけてから徹底的にナイフでこすってシェーピングした。
2日。69番の先端を気って▲の先を1mm位にして、軽く調整したら、なんとか使い物になるようになった。
こないだからやっている、この方法は、音色が丸くなるが、圧力をかけてやらないときれいにならない。
でも、もう、戻れないような気がする。
3日。初めてルイエの1番のピアノあわせをする。いやぁ、音程グチャグチャ。
テンポは走りまくりである。
4日。今日は出張である。ママにたのんでオーボエをアトリエに宅急便で送ってもらう。
9日。マリゴの全体調整が完了し、引き取りにいった。
10日。久々にゆっくりしたテンポで音階練習をする。
11日。ロングトーンや、音階練習を30分やって中断、
子供の塾のお迎えに行って、練習曲とルイエを40分やった。
12日。花粉が猛威をふるっている。新しい薬と、
シジュウム茶で何とかのどが最悪の状態にならないですんでいるが、それでもつらい。
14日。出張帰りで、圧力が上がりそうもないので練習を中止するが……9時半頃に元気がもどってきて、
ちょっとだけ、練習する。
15日。今日は、午前中と午後に時間が空いていることが分かったw(゜o゜)w。
昨日のジャンヌの舟形とロレーのチューブのを仕上げた。(JJLBと呼ぶ)クローのノイズがうまくのるようにできないのだが、
吹いてみると、軽くてものすごく音程のコントロールしやすいリードになった。
ロレーのチューブがラウビンより細いのにくわえて、ジャンヌの舟形がだいぶ細く、
細い速い息を入れてやらなければならないが、軽くはいるので苦痛ではない。70番とする。
16日。ラウビンのチューブに巻いていたベルトロ+ギルバート#1をロレーのチューブにまき直す。
17日。昨日仕上げたリードであるが、やはり重くて使い物にならない。
18日。残業で帰宅が遅かったので練習時間があまりなかったのだが、71番の発音が悪くて練習に使えない。
もう、Tipは薄く削りすぎているのに……バックを削ると鳴りはよくなったが音程が取りにくくなった……しかし、発音がしにくい。
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【3月19日】 久々のレッスンである。最初から、リードについていろいろ教えて頂いた。 ジャンヌの舟形を購入した話しをする。70番のリードを見ていただくが、重くて響きが少したりない。 しかし、音はいいようだし、音程が取りやすい。 71番を見て頂く。音が生っぽい。これをどう修正するかうかがった。 アメリカンのリードは、45-60-45の分厚いカマボコから作るのであるが、 せっかく厚いカマボコを使うのだからその厚みを何処か、例えばハートに残しておかなければいけないと思っていた。 しかし、そのために厚いカマボコを使うのでなく、厚いカマボコの中の皮の下の柔らかいところに、 その材質やチューブ、楽器にあったリードを造形するためだそうである。 薄いカマボコだと、時にはサイドが厚みが不足したり、センターの厚みが不足したりで、修正が効かなくなるためとのことだ。 いやぁ、目から鱗が落ちた! 最近のリードは、サイドとハートの背骨をできるだけ、もとの厚さを残すようにしていたので、 いつまでたっても、生っぽい音が消えなかったのだ。
それと、どうしても、ピッチの低くなるリードを見ていただくが、どうも、オーバーラップが少ないのが原因のようだ。
できてから手で修正される方もおられるようだが、これだと突然戻ってしまうことがあるので、
やはり糸巻きの時点でちゃんとオーバーラップさせておく必要がある。
先生の本番に使われるリードを吹かさせて頂いた。軽い息でリード全体が響き渡る、ものすごく使いやすいリードであった。
マリゴはアメリカンには合わないんじゃないかと聞いたら、マリゴは木が分厚くて、太くて重い音が出るようになっているので、
それに合わせてリードを作ればいいとのこと。アメリカンのリードは、分厚いカマボコから造形していくのだということのようだ。
リードの試し吹きに、あまり気合いを入れないで普通に吹いていると、やはり音色のつながりが悪いようで、
リードのくわえ方を復習した。
そして……練習曲を少しやって、ルイエの1番を見て頂く。
ジャンヌの舟形であるが、先生のもっておられる沢山のシェイパーチップのどれよりも細かった。
先生に差し上げたジーンの舟形を早速糸巻きされた。
最初にTipの原型を作って、バックからハートにかけての荒削りを見せて頂いた。先生は、ナイフを手前から前方の少し外側に向けて斜めにナイフを使われる。
自分は、とうしても、前へ前へと使ってしまうので、この辺を練習せねばならない。
あと、スキーに行かれた話しとかをお聞きして、気がついたら11時前であった。先生のお宅について3時間がたっていた。
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【3月20日】 20日。Midwest Musical Importであるが、送料が25$、visa 証明が50$で66$の商品が141$になるとメールが来た。 こんなバカらしい話しはない。visa証明とはいったいなんぞや! しかし、これでは、買えない。 Charles Double Reed CompanyでOboe cane is approximately .60mm/.45mm from 10.5mm tubesなカマボコが手にはいることがわかった。 しかし、これはカマボコが欲しかったらの話しで、今回のようにいろいろなシェイパーを試してみるという目的では駄目だ(^^; Oboe Cane and Reedsは、材質が指定できないが、いろいろなシェイパーが指定できるようだ。 MMIがうまくいかなかったら、ここに注文してみようと思う。 練習の方は、昨日、先生に修正していただいたリードがもう、重くて使えなくなっていた。 このケーン、めちゃくちゃ強靱な材質で、翌日には厚みが復活してしまうような気がする。 先生に修正していただいた71番のハートやTip、バックを思い切ってさらに薄くすると……鳴り出した! しばらく忘れていた感じである。 練習は、練習曲とルイエの1番をやった。
21日。朝からB1Laなのを1本削った。この材料は、けっこう柔らかいようで、早いうちから良いクローが出る。
22日。B1LBなリードとB1Laなリードをどんどん薄くしたら、どんどん鳴り出した。
しかし、これは、音色と音程を犠牲にしていくことでもあるので、そのへんお調和というか、
犠牲にしないようにバランスをとりながら薄くするのが、技術のように思えてきた。
23日。3連休の最終日。今日は、午前中に練習する予定であったが、時間がとれなかった。
24日。今日は雨なのだがマリゴが軽く響いて、気持ちいい。ひょっとして、軽くなりすぎているのかもしれない。
25日。今日も一日うっとおしい雨である。
26日。一日いい天気であったら、やはりリードに影響が出た。
27日。今日は昼から雨である。最近、こういう日が、いい音でなる(^^;
28日。今日は晴れ!
29日。今日も晴れ!
30日。今日も晴れである。午前中に、リードの仕上げをしたが、どうも軽くならない。
31日。B1LBを仕上げながら練習をしたが……そこそこいい感じなのだが、今一鳴りがたりないので、
削っていると、バックを削りすぎてしまって、駄目にしてしまった。
4月1日。夕方から雨の降りそうな天気である。どういうわけか、こういう日はオーボエがよく鳴る。
2日。今日はピッチが半分戻っていた(^_^;)
3日。71番で練習をはじめるが、どうも調子が悪く途中から72番を使う。
4日。疲れがひどいので練習をやめようかとも思ったのだが……ごそごそマリゴを出して息を入れた。
5日。時間の計算を間違えて、ほとんど練習できなかった(^^;
6日。ひととおりの練習をする。
7日〜9日。雨模様の日々であった。
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【4月10日】 今日はレッスンである。二日ほど、楽器(吹奏感)が重くてあまり練習にならなかったので、練習曲がちょっと不安だ。 先生に、最近吹奏感が重いとお話しをして、72番のリードで音を出したら、いきなり音が悪いとか(^^; 唇でリードを閉めすぎていて、息が流れていないので、吹奏感が重いとのこと。 リードを開きめにして、普通に入れるより早い細い息を入れてやると、見事に楽器が鳴りだした。 そういえば、この感じって、最近ちょっと忘れていた調子のいいときの感じだ! 何度も後戻りしてしまうが、頑張らねば。
練習曲は、スラーの音階練習のやつが、息の流れでデクレッシェンド、クレッシェンドができていないのに気がついていなくて(^^;
なおして頂く。これも、以前からおっしゃっていたことだ。
ルイエは、楽譜に書いてあるアーティキュレーションを正確に再現するように心がける。
リードは生き物だから、うまく鳴らなければ毎回使うときに修正する物だそうだ。
チューブについてであるが、先生は、少し先の細いラウビンを探されていた。今のは、すこし太いようである。
帰りがけ、外に出てから、オケ入りませんかと誘われた\(・o・)/ワァ! が、自宅から2時間くらいかかりそうな所なのでこの話は辞退した。
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【4月11日〜】 11日。74番を修正して練習を始めた。良く鳴るのだが早い息が要る。ピッチはいい感じだ。 練習曲は集中できない。フラット3つのやつは、ボロボロだ。 ルイエは、1,2,3番を一通りやって4番の譜読みをするが、まだ、ぴんと来ない。 練習45分で疲れだして、練習の終り頃は上唇が全くきかなかった(^^;
12日。75番を修正した。先端を切ったときの結果、ハートの再度を削ったときの変化、バックを削ったときの鳴り具合など、
ほんのちょっとだが、分かるようになった気がするが……いや、まだまだ、なりゆき任せというところか(^^;
13日。今日は、時間があったので、休み休みゆっくり練習できた。
14日。ロングトーンをしようとするが集中でいない。というか、安定して音色が出せない。
15日。練習時間が50分ほどしかとれなかった。
16日。1時間半ほど練習できたので、コツコツやる。
17日。今日は唇がすぐに疲れてしまった。
18日。今日は、ゆっくり、おもいっきり練習できた。
19日。B1Luなのを1本削ったが……ピッチが低い! よく見たら、糸巻きが46mmまでしかない。
ピッチを442にあわすには、糸巻きが47mmギリギリ手前が必要だ!。
20日。もう、花粉症に疲れた。体が重く、全く練習する気がわかず、オーボエをさわらなかった。
21日。昨日一日休んだせいか体調はいい。しかし、楽器(=音程、響き)がどうもうまくコントロールできない。
久々にBRLBなリードを吹いたら、息がよくひっかかって響きが良い。
22日。練習時間が40分しかなかったので、いそいで一通りやった。BRLBなリードの調子がいい……のかなぁ?
音色は明るいのだけれども楽器が鳴るかんじ。音色も、ハートのサイドを少し削るとわずかに落ち着いた。
23日。最近、サムレストが動くと思っていたら、練習の途中でペキッと折れてしまった。
24日。朝一番にアトリエアルファーさんに電話を入れた。
25日。MACK+でベルトロをシェイプしてロレーに73.5で3本糸巻きした。タイプはBMLBとする。
26日。朝から雑用が多くて、昼過ぎに昨日のBMLBを仕上げながらオーボエを吹く。
バックとハートの荒削りを少なめにして、最初にTipを仕上げた。この方法は、以前、クローがC#より下がらなくて苦労したやり方である。
これで、一応音が出るようになる。ピッチが今までのように低くない!!! MACK+のおかげだろうか?
27日。昨日のBMLBな78番は少し重くなっていたので、少しずつあちこちバランスをとりながら薄くしていった。
自作のリードの中で機能的には一番いい物になったような気がする。(ちなみに2番は72番であるが、ピッチが少し低い)
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【4月28日】 自信作の78番で音を出したが、暴れる感じで、唇で押さえて鳴らしていたら、またまた、柔軟な息をたくさん入れて吹くようにとのこと。 で、音を出していると、どうもちりめんビブラートがかかる。 最近いつもそうなのだが、どうしてなんでしょうと先生にお伺いしたら、リードのハートを小さくして軽くしてくださったら、 嘘のようにちりめんビブラートが止まった。何というか、息という方向からみると重かったのだろう。 それで、無理に力を込めて息を入れていたのだろう。 けっきょくのところ78番はまだ重かったのか(^^;)。 78番がRDG/Mack M+を買って最初のリードで、ピッチがあっていいという話をした。 でも、最初の1本が偶然いいだけかもしれないと話したら、 先生も最初の2本目はよかったのに、後はだめだったことがあるとか(^^; 幸運を祈るのみだ。
シャープ3つの練習曲は、前回課題だった指を早く動かすのはなんとかOKだったみたいで、
吹き方を注意された。この練習曲はクレッシェンド、デクレッシェンドが書いてあるので、そのように唇でコントロールするのでなく、
もっと息の流れで表現するようにとのこと。いつものことで、頭ではわかっているようで、なかなかできない。
ルイエは、4番からみていただいた。2小節目にあるファンファーレのようなところのトリルの入れ方を教えていただいた。
といっても、いつも教わっていることを確実にできるように訓練していただいたのだ。
次の曲は、何をしようか次に相談するとのことであったが、あすかのテーマとかはどうかといわれた。
シャープ5つの音階練習をするようにとのことであった。
リード作りは、音色より機能優先という話しをしたら、先生がちょっと変な顔をされていたので、
もう音色を重視していかなければならない時期なのかもしれない。
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【4月29日〜】 29日。78番は、少し重い感じになっていた。でも、ちりめんビブラートがかからないことを思うと、 息という観点からはこれでいいのだろう。 リードをいじりながらやっていたら、練習時間が短くなってしまった(^^;)
30日。ベルトロをM+で10枚シェープして、ラウビンに2本にと巻きした。BMLaである。
5月1日。BMLaを荒削りした。今度のケーンは良い質である。ちょっと期待である。
2日。昨日荒削りしたBMLaを仕上げた。少し重いが……良いリードになりそうなので79番とし、今日の練習に使った。
3日。午前、リードを削る。今度のは、質のよいケーンであった。が、Tipを削っているときにナイフが切れないなぁと思いつつ、
▲の外のハネの最後の部分を0.07mmから0.05mmに削っているときに、さけてしまった(涙)
ナイフがなまったという自分の感覚を信じて、中止すればよかった。教訓である。
6日。今日は、曇り→雨という天候である。リードは、(やっぱり?)72番がよかった。
7日。先日シェープした舟形の残り5つを見ていると、裏に黒い筋の入っているのが2枚あった。
あれが、割れにつながるのだろうか? でも考えてみれば、あの黒い割れは、裏表対称でないので、やはり割っているような気もする。
ま、黒い線のない3枚をラウビンに糸巻きした。3時間水につけておいたら、割れもなかった。
8日。昨日の糸巻きをした内の1本は気密が悪くまき直しだ。
いい方の1本を削ったが、先はかけるは、まん中で割れてしまって、リードにならなかった(涙)
どうも、ナイフの研ぎ方が悪いような気がする。一度、研ぎに出してみようか?
9日。BMLaを荒削りし、BMLBを荒削りの途中までし、BMLaを巻き直した。
10日。昨日のBMLaがいい感じに仕上がった。まだまだ重いが80番とする。3本目のMack M+のリードの完成である。
11日。今日は、雨であった。
12日。体調が悪く、練習に集中できない。
13日。BMLaを1本荒削りをしたが、バックがガタガタである。Tipに黒い線もあるし、どうも、いやなかんじである。
14日。風邪をひいたのだろうか、花粉症の薬を飲んでもノドの痛みが消えない(^^;
15日。もう一本荒削りをしていたら……先を割ってしまった。
もう一本取りかかったら、気密が悪くて使い物になりそうもない。糸巻きしたのが無くなってしまった(^^;
16日。あまり体調が悪いので医者に行ったら……アレルギー性の喉頭炎だとか。
たぶんステロイドだろうと思うが……症状の回復する吸引の薬をもらって、激しい咳が少し落ち着いてきた。
17日。今日はマリゴにさわる時間がなかった。
18日。午前と午後、合唱団の合宿で6時間歌った後、さすがに楽譜を見る集中力がなかったので、リードの仕上げをした。
先日からこつこつ作っていたリードであるが、なんとか楽器に付けてよどみなく音階ができるくらいまでに仕上げた。
BMLaなのを81,82,83番。BMLBなのを84番とした。みな、それぞれ、先が欠けてしまっていたり、割れそうな黒い筋が入っていたりと、
少々不安である。この後、練習に使える状態への仕上げがうまく行けばいいのだが。
19日。79番を吹くとペーペーである。で、80番で練習をしようとするが…重い。
20日。Ann Hodgeに注文していたGhys の Gouged Cane が到着した。14日に注文したので6日間で到着である。
まだ、一束をざっと見ただけだが、厚みも62と十分あり、曲りもないようだ。
楽しみである。今回は、1.85$×100+送料20.6$がかかっただけで、関税はかからなかった。
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【5月21日】 練習ができなかったり調子が悪かった日が4日続いた後のレッスンである。 最初に、リードを見ていただいた。83番が悪くはないがちょっとナマっぽいといわれて、 ちょいちょいちょいと修正された。▲サイドを少し削られ、ハートのセンターとサイドが細くなるように全体を削られ、 Tipの先の先をさらに薄くされたら……先生の試奏をきいていたら、驚くような美しい音のリードになった。 先生が吹かれていると、pppからfffまで滑らかに綺麗にいい音でなり、 いろいろな表情の音色が出て、こんな美しい音で鳴る自分のマリゴが誇らしく思え、はじめてその魅力を知った。 自分で吹いてみると、アメリカンビーフのステーキだった自分のリードが、フランス料理のフォアグラに変わったような感じで、ものすごく軽くて滑らかである。 が、しかし、いままで無骨なリードを吹いていたので、先生のように繊細にコントロールできない。 早くこんなリードが作れるようになって、コントロールの術を習得せねばと思った。
どうも、息の流れが安定していないようで、発音のあとピッチが一時下がるという症状が出ていたようだ。
息をアップしてモグモグ(開くからはじめる)、息をダウンしてモグモグ(閉じるからはじめる)。
息をアップしてモグモグ(閉じるからはじめる)、息をダウンしてモグモグ(開くからはじめる)。
の練習をした。
練習曲は、もう長くやっている方の曲が、なぜか指がボロボロであった。それとスラーの後の音の終り方を、スタッカート付きと勘違いして、
舌で止める癖が付いていた。家で出来ていたことまで出来なくなって、悲惨であった。もう一度やり直しである。
ルイエは1番から見ていただいた。
アメリカからアメリカンロングスクレープ用のカマボコを買ったとお見せした。
ちゃんとセンターで60、サイドで45あることを確認された。
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【5月22日〜】 22日。昨日先生に修正していただいた83番は、今日は少し明るめで、少し重い感じがする。 アンブッシュア+息のせいか、部屋のせいか、湿度のせいか、 ケーンがふくらんだせいか、ただの勘違いなのか、実際のところ分からない。 それでも、素晴らしいリードなのは間違いない。 これを参考に80番を修正した。クローは83番より軽いのだが、吹奏感は重めで、 音色は83番よりダークだが、ダークと言うよりは響きがたりないかもしれない。 これはこれで、悪くないので、今日はこれ以上削らないことにする。 修正箇所は、昨日先生がされたことを観察したとおりである。▲のサイドを削るとき、ナイフの角度を浅めにした。(20度くらいか?) この角度は、ものすごく重要な気がする。 練習は、80番でした。あまり時間がなかったので、練習曲を1回ずつさらい(^^; ルイエも1回さらった。 まだ、時間があったのでルイエの指が回らないところを練習したが、もう唇が疲れていて、何をやっているのやら……である。 スラーの後のスタッカートがなかなかできない。もう少しリードが遅い息でも鳴ってくれるといいのだが、これは、ダークな音とのトレードになるのだろうか?
23日。81番を調整しながら練習を始めようとするが、クローが重くピッチも低い。
24日。午前中に先生から頂いたギースを使ったGMLaなのを1本削った。柔らかいというか、程よい堅さの素材である。
昼に、楽器を付けて軽く調整するが、このケーンはあまりTipを薄くしすぎない方がいいのか、チーチー音が治らなかった。
25日。Annのギースを10枚M+でシェーブして、2本を糸巻きした。2本とも全長が74mmになってしまった(^^;
それと先生のギースのが気密が悪かったのでまき直した。
Annのカマボコであるが10枚の内2枚が、どうもカビが中まで入っているような気がする。
ま、削ってみるが……どうなるやら。
26日。今日は雨である。湿度が高い。
27日。Annのギースを1本荒削りした。Tipは0.07mmまで削ってやめた。
まだ、相当重い状態だが、楽器につけたら鳴る。
この素材は、あまり薄くすると駄目だ。というか、素材が柔らかくて密度があるので、分厚い状態で、太く柔らかい音がするのではないだろうか。
勝手な思い込みで、期待である。
28日。いい天気なのだが、蒸し暑い一日である。
29日。一日いい天気である。
30日。午前中はいい天気であったが、日本には台風が近づいている。さて、湿度は??
31日。台風が消えてしまった。蒸し暑い一日である
6月1日。一日霧雨であった。午前中に40分ほど練習時間がとれた。
2日。30日に糸巻きしたやつを調べると、1本がバッチリ、1本がちょっと?、1本が駄目だったので、
駄目なのを巻き直した。何度も失敗して、やっと何とかなった。ちょっと?なのは、たぶん大丈夫だろうと、まき直しはしなかった。
3日。昨日しばった1本を荒削りしたが、最後の一削りで、先を割ってしまった。
70mmにカットして、再生しようと試みたが……あとは、暇なときにする。
4日。おっと、昨日仕上げたリードは86番とする。
5日。今日は85番が一番軽かったので、これで練習を始めるが、どうもチーチーした音が入る。
で、先を髪の毛ほど切ると、良くなった。ま、軽いので明るい音だが、これはしかたない。
6日。今日は87番で練習を始めたが……どうも、気密が悪いようで2オクターブキーの音域で息漏れの音がする。
ちょっと重いのが原因かもしれない。練習の終りの方は85番で練習した。
7日。今日は85番のリードが調子よかった。軽くて明るくて楽器が良くなっている。
倍音が豊かで、サックスっぽいがいい感じだ。
8日。86番のリードで練習を始めるが、今日はひどい音である。
で、いろいろ修正しているうちに、低い方の音は密度がない感じだが、一応練習に使えるようになった。
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【6月9日】 まず、リードを見ていただいた。 最初出した音は、だいぶ明るめである。 先生に使っていただいたギースは、先生には少し柔らかすぎるようで、 ベルトロのつもりで削ると、すぐに軽くなりすぎるとか。 まず、86番を修正していただいた。昨日絶好調だった86番であるが、今日は鳴りが悪くCがものすごく低い。 これは、クローのノイズが低い音で鳴るのを直す必要があるそうだ。 先端を何回かカットされて、バックを少々削られて、▲のあたりを削られると……いやぁ、いつもの先生の滑らかなリードになった。 次に、85番を修正しつつ仕上げの仕方を教わった。 先端の薄い部分が多すぎてチーチーした音が混じるので、それが無くなるまで先端をカットされた。 それとシルエットにしたときの背骨が太すぎるので、細い線になるように削られた。 あと、Tipの先をさらに薄くされて、バックを削ってバランスを取られて、ちょこちょこっとされて完成であった。 そう、何時もの先生の滑らかなリードになっていた。ただ、ちょっと音が軽(明る)かったが、これは、最初から明るめのリードであった。 それと、どれも糸を一巻き余分に巻いているようである。先生の巻いたのを見せていただいたが、すべて46mmくらいで巻いてある。 いつも、閉まる位置でやめるとか(^^; 自分の場合、オーバーラップをさすと、あの位置でないとうまく閉まってくれない。 考えられる対策は、糸巻き長をもう少し短くするか、オーバーラップを少なめにするかである。 先生の糸巻きしたのを見せていただいたが、その時点では余りオーバーラップしていないので、ちょっとやりすぎなのかもしれない。 リードの仕上げの方針として、シルエットで見た状態での背骨を細くする。もっと開きが出るように削る。クローがCになって高い音のノイズが入るようにする。というところを教えていただいた。
リードの調子が良くなったので、85番のリードで、練習を開始した。
練習をはじめたとき、音があまりにも軽いので、86番に買えようかと思いつつ、吹いていた。
練習曲の1曲目は、またアーティキュレーションを間違えていた。スラーの始めにきっちりタンギングでアクセントを入れなければならなかったのだ(^^;
もう、長くやっているので、一応上げてもらった。
ルイエの1番は、トリルの入れ方で、最初の音が長すぎる。
いつも吹いていて迷うのだが、先生に言われて歌ってみると、いいタイミングで歌える。
やはり歌が基本のようだ。ま、とおしたが……ま、それでいい……という感じであった。
どうも、自分でも得心がいかない。
先日使っていただいたAnnのギースであるが、先生に最近の削り方では、すぐ音が軽くなってしまうとか。
そうそう、昨日聞いた呉山さんのこくのある薫り高い柔らかい音はよかった。(何時もは、それ程とは思わないのだが……)
先生にどんなリードがお聞きすると、U字のものすごく薄いリードとかで、先生でも高い音の音程が取りにくいような難しいリードだとか。
黒の楽器だそうで、赤のでなくてもああいうあまい音が出るのだなぁ。
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【6月10日〜13日】 10日。今日は、上管と下管のD〜F#、F、Fレゾナンスのトーンホールの掃除と給油をした。 下管の他の部分とベルは時間が無くてできなかった。 昨日、8時から11時までのレッスンで、帰ったら11時40分でその後のんびりして、 1時過ぎに寝たので今日は睡眠不足で眠い。 梅雨入りのせいか、86番は重く、85番も何とか使える程度であった。 体調のせいか圧力が上がらずしんどいれんしゅで、40分ほどやって、止めてしまった。 先生に指摘されたところを一応チェックしたつもりだが、また、勘違いが多いかもしれない。 明日は、マリゴを宅急便でリペアに出し、土曜日に引取りに行くので、しばらく練習は休みである。 ジャンヌに頼んでいた楽譜が到着した。やはり送料は25$であった。
11日。全体調整のためにマリゴをアトリエアルファに送った。
12日。赤坂のたばこ店にいって、モールクリーナーを買う。先生のほど細くないような気がするが、
一番細いのを買う。これは、使い始めるとちょうどいいくらいになるかもしれない。
13日。渋谷の楽器店に初めていった。店は落ち着いた感じで、なかなかよかった。
でも、しかし、アメリカン・ロングスクレープの当方には、何も買うものがなかった。
ヘルトナーゲルのティップが売っていたが、本体は見られなかった。
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2003年 第3部に続く。