パパのオーボエ日記

「オーボエ吹きになれるかなぁ!」

備忘録 2003年 第2部




【2月24日〜】
 24日。先日買ったベルトロのカマボコをあけて選別した。
 0.60mmで買ったのだが、0.60mm以上あるのが60枚くらいであった。 幸いにもその中で使物にならないほどひどいものは5枚くらいだったので、50枚以上はリードにできそうである。 厚みのたりなかった残りは、どうしたものであろう? ショート用には適しているので、オークションででも売り飛ばすか(^^;
 ただ、今回のは、裏面に必ず小さな凹みがある。どうもガウジングマシンに異常があったようだ。 この品質なら、もうベルトロは買いたくない気分であるが、0.60mmのものが手にはいるやら?
 ところで、前回のやつは厚みを測らずに使ったのだが、残りを調べてみると0.60mmあるものは1枚しかなかった。 ちょっと、あやしいかんじである。(でも、こっちは、裏面が綺麗だ)
 練習は、ちょっと気がゆるんで、練習曲を1回ずつして、ルイエ:オーボエソナタ ハ長調の1番の譜読みをする。 指は簡単なので、早くなれて、音程を覚えなければである。
 その後、聖香と一緒に合奏しようと言っていた新しいバイオリン教本3にあるロマンスの練習をする。 上のパートはHi-Dがけっこう難しく、下のパートは運指が結構難しい。 簡単な曲と言っても、簡単に吹けない(^^; もっと、基礎力を付けなければである。

 25日。しばらく基礎練習や練習曲を休んでいたら、どうもする気がしなくなっている。 これでは駄目だと思いつつ、曲の練習をしてしまう。
 アメリカンなリードの材料は、アメリカから買うのが良さそうに思えてきた。 それっぽいHPをいくつかみつけたので、トライしてみようかと思う。

 26日。64番の先端を少し切った。そして▲の周りをさらに薄くしてみた。 今日は湿度が高いので何ともいえないのだが、音色のチーチーした感じが減った。 その分少し重くなったのだが、Tipの先の先を薄くしたら、けっこういい感じになった。
 天候によってかわるだろうし……よく響くことはよく響くのだが……この響き方でいいのだろうか? ……ちょっと、ボワーっとした感じがあるのだが、これは、楽器の周りでだけなってよくないのだろうか?
 ルイエの1番であるが、簡単な曲である。それでも指使いを間違ったりするのが悔しい。
 それと、この簡単な曲を音楽にするのがさらに難しそうだ。とにかく、いい音程、インテンポで、アーティキュレーションをしっかりである。

 27日。64番は、今日はそうとう軽い感じだが、いいような気がする。
 68番の先端も切ってみた。重いので▲の周りを薄くしていく。まだ、少し重いが、いい音のように思う。 ただ、▲の周りを薄くしすぎたようで、チーチーした音が混ざりだした。紙ヤスリで先端を3回ほど裏表こすると少しましになる。
 ただ、このような状態いは、すこし使い込んでからしかできないのだろうか? 新しいのを同じように削っているつもりだが、重くて練習にも使えない(^^;
 ルイエの1番は、だいぶなれてきた。まだ、指定のテンポでは装飾音がちゃんと入らないが、 そろそろピアノ合わせができそうだ。
 発表会の教訓より、走らない感覚を身につけなければとメトロノームで練習する。

 1日。糸巻きを6本する。いつもは、カマボコを水につけて30分くらいでシェーピングするのだが、 どうも最初にシェープした何本かの幅が広いきがするので、40分水につけてから徹底的にナイフでこすってシェーピングした。
 いつも74mmで巻くのだが、これだと糸が47mmギリギリになるので、今回は73mmにして46.5mmくらいまで糸を巻いた。 さて、どうなるやら楽しみであるが、結果がでるまで何週間もかかりそうだ。
 練習は、相変わらずいい加減で、ちょっとだけ音階練習をして、練習曲を1〜2回やって、 ルイエをやる状態である。
 あんなに軽かった64番がものすごく重い。天候のせいか、ゴミでもたまったのだろうか? 68番はさらに重い。

 2日。69番の先端を気って▲の先を1mm位にして、軽く調整したら、なんとか使い物になるようになった。 こないだからやっている、この方法は、音色が丸くなるが、圧力をかけてやらないときれいにならない。 でも、もう、戻れないような気がする。
 このリードの調整法では、ラウビンのチューブのコクのある音がちょっと邪魔しているような気がしてきた。
 ロレーのブラスをもう少し買ってきて、こちらでも試してみたいきがするが、なかなか時間がとれない。
 今日も64番がものすごく重い。68番も同じである。

 3日。初めてルイエの1番のピアノあわせをする。いやぁ、音程グチャグチャ。 テンポは走りまくりである。
 音程もテンポも注意して練習していたので、呆然としてしまう。 音程は、もっとイメージを持たなければいけないのと、 音程が下がるときの息のDownがしっかりできるようにしなければいけない。
 リズムは、何となくメトロノームに合わせているのでなく、 一音いちおん、きっちり合わせて練習しなければならない。

 4日。今日は出張である。ママにたのんでオーボエをアトリエに宅急便で送ってもらう。
久々の全体調整で、日曜日に引き取りにいく予定なので、しばらくオーボエとお別れである。

 9日。マリゴの全体調整が完了し、引き取りにいった。
 1オクターブキーの板バネの折れ、Fキーのタンポの交換、 多数のタンポの調整で2万数千円とこれまでで最高の修理費となった。
 といっても、東京の店に出すと基本料だけでそれ以上するのでありがたい。
 秋に調整に出そうとして、日程があわず、できなかったのがいけなかったようで、 その頃から強く押さえないときれいに音がでなかったのだが、強く押し続けたせいで、 タンポが痛んだようである。
 今まで、楽器を行き帰り持参していたのだが、 今回は行きは宅急便だったので、楽だし、電車賃よりも安いしで、 1日余分にかかるが、これからはこの方法でいこうと思う。
 さて、練習の方は……軽く押さえるだけできれいに音がでるし、 軽く押さえているので音色も伸びやかできれいでだ。 それと、音程がはまりやすく、ものすごく吹きやすい。
 練習曲をやって、ルイエの1番を練習して、2番の譜読みをした。
 リードであるが、数日前から1日に糸巻きしたやつを1本削っているのであるが…… 先を薄くしすぎて壊してしまった。59mm<バック>62mm<ハート>66mm<Tip>70mmでくんでみたのだが、 なかなか軽くならなかった。
 ただ、このリード、壊してしまう前まで、今までとはちょっと違った音色であった。 いい音だと思うのだが……寸法のせいか、新しいカマボコのせいか?
 今度は、今までの寸法59mm<バック>61mm<ハート>65mm<Tip>70mmで削ってみることにする。

 10日。久々にゆっくりしたテンポで音階練習をする。
 きれいに倍音が響いて楽しい。調整の狂った状態で練習していたときは楽しくなかっのだが、 やはり正直なものだ。いや、しかし、こういう練習をもっとやらなければ駄目だ。
 練習曲もこつこつやるが……この段階で、くちびるが疲れてきた。
 ルイエの1番をインテンポで、楽譜にかかれているアーティキュレーションをまもって、 かつ情感を込めて吹こうとするが、難しい。

 11日。ロングトーンや、音階練習を30分やって中断、 子供の塾のお迎えに行って、練習曲とルイエを40分やった。
 オーボエが、いい音色とは思わないが、甘い音質がして、気持ちいい。
 ルイエは、休符で確実にやすんで、滑らないように要注意である。 とくに、大きなフレーズでの最初の休みが滑りやすいので要注意だ。
 注文していたF. Flemming 60 Ubungsstucke fur OboeがアメリカのJeanneから到着した。 イギリスにたのんでいたのは、バックーオダーでなかなか入荷しないようでキャンセルした。 うまくキャンセルできているといいが。
 Jeanneには、舟形とカマボコをたのんであったので同時に到着した。 まさに、アメリカン用の舟形とカマボコである。早速試したいのだが…… それどころか、リードを削る時間が全くとれない。困った。

 12日。花粉が猛威をふるっている。新しい薬と、 シジュウム茶で何とかのどが最悪の状態にならないですんでいるが、それでもつらい。
 リードが、どうもうまくなってくれないような気がするが、息のせいであろうか?

 14日。出張帰りで、圧力が上がりそうもないので練習を中止するが……9時半頃に元気がもどってきて、 ちょっとだけ、練習する。
 その後、ジャンヌの舟形を三本、(たぶん)指定通り全長71mmでロレーの47Bに糸巻きして、1本を荒削りした。
 ジャンヌは、ものすごく柔らかいケーンのようで、糸巻きも簡単に曲がって締まるし、削るのもあっという間にかたちができあがった。
 柔らかいからといって、キメが粗いわけではないように思える。あまり乾燥させていないものであろうか?

 15日。今日は、午前中と午後に時間が空いていることが分かったw(゜o゜)w。  昨日のジャンヌの舟形とロレーのチューブのを仕上げた。(JJLBと呼ぶ)クローのノイズがうまくのるようにできないのだが、 吹いてみると、軽くてものすごく音程のコントロールしやすいリードになった。 ロレーのチューブがラウビンより細いのにくわえて、ジャンヌの舟形がだいぶ細く、 細い速い息を入れてやらなければならないが、軽くはいるので苦痛ではない。70番とする。
 続いて、今までのベルトロのカマボコ+ギルバート#1のシェイプ+ラウビンのチューブ(以後B1Laとする) を削るが、やはり、くすんだような音になる。
 午後、70番のリードで練習する。今まで、中のGより上が不安定であったのが、均質な音質で吹ける。 マリゴが、リグータに変身したような感じである(?_?)

 16日。ラウビンのチューブに巻いていたベルトロ+ギルバート#1をロレーのチューブにまき直す。
 ジャンヌの45-60-45の舟形をギルバート#1でシェイプしてロレーのチューブに73mmで糸巻きした。(J1LBとする) やはり、柔らかい素材のようで、簡単に閉まった。 ただ、シェイプを水につけて30分過ぎにしたので少し幅が広くなった。 やはり、40分以上水につけてからシェイプした方が幅が狭くなるので自分にはいいように思う。
 それから、ベルトロのカマボコ+ギルバート#1のシェイプ+ロレーのチューブ(B1LB)のを2本とも削ったが、 どうも先を欠かせてしまって、失敗っぽい。
 雨が降り始めたので重くなっていて、Tipを無理に薄くしすぎたようである。
 それと、昨日のB1Luを仕上げた。これも、Tipを薄くするとしけた感じは消えて、それほど悪くない。
 以前、あんなに好きだったラウビンのチューブからでるコクが、どうも最近の削り方では、しつこくなりすぎるようだ。
 しかし、もう、前の削り方がどうだったのか、よく分からない。古いリードを見てもいまいち分からないが、▲がだいぶ薄いのかもしれない。
 今日の感じでは、Tipは5mm以上か良いようだ。ただし▲より先は1mmくらいにして▲の根本を長くした方が良いようだ。
 この頃、リードを仕上がられる土日が雨の時が多く、どうも、それを晴れた日に使って、ちぐはぐになっているような気がする。
   念のために整理

ケーン(カマボコ)シェイパーチューブ糸巻き長略号
ベルトロ 0.60mmRDG #1ラウビン 47mm73mmB1La
ベルトロ 0.60mmRDG #1ロレー(ブラス) 47mm73mmB1LB
ジャンヌ 60-45RDG #1ロレー(ブラス) 47mm73mmJ1LB
ジャンヌ 60-48ジャンヌ スタンダードロレー(ブラス) 47mm71mmJJLB

 17日。昨日仕上げたリードであるが、やはり重くて使い物にならない。
 ただ、JJLBな70番は、なんとか練習に使えたので、これで練習する。 B1LBな1本がましだったので、71番とする。

 18日。残業で帰宅が遅かったので練習時間があまりなかったのだが、71番の発音が悪くて練習に使えない。 もう、Tipは薄く削りすぎているのに……バックを削ると鳴りはよくなったが音程が取りにくくなった……しかし、発音がしにくい。
 70番は、細いせいか息が入りにくいが、練習には使えるので、これで練習する。
 Midwest Musical Imports に舟形を発注する。HPからは送先がアメリカとカナダしか指定できないが、 送料は高くなるようだが、日本にも送ってくれるようだ。エアー・メールで送ってくれと希望をいっておいた。
  10 Alliaud - Gilbert Gouge - 10-10.5 - Shaped Oboe Cane - -1n (@ 2.20 ea.) 22.00
  10 Alliaud - Gilbert Gouge - 10-10.5 - Shaped Oboe Cane - BrannenX (@ 2.20 ea.) 22.00
  10 Alliaud - Gilbert Gouge - 10-10.5 - Shaped Oboe Cane - Mack-Pfeiffer (@ 2.20 ea.) 22.00
 を発注した。
 先日、ベルトロの悪口を言っていたが、ジャンヌのカマボコはどれも曲がっていて、あまりいいものではなかった。
 ベルトロの品質管理は、やはりいいように思う。が、今回買ったやつは、ちょっと自分には堅すぎるような気がする。 ←削り方が悪いのだろうが(^^;
 今回のケーンは、楽しみである。舟形になっているとカマボコの状態が推測しにくいのだが…… アリオードは、あまり堅くないと聞いた記憶があるし、ガウジングはアメリカン用だし、 いろいろなシェーパーも試せる。


【3月19日】
 久々のレッスンである。最初から、リードについていろいろ教えて頂いた。
 ジャンヌの舟形を購入した話しをする。70番のリードを見ていただくが、重くて響きが少したりない。 しかし、音はいいようだし、音程が取りやすい。
 71番を見て頂く。音が生っぽい。これをどう修正するかうかがった。
 アメリカンのリードは、45-60-45の分厚いカマボコから作るのであるが、 せっかく厚いカマボコを使うのだからその厚みを何処か、例えばハートに残しておかなければいけないと思っていた。 しかし、そのために厚いカマボコを使うのでなく、厚いカマボコの中の皮の下の柔らかいところに、 その材質やチューブ、楽器にあったリードを造形するためだそうである。 薄いカマボコだと、時にはサイドが厚みが不足したり、センターの厚みが不足したりで、修正が効かなくなるためとのことだ。
 いやぁ、目から鱗が落ちた! 最近のリードは、サイドとハートの背骨をできるだけ、もとの厚さを残すようにしていたので、 いつまでたっても、生っぽい音が消えなかったのだ。

 それと、どうしても、ピッチの低くなるリードを見ていただくが、どうも、オーバーラップが少ないのが原因のようだ。 できてから手で修正される方もおられるようだが、これだと突然戻ってしまうことがあるので、 やはり糸巻きの時点でちゃんとオーバーラップさせておく必要がある。

 先生の本番に使われるリードを吹かさせて頂いた。軽い息でリード全体が響き渡る、ものすごく使いやすいリードであった。
 発音は楽だし、重くもないし、それでいて太く柔らかい音が出る。  もちろん(^^; 太く柔らかい音は先生が吹かれたときで、私が吹くとそれ程もうまくいかないのが少し悲しかった。

 マリゴはアメリカンには合わないんじゃないかと聞いたら、マリゴは木が分厚くて、太くて重い音が出るようになっているので、 それに合わせてリードを作ればいいとのこと。アメリカンのリードは、分厚いカマボコから造形していくのだということのようだ。

 リードの試し吹きに、あまり気合いを入れないで普通に吹いていると、やはり音色のつながりが悪いようで、 リードのくわえ方を復習した。
 自分でも調子がいいなぁと思っているときの唇+息の入れ方がやはりベストのようだ。 唇をすぼめて、唇がリードを左右から包んで口の中に入れないようにする力と、リードを口の中に押し入れようとする力の均衡の中に、 横隔膜からでる強い早い細い息を入れるのである。

 先生のいい音=表情のある音の出し方の基本は、細かいビブラートを要所要所に入れるようである。 いや、細かいビブラートを軽く全体にかけて、要所要所で強くするのかもしれない。

 そして……練習曲を少しやって、ルイエの1番を見て頂く。
 出だしの、同じ音が続くときは変化を付けるようにとのこと。この場合はフレーズの中心に向かってクレッシェンドである。
 スラーとスラーの間はソフトタンギングで連続するように吹く。合唱でやっているバッハのようにターラン、ターランとはしない。
 同じことなのだが、大きなスラーの中はアーティキュレーションというか音の強弱を細かくやりすぎずて音量がデコボコにならないように、 フレーズ感をもって吹くようにとのこと。これは、迷ったときは、いつもこちらの法が正解のようだ。 なんというか、語法が、全くのみ込めていないんだと思う。

 ジャンヌの舟形であるが、先生のもっておられる沢山のシェイパーチップのどれよりも細かった。
 先生のロビンソンバールは幅が実測6.9であった。最近見つけた資料では7.2と書いてあった。はかる位置の違いであろうか。
 先生はロビンソンバールが一番いいそうである。RDG#1は、少しピッチが低くなるようだ。

 先生に差し上げたジーンの舟形を早速糸巻きされた。 最初にTipの原型を作って、バックからハートにかけての荒削りを見せて頂いた。先生は、ナイフを手前から前方の少し外側に向けて斜めにナイフを使われる。 自分は、とうしても、前へ前へと使ってしまうので、この辺を練習せねばならない。
 尚、自分では、Tipの原型を作って、先端を切ってから、バックからハートへの荒削りをしているが、順番が違ったようだ。
 で、それから、驚いたことに、この糸巻きではオーバーラップがまずいので、もう一度巻きなおすとのこと!
 これまでオーバーラップは偶然の産物として、できなかったらできなかったで仕方ないと思っていたのだが、 やはりピッチとか響きとかに重要な要素なので、もっと神経を使わなければいけないと反省した。

 あと、スキーに行かれた話しとかをお聞きして、気がついたら11時前であった。先生のお宅について3時間がたっていた。


【3月20日】
 20日。Midwest Musical Importであるが、送料が25$、visa 証明が50$で66$の商品が141$になるとメールが来た。 こんなバカらしい話しはない。visa証明とはいったいなんぞや! しかし、これでは、買えない。
 Charles Double Reed CompanyでOboe cane is approximately .60mm/.45mm from 10.5mm tubesなカマボコが手にはいることがわかった。
 しかし、これはカマボコが欲しかったらの話しで、今回のようにいろいろなシェイパーを試してみるという目的では駄目だ(^^;
 Oboe Cane and Reedsは、材質が指定できないが、いろいろなシェイパーが指定できるようだ。 MMIがうまくいかなかったら、ここに注文してみようと思う。
 練習の方は、昨日、先生に修正していただいたリードがもう、重くて使えなくなっていた。
 このケーン、めちゃくちゃ強靱な材質で、翌日には厚みが復活してしまうような気がする。
 先生に修正していただいた71番のハートやTip、バックを思い切ってさらに薄くすると……鳴り出した!  しばらく忘れていた感じである。
 練習は、練習曲とルイエの1番をやった。

 21日。朝からB1Laなのを1本削った。この材料は、けっこう柔らかいようで、早いうちから良いクローが出る。
 午後に、朝のリードを吹いてみるともう重くなっている。このリードは、ちょっとおいておくことにして、 先日削ったJ1LBなのを薄くして音階練習とルイエの1番を練習した。 少し重いし少し発音も悪いが、リードが鳴っているので何とか使える。
 昨日薄くした71番は、さすがに観念したか?いい感じで鳴った。昨日に感じた明るすぎる感じがなくなっている。 これで、ルイエの2番の譜読みをした。
 MMIであるが銀行振り込みでならvisa証明が不要といってきた。以前海外からのカード詐欺にあって、損をしたそうである。 先日インターネット詐欺にあった当方としては、銀行への支払いは躊躇してしまう。

 22日。B1LBなリードとB1Laなリードをどんどん薄くしたら、どんどん鳴り出した。 しかし、これは、音色と音程を犠牲にしていくことでもあるので、そのへんお調和というか、 犠牲にしないようにバランスをとりながら薄くするのが、技術のように思えてきた。
 マリゴーで、いい音を出すには、そうとう薄くする必要があると思う…… でも、先生の本番用のリードは風のように軽くいい音であった…… やはり、作り方と、吹き方だ(^^;
 今日は、練習曲、ルイエの1番、2番をやった。
 基礎練習がちょっとおろそかである(^_^;)

 23日。3連休の最終日。今日は、午前中に練習する予定であったが、時間がとれなかった。
 午後は、練習をしようかと思ったが、糸巻きがなくなっているので、練習をあきらめてこちらをする。
 以前に買って使っていないRigottiのXNなシェイパーを試してみた。これは、真ん中あたりがRDG#1より少し太い。 しかし、Tipの厚みとかも違うので結果はだいぶ違うかもしれない。
 糸巻き長は、HPでみたRDG#1の標準73.5mmで行った。違いがはっきり分かるようにRigotti XNも同じにした。
 師匠のところでは何時間もカマボコを水につきておられたので、2時間水につけて作業をした。
 で、シェーピングの時に1枚。糸巻きの時に1枚、割れてしまった。 細胞がよく水を吸って、びんびんに膨張して硬くなっている感じだ。
   今日巻いたのは、以下のとおりである。

ケーン(カマボコ)シェイパーチューブ糸巻き長略号本数
ベルトロ 0.60mmRDG #1ラウビン 47mm73.5mm(変更)B1La2本
ベルトロ 0.60mmRDG #1ロレー(ブラス) 47mm73.5mm(変更)B1LB3本
ベルトロ 0.60mmRigotti XNロレー(ブラス) 47mm73.5mmBRLB (New)3本
 こないだ削ったB1Laなのが1本と、ずっと前に削ったやつがどういうわけかよくなっていたので、 これを72番、73番としてこれから使うことにする。

 24日。今日は雨なのだがマリゴが軽く響いて、気持ちいい。ひょっとして、軽くなりすぎているのかもしれない。
 練習は、音階練習、練習曲、ルイエの1番と、2番の譜読みをした。
 RDG#1は、どうも、ピッチが低い気がするのだが……先日教わった、唇とリードの力の均衡をして早い息を入れてやるとピッチが合うときがある。
 リードが悪いというべきか、吹き方が悪いのか……これも、長時間吹いていられるポイントを探すべきなのだろう。 いくらピッチが合っていても、しんどくて吹けなければ意味がない。
 今日は、ものすごくいい音が出ているような気がする。はじめて自分のマリゴからオーボエの音が出たような気がするのだが、 自己満足であろうか?

 25日。今日も一日うっとおしい雨である。
 練習をはじめて5分くらいすると、唇のかたちや圧力ができて楽器が鳴りだす。 昨日ほど音色はいいとは思わないが、ちゃんと楽器がなっていて気持ちがいい。
 練習は、前半、音階練習と練習曲。子供の塾の迎えに行った後、ルイエの1番と2番をやった。

 26日。一日いい天気であったら、やはりリードに影響が出た。
 71番は、息漏れがしている。オーバーラップを少なくするとなおるがピッチが低い。 72番は、ペーペーの音になって発音が悪くなった。73番は、やけに重い。
 先生のおっしゃるとおり、RDG#1では、ピッチが少し低いのであろうか?  しかし、今回のは全長73mmで46〜46.5で糸巻きを終えている。これで根本が少し開いてピッチが下がっているような気がしている。 今製作中のやつは、全長73.5mmで、46.5〜(47-1巻き)でやっている。開きが前回のよりましである。 これで、ピッチが合ってくれるとうれしいのだが、駄目ならシェイパーチップの購入を考えなければならない。
 尚、RDG#1は、全長が73と書いてあるところと73.5と書いてあるところがある。 どちらが正解かなとは思うが、もう、こうなると自分で判断できると思う。
 練習は、一通りやったが、仕事の疲れとリードの不調で45分で唇が駄目になった。

 27日。今日は昼から雨である。最近、こういう日が、いい音でなる(^^;
 リードは、皆重くなっているので、71,72,73番のハートを少し薄くすると、軽く鳴りだす。 このへんの変化が最近よくわかるようになってきたように思う。
 さて、晴れた日にはどうなるのだろうか?
 練習は、何時も通りである

 28日。今日は晴れ!
 リードは、音の一番良くない72番が使いやすい。
 練習は、いつも通りであるが、1時間で疲れてしまった。

 29日。今日も晴れ!
 リードは、やはり72番が使いやすい。
 あまり時間がなかったので音出しの後、ルイエの1番をさらってから、2番を部分的に吹いてなれる練習をする。
 先日から作っているB1LBとBRLBの音が出だした。明日仕上げられたらと思う。BRLBが思ったより早く鳴り出しそうな予感で楽しみである。

 30日。今日も晴れである。午前中に、リードの仕上げをしたが、どうも軽くならない。
 夜、リードを仕上げながらルイエの練習をする。BRLBを主に使いながら1番を練習するが、重いので先端を削っていると欠けてしまった(^^;  0.5mm程落として、再度かたちを作り直す。何とか鳴りだして2番の譜読みをする。
 少し重いが、まずまず練習に使えるので74番とする。音色はチューブがロレーのブラスなのにダークである。ラウビンのチューブを使ったときとは、また違った音色である。 これは、ケーンの音色であろうか、シェイパーの音色であろうか? もう、何本か削ってからの結論となるだろう。
 ピッチは74番もB1LBもいい感じである。74番は削り方と息の入れ方で中のAのホロホロがだいぶましだ!  73.5でぎりぎりまで糸を巻いたB1LBは……ピッチはいい感じだが、ホロホロはそれ程改善されたようには思えない。
 もう一つ削り途中のB1Laより、もう一本BRLBを先に削って仕上げようと思う。

 31日。B1LBを仕上げながら練習をしたが……そこそこいい感じなのだが、今一鳴りがたりないので、 削っていると、バックを削りすぎてしまって、駄目にしてしまった。
 昨日の74番で練習するが、重くなっている。今日は、ちょっと疲れ気味なので、こちらは手を付けないことにする。

 4月1日。夕方から雨の降りそうな天気である。どういうわけか、こういう日はオーボエがよく鳴る。
 74番は、ものすごく重くなっている。72番もぶっきらぼうな感じである。71番がクローが低くてノイズが変で、全体に少し重いが調子がいい。
 ピッチであるが、今日は73mmで糸巻きしたやつが合ってきている。で、73.5のは高い(^^;  これが夏と冬との違いなのであろうか? こんなに顕著に、突然差が現れるのだろうか? 考えさせられる。
 練習は、71番を使って音階練習をして練習曲をした。練習曲は、いつまでたってもうまくいかない。 ルイエの1番は、数日ぶりにゆったりとした気分で練習できた。リードが使いやすいと練習が楽しい。
 それでも、50分ほどやると唇が疲れてくる。で、思い切って71番のTipの根本のサイドに斜めにナイフを入れたら、 軽くなった……が、音も軽くなった(^^; ま、これで、いいくらいかもしれない。
 リードが軽くなったのでルイエの2番を練習をする。指示では四分音符116であるが100にトライする。 いやはや、なかなか指が回らないので、部分的に付点を付けて練習したりで、少しましになるが、まだまだだ。 もうちょっと100で指が回るようになったら90くらいで全体を通せるようになるのが当面の目標とする。  今まで八分音符を一拍やっていた感があるが、このくらいの速度だと四分音符が一拍になるので、実際のイメージに近い。
 今日は、きれいに鳴っているとき、ピアノが共鳴した。ムフフであった。

 2日。今日はピッチが半分戻っていた(^_^;)
 BRLBな74番は重くなっていた。
 新しく削っているBRLBはクローが重いのにオーボエに付けると74番より軽く鳴る。 しかし、チーチー音が混ざっているので▲の先が多すぎる(又は、薄すぎる)ようなので、先端を切らなければならない。 先端を切ると激変しそうなので、74番と共に今日は手を付けないことにする。
 72番が調子がよかったので音階練習と練習曲をやるが、少し滑らかでない感じがしたのでTipの▲で透かして不均一なところを修正したら、 良くなった。
 これで、ルイエの1番と2番をやる。
 1番は息をコントロールし続けるのが難しい。リードが簡単になるときは、そこそこいけるのだが…… やはり、このぐらいのリードを使いこなせる呼吸と唇にならなければいけないように思う。
 2番は80のテンポでも指が回らなかった。指定の116は無理でも、せめて、100で吹けるようになりたい。
 ところで、ピッチが高めの日は、ホロホロがましなような気がする。はて。

 3日。71番で練習をはじめるが、どうも調子が悪く途中から72番を使う。
 一応、何時ものメニューで練習をするが、疲れ気味でルイエの2番の指がいつもにましてまわらない。
 で……ルイエの3番の譜読みをする(爆) これもよい曲だ!

 4日。疲れがひどいので練習をやめようかとも思ったのだが……ごそごそマリゴを出して息を入れた。
 集中力があまりないので、曲の練習はせずに、音階練習をした。
 どうも、リードのかむ位置とピッチとの関係がわからない。ピッチの低いリードが突然合ってきたり、高くなったりする。
 上唇のリードに当たる一は、非常に重要なような気がする。

 5日。時間の計算を間違えて、ほとんど練習できなかった(^^;
 作りかけのBRLBなのを75番、B1LBなのを76番にする。76番は、なかなか軽くなってくれない。

 6日。ひととおりの練習をする。
 BRLBな74番と75番であるが、今日はどうも音が薄い。 練習した部屋の関係であろうか? それとも気候が原因であろうか。

 7日〜9日。雨模様の日々であった。
 楽器(吹奏感)が異常に重く、練習に四苦八苦である。
 花粉症のせいで体調が今一なのが原因か、リードが原因か???  しかし、こういう状態でリードを削ってよくなったためしがない。
 音程の安定している72番でとにかく一通り練習する。


【4月10日】
 今日はレッスンである。二日ほど、楽器(吹奏感)が重くてあまり練習にならなかったので、練習曲がちょっと不安だ。
 先生に、最近吹奏感が重いとお話しをして、72番のリードで音を出したら、いきなり音が悪いとか(^^;  唇でリードを閉めすぎていて、息が流れていないので、吹奏感が重いとのこと。
 リードを開きめにして、普通に入れるより早い細い息を入れてやると、見事に楽器が鳴りだした。 そういえば、この感じって、最近ちょっと忘れていた調子のいいときの感じだ! 何度も後戻りしてしまうが、頑張らねば。

 練習曲は、スラーの音階練習のやつが、息の流れでデクレッシェンド、クレッシェンドができていないのに気がついていなくて(^^;  なおして頂く。これも、以前からおっしゃっていたことだ。
 もっと早く指が動くように、付点での練習や、16分音符4つ単位で、そのうちの一音を長くのばして、あとを早く吹く練習方法とかを教わる。 この練習の後、吹くと早く指がまわった。
 以前に練習方法を教わっていたのだが、安易に練習していたと反省する。
 次のスタッカートの曲は何とかあげてもらって、その次のフラット3つの曲の予習をする。

 ルイエは、楽譜に書いてあるアーティキュレーションを正確に再現するように心がける。
 まず、1番であるが、とにかくインテンポを心がける。装飾音のようなトリルは早くティラリと入れる。 全体的にレガートであっても、レガート記号の所の2番目以降の音が大きくならないように、流れる息で吹く。
 2番は早い曲なので、全体的にスタッカートで吹く。スタッカートの指示のあるところは、短くするだけでなくタンギングの音をきちんと入れる。
 3番も何度か吹いてきたので見てもらった。これは遅い曲なので、全体的にレガートにする。スラーの後の音を短くしない。スラーとスラーはソフトタンギングでつなぐ。
 レガート記号の中のテヌート記号はタンギングするとのことであった。
 そして、4番を譜読みしてくることになってしまった(^^; 装飾音がスラーで入っているところの吹き方とかを教わったが……忘れてしまった。

 リードは生き物だから、うまく鳴らなければ毎回使うときに修正する物だそうだ。
 リードのハートとバックの間あたりをつまんで、上下を押したときに左右(サイド)からだんだんひっつくようにしなければならない。 普通、へたったときとかに、一度にべったりつくようになるようだが、自作のは最初からそうなっていたりする(^^; でも調子のいい72番はちゃんとなっていた。
 最後の仕上げ方が、まだまだ問題だ。

 チューブについてであるが、先生は、少し先の細いラウビンを探されていた。今のは、すこし太いようである。
 先の太さは、高音の上り安さとか、高音のピッチに関する楽器との合性があるようである。
 自分の場合、ラウビンより、細めのロレーの方が高音のうわずりがましなような気がする。
 先生がガウジングされた、ギースのカマボコをいただいてしまった! 大事にとっておいて、もうちょっとましに削れるようになったら使ってみよう!

 帰りがけ、外に出てから、オケ入りませんかと誘われた\(・o・)/ワァ! が、自宅から2時間くらいかかりそうな所なのでこの話は辞退した。
 しかし、今はまだ無理かと思うが、是非オケには入りたい! 秋頃には入れたらと考えているとお話ししたら、心がけておいて下さるとか!


【4月11日〜】
 11日。74番を修正して練習を始めた。良く鳴るのだが早い息が要る。ピッチはいい感じだ。
 練習曲は集中できない。フラット3つのやつは、ボロボロだ。
 ルイエは、1,2,3番を一通りやって4番の譜読みをするが、まだ、ぴんと来ない。
 練習45分で疲れだして、練習の終り頃は上唇が全くきかなかった(^^;

 12日。75番を修正した。先端を切ったときの結果、ハートの再度を削ったときの変化、バックを削ったときの鳴り具合など、 ほんのちょっとだが、分かるようになった気がするが……いや、まだまだ、なりゆき任せというところか(^^;
 フラット3つの練習曲からはじめる。難しいので、とにかくレガートで練習することにする。 シャープ3つのレガートの方は……なかなか、集中できない。
 ルイエは一通りやった。4番の感じが少し分かるようになった。
 練習中に適度に休みを取ると、練習が長続きできる。オーボエにとって、休むというのは、いろんな意味で大事な要素だと思う。
 曲中のブレスでくちびるをゆるめて休む。フレーズの間に緊張をといて休む。練習中に適度な休憩を入れる。 などなど、いろんな意味でである。

 13日。今日は、時間があったので、休み休みゆっくり練習できた。
 2時から3時までリードの調整をしていたがBRLBなのを1本割ってしまった(^^;
 3時から練習曲をじっくりやった。やっぱり、難しい。そう、難しいのだ! フラット3つの方は、すこしレガートで吹けるようになった。 まだまだだが、1歩ずつだ。シャープ3つの方は、だいぶ早く吹けるようになったが、ちゃんとブレスを入れたりがまだまだだ。
 ルイエは、どうも難しい。早い曲はともかく、遅い曲も安定して吹けない。 リードのせいな気もするが、そんなことを言っていてははじまらない。
 ふと気が付くと5時過ぎであった。

 14日。ロングトーンをしようとするが集中でいない。というか、安定して音色が出せない。
 これは、ひたすら、長時間安定して同じ音を出す練習をしなければならないように思う。 よい練習方法は??
 フラット3つの練習曲は、やっと、なんとか指がまわるようになってきた。 指がまわらないから、息のコントロールやタンギングがぎこちなくなるのだ。 指がまわれば、アーティキュレーションを入れるのは簡単なのである。 と言うことで、まず指の練習が肝心である。
 シャープ3つの練習曲を、8分音符120で練習する。これも、指がまわれば……である。
 ルイエは、1、3、2、4の順で練習する。ゆっくりの曲は、アーティキュレーションをまもって、 きっちりしたリズム、音量で、綺麗な音で吹くように練習するが……まだまだ、難しい。
 早い曲は、とにかくアーティキュレーションを注意しつつ指の練習である。
 今日の練習は、切り毎に3〜5分の唇の休憩を入れた。これだと、最後まで何とか楽器が鳴る状態を保って練習できた。 いつもは、最後の方は、カスカスの音であったことを思うと、この練習法の方がいいように思う。
 長時間連続して吹くことで唇を鍛えるのは、もう、限界のような気がしてきた。 あとは、今の唇の筋力で、いかに長時間練習=演奏できるようになるかの工夫をしていこうと思う。

 15日。練習時間が50分ほどしかとれなかった。
 フラット3つの練習曲をレガートで練習して、ルイエを軽く一通りやった。

 16日。1時間半ほど練習できたので、コツコツやる。
 どの練習も集中が悪くなるとボロボロである。これは、集中が悪くなるのが悪いのであろうか? それとも、集中しなくても出来るようになるのが正しいのだろうか? (笑)たまごが先かにわとりが先か……っか。
 ま、地道に指の訓練をしよう。しかし、指が出来てもアーティキュレーションがすぐ出来るようにもならないようだ。 軽くてコントロールしやすくて音のいいリードができれば大丈夫なのだが、そんなものはめったに出来ない。 ……どうも、中のDが入っていると息づかいも難しい。

 17日。今日は唇がすぐに疲れてしまった。
 どうも、リードの元気が良すぎて、あばれを押さえてやらないといい音がしないようで、唇で押さえてしまう。

 18日。今日は、ゆっくり、おもいっきり練習できた。
 リードは、3本現役で使えているが……そろそろ削らなくっちゃ。

 19日。B1Luなのを1本削ったが……ピッチが低い! よく見たら、糸巻きが46mmまでしかない。 ピッチを442にあわすには、糸巻きが47mmギリギリ手前が必要だ!。
 体調がいまいちで、全曲1回ずつ軽く通しただけで、練習を終わる(^^;

 20日。もう、花粉症に疲れた。体が重く、全く練習する気がわかず、オーボエをさわらなかった。

 21日。昨日一日休んだせいか体調はいい。しかし、楽器(=音程、響き)がどうもうまくコントロールできない。 久々にBRLBなリードを吹いたら、息がよくひっかかって響きが良い。
 練習は一通りやったが……ま、頑張ろう!
 B1LBなリードを1本削りはじめたら、荒削りが終わろうとしたときに、割ってしまった。 久々に削ったので、力を入れすぎたようだ(^^;

 22日。練習時間が40分しかなかったので、いそいで一通りやった。BRLBなリードの調子がいい……のかなぁ?  音色は明るいのだけれども楽器が鳴るかんじ。音色も、ハートのサイドを少し削るとわずかに落ち着いた。
 4本糸巻きをする。シェイパーはリゴティーのXNを使う。ラウビン2本、ロレー、ジーグラーのクロッファータイプD12に73.5mm で糸巻きした。ジークラーのタイプはBRD2とする。
 リゴティーのシェイパーティップは、RDG#1のように2つに折ったカマボコをティップの角(つの)に合うように細くするのでなく、 角の間にはいるように斜めにカットする方がいい。というのは、RDGは、角の間隔が広いのだが、 リゴティーは角の間隔が狭いので、必要なところまで細くしすぎてしまうためだ。※逆にRDGの方は角が大きいので斜めカットでは、うまくカマボコが入らない。

 23日。最近、サムレストが動くと思っていたら、練習の途中でペキッと折れてしまった。
 ということで、練習曲をやっただけで、今日の練習は中止。 サムレストがないと、楽器がもてない(^^; 修理に出さなければであるが……応急修理を考えなければいけないか(^^;

 24日。朝一番にアトリエアルファーさんに電話を入れた。
 サムレストが折れるのはたいへんめずらしく、ご自身は初めての経験とか(^^;  ノナカ貿易に問い合わせをして頂いて、部品の在庫があったとのこと。数日後に送って頂けることになった w(゜o゜)w!
 製造番号の上にNBとの刻印があって、何だろうと思っていたら、ノナカ貿易のマークだとか。 このマークがないと国内でのサポートは受けられないらしい。いやぁ〜よかった。 ということでサムレスト 5,000円+送料、税金である。
 サムレストを持って楽器を押し込んで組み立てていたのがいけないように思う。ちゃんとグリスを塗らねばなるまい。
 forrestに注文してバックオーダーになって音沙汰無だったMACK+シェイパーティップをRDGに注文していたのだが、今日到着した。 Tip 192$、送料 17$で、国内の通関で800円であった。
 HPからRDGに注文したのだが、注文フォームを送っても確認のメールがいっさいこなかったのでどうなっているのかと思っていたのだが無事到着した。 送料も安いし、なんか信頼できる感じである。が、しかし、やっぱり確認のメールぐらい入れて欲しいものだ。
 これで、RDG#1やRigotti XNでピッチを442に合わすと開きがせまくなりすぎ気味なのが解消できればいいが。
 昨日荒削りをして今日仕上げたB1LBなリードを77番とした。クローがBより上がらないし、ピッチがちょっと低めだったので先を切ったら響きが悪くなったが、 一応練習に使えるようになった。
 今週に入って削ったやつは、すべてクローがBくらいになってしまう。荒削りの段階でバックとハートを削りすぎなのだろうか?
 折れたサムレストを何とか接着したら一応練習が出来るようになった、ひととおりの練習をした。

 25日。MACK+でベルトロをシェイプしてロレーに73.5で3本糸巻きした。タイプはBMLBとする。
 MACK+の糸巻きサイズが分からないのだが、今は、RDG#1との違いがよく分かるように73.5mmとした。
 3本のうちで、74mmに近くなってしまったやつを試しに荒削りした。なかなか腰の強いケーンだったので、うまく仕上げられるかどうか(^_^;)
 練習の方は、練習曲をやった頃にサムレストの仮修理が壊れてしまった。しかたなく、練習を中止してサムレストを半田で本格修理した。 見ばえは悪くなったが、強度はじゅうぶんである。新しいサムレストが着くまで安心して使えるものになった。

 26日。朝から雑用が多くて、昼過ぎに昨日のBMLBを仕上げながらオーボエを吹く。 バックとハートの荒削りを少なめにして、最初にTipを仕上げた。この方法は、以前、クローがC#より下がらなくて苦労したやり方である。 これで、一応音が出るようになる。ピッチが今までのように低くない!!! MACK+のおかげだろうか?
 その後、軽くなるように&響きが出るようにハートとバックを削っていって、バックとのバランスでTipの▲を薄くしたりといろいろして、 いい感じになってきた。この段階で、クローはCであった。
 しかし、まだ、重いので▲の根本を深めにすると、軽くなり響きもよくなったが、クローがBになってきた。
 そこで、バックを少し削ったり、先端を髪の毛一本ほど切ったりなどなど、ハートとバックのバランス。バックと▲の部分のバランスなどを調整していく内に、 クローがCよりちょっと低いくらいになって、響きも出てきた。
 で、まだ、少し重いのでハートを小さくして、再度バランスをとって、何とか完成したが……開きが少し狭くなったせいか、ピッチが少し高めになった。
 リードは、練習に使えるようになったので、ここまでやって78番として、練習を始めた。明日は、また、状態が変わっているだろう。
 どうも、アンブッシュアーで、上唇が前に出すぎるような気がする。リードのピッチがよくなって、あまり押さえずにピッチができるようになると、 今までのアンブッシュアーでは、締めすぎであるし、上唇が前に出すぎである。
 くちびるの両端5mmぐらいが強くくっついている感覚を持って、それより内側を緩くして、柔らかくリードを包み込むようにする感じがいいように思う。  練習の方は、時間が無くなってしまって、大急ぎでやってしまう。
 夕方、家に帰ると、新しいサムレストが到着していた!!! アトリエアルファーさんに感謝である。しかも、4,000円+送料、税金であった。
 今までのとサムレストの形状が違ったが、ねじ穴はぴったりであった。これからは、サムレストをもって楽器を組み立てるのをしないようにつとめよう。 そもそも、コルクグリースをちゃんと塗らなければである。

 27日。昨日のBMLBな78番は少し重くなっていたので、少しずつあちこちバランスをとりながら薄くしていった。 自作のリードの中で機能的には一番いい物になったような気がする。(ちなみに2番は72番であるが、ピッチが少し低い)
 音色の方は、いい音のリードを作れるかどうかより、どういう音色のリードを作ればいいのかが分からない。
 (たぶん、今までのリードの癖で)曲の練習中にだんだんくちびるが閉まってきてピッチがだんだんうわずってくる。 間違いなくアンブッシュアーが悪いのだ。このリードのピッチで音程が上ずらないような唇を会得しなければならない。
 曲の練習は、一通りできた。
 新しいサムレストであるが、こちらの方が横に広く、親指を広い範囲でサポートしてくれて使いやすい。 見た目はあまり好きでないが、機能的には進歩しているようだ!!
 BMLBなのをもう一本荒削りしたが、先の方が割れている気がする。それに、開きが狭いように思う。たぶん、このBMLBなのは、いいリードにはならない。


【4月28日】
 自信作の78番で音を出したが、暴れる感じで、唇で押さえて鳴らしていたら、またまた、柔軟な息をたくさん入れて吹くようにとのこと。
 で、音を出していると、どうもちりめんビブラートがかかる。 最近いつもそうなのだが、どうしてなんでしょうと先生にお伺いしたら、リードのハートを小さくして軽くしてくださったら、 嘘のようにちりめんビブラートが止まった。何というか、息という方向からみると重かったのだろう。 それで、無理に力を込めて息を入れていたのだろう。
 けっきょくのところ78番はまだ重かったのか(^^;)。
 78番がRDG/Mack M+を買って最初のリードで、ピッチがあっていいという話をした。 でも、最初の1本が偶然いいだけかもしれないと話したら、 先生も最初の2本目はよかったのに、後はだめだったことがあるとか(^^; 幸運を祈るのみだ。

 シャープ3つの練習曲は、前回課題だった指を早く動かすのはなんとかOKだったみたいで、 吹き方を注意された。この練習曲はクレッシェンド、デクレッシェンドが書いてあるので、そのように唇でコントロールするのでなく、 もっと息の流れで表現するようにとのこと。いつものことで、頭ではわかっているようで、なかなかできない。
 また、連桁の最初の音、一番音の大きなところの連桁の最初の音をわずかに長くすることで、 単純な練習曲が楽曲のフレーズのようになる。いゃ〜あ、すごい。
 フラット3つの練習曲は、スタッカートについているアクセントに惑わされて、これも棒吹きになっている。 小節の中でクレッシェンド、デクレッシェンドして表現する。
 スラーの後の音を弱く、というかスラーの最初の音にタンギングで強い息を入れ、あとを柔らかい息にするという基本を忠実にしなければならない。 いや、しかし、左手人差し指をずらして半開けにする音C#〜E♭が難しい。
 それと3/4の拍子感覚を出すために小節の最初の音は、しっかりタンギングする。

 ルイエは、4番からみていただいた。2小節目にあるファンファーレのようなところのトリルの入れ方を教えていただいた。 といっても、いつも教わっていることを確実にできるように訓練していただいたのだ。
 二分音符にトリルがあって終わりに装飾音がある場合、最初の4分音符分にきっちりトリルをいれて、最後の8分音符分で後の装飾をいれる。
 最初の4分音符にきっちりトリルが入るように3つ、4つ、5つと細かくいれるように練習した。
 一連の弱起のスラーでつながっている音が終わって、次の小節の頭でHが2分音符になって1回のトリルになっているところは、 スラーの最後のCを舌で止めた後、Hの指にして落ち着いたタイミングでしっかりHを発音してから素早くCの音を入れる。
 曲全体を通して、スラーの後の音のタンギングをとばしたり、弱かったりするので、しっかり入れるようにである。
 3番は、ちゃんとクレッシェンド、デクレッシェンドをして、ソフトタンギングで吹く。
 曲は3/4ではあるが、終わりの方はスラーでフェミオーレになっているので、その雰囲気をちゃんと表現するようにとのことだ。
 2番。最初の出だしで2拍目にアクセントがあるが、1拍目にもちゃんとアクセントを入れないと弱起のように聞こえるので注意。
 (16分、16分)スラー、8分(スタッカート)の連桁は、1拍目にしっかりタンギングで息を入れて、後は弱い息で。 後の音のスタッカートで音が大きくならないように。いつも教わっていることだが、なかなかできない。
 難しい16分(トリル)、16分、8分(スタッカート)の連桁のトリルの入れ方を練習した。
 長いスラーがあって最後の音がスタッカートで、次がスタッカートになっているところは、 最後のスタッカートはタンギングなしで舌で止めて、次は確実にタンギングしてスタッカートする。 但し、スタッカートしたからといって音が大きくならないように注意する。
 曲の終わりは、テヌートでritして、最後の音は、充分間を持って発音する。 このテンポが次の3番のテンポを導く。
 ルイエは、次に全体をもう一度みていただいて、次の次で完成するとのこと。頑張らねば。

 次の曲は、何をしようか次に相談するとのことであったが、あすかのテーマとかはどうかといわれた。 シャープ5つの音階練習をするようにとのことであった。

 リード作りは、音色より機能優先という話しをしたら、先生がちょっと変な顔をされていたので、 もう音色を重視していかなければならない時期なのかもしれない。
 というか、オーボエの練習自体が良い音色を出す練習なので、リードもそうでなければならないのだろう。
 先生のロレーより私のマリゴのほうがダークな音なので、先生の楽器でブライトすぎるリードでもマリゴだと大丈夫だとか。 しかし、マリゴの方が重い分、楽器をならすにも力がいるので、その分リードを軽くしなければならず、 つまり、楽器がダークな分、リードがさらにブライトになって、結果は同じか、吹く力がなければマリゴの方がブライトになるかもしれない。
 あと、サムレストが折れて、換えた話をした。4,000円は安いとか。
 先生の楽器には、サムレストに丸い輪がついているのだが、これは首から糸でつるための輪だとか。 楽器店に付けてもらうそうである。


【4月29日〜】
 29日。78番は、少し重い感じになっていた。でも、ちりめんビブラートがかからないことを思うと、 息という観点からはこれでいいのだろう。
 リードをいじりながらやっていたら、練習時間が短くなってしまった(^^;)

 30日。ベルトロをM+で10枚シェープして、ラウビンに2本にと巻きした。BMLaである。
 練習は、1時間で唇がへばってしまった。78番は、重くなって音がペーペーになったので、ちょっとナイフを入れたら(^^;)バランスが崩れてしまった。
 ただ、ピッチに関しては、これがいい。
 BMLaを1本削ったが……夜には削らない方がよかったようだ。どうも、失敗である。ナイフを研ぐことにする。

 5月1日。BMLaを荒削りした。今度のケーンは良い質である。ちょっと期待である。
 今日は、いい天気で、乾燥している。78番はペーペーである。72番がましなのでこれで練習する。
 もっと、使い物になるリードを沢山作って、晴天用、曇用、雨用にわけて削るようにしないと、雨の日に削ると全部ペーペーになる。 しかし、そんなにまともなリードが沢山出来ない(;_:)
 練習曲は、フラット3つの新しい方をレガートでさらった。古い方は、音楽表現を加味して練習するが……指がまわらない。
 ルイエの1番、3番は、音楽表現を注意しながら練習する。2番、4番は、遅くてもインテンポで演奏できるように練習をはじめる。

 2日。昨日荒削りしたBMLaを仕上げた。少し重いが……良いリードになりそうなので79番とし、今日の練習に使った。
 バックとハートはあまり薄くしていない。但し、ハートは3mm強で、小さめにしてある。 ラウビンということもあって、まだ、少し硬い感じだが、ダークでいい音のような気がする(^^;)
 練習は、練習曲があまり集中できなかった。ルイエは、なんとか一通りやった。
 先日シェイプしたBMを3枚ラウビンに巻いたが、1本途中で割れてしまい2本のBMLaなのができた。
 舟形は2時間水につけておいたのだが……どうも、シェイプしてすぐに糸巻きした方が、糸巻きの時に割れる確率が低いように思う。 シェイプの時も、幅を安定させるために、2時間ぐらい水につけておいているので、条件は同じだと思うのだが?

 3日。午前、リードを削る。今度のは、質のよいケーンであった。が、Tipを削っているときにナイフが切れないなぁと思いつつ、 ▲の外のハネの最後の部分を0.07mmから0.05mmに削っているときに、さけてしまった(涙)  ナイフがなまったという自分の感覚を信じて、中止すればよかった。教訓である。
 練習は、79番で一通りした。下のCからは下のB,Hにすんなり行けるのに、C#からだと鳴らない。 ねじの調整が狂っているような気がする。
 夜、ナイフを研いだ。ナイフ研ぎは、こまめにせねば。
 明日、明後日は、小旅行で練習はお休みだ。

 6日。今日は、曇り→雨という天候である。リードは、(やっぱり?)72番がよかった。
 休み前のLow-C#からLow-B,Hへのレガートがうまくいかないのは、ねじの調整のようだ。 「本橋家のホームページ」を参考に、ねじを調整した。 一応、目的は達したが……ねじのバランスが全体にくるっているようで不安である。
 練習曲は、どうも集中できなかった。
 ルイエは、何とか一通りやった。2、4番を遅くてもインテンポで吹けるようにするのが目標だが、なかなか難しい。
 それより何より、綺麗な発音、楽器を鳴らす息の流れ、正確な指使いなど、課題が山積であるのに、 集中というかコントロールしきれない(^^;)
 先日巻いたBMLaを荒削りした。これは、Tipに黒い線が2本入っている。最初から割れていなければいいが。 それと、3日に失敗したやつを何とかリードのかたちにする。 湿度が高いので、仕上げは、もっと乾燥した日にした方がいいように思う。でないと、また、ペーペーになってしまう。

 7日。先日シェープした舟形の残り5つを見ていると、裏に黒い筋の入っているのが2枚あった。 あれが、割れにつながるのだろうか? でも考えてみれば、あの黒い割れは、裏表対称でないので、やはり割っているような気もする。 ま、黒い線のない3枚をラウビンに糸巻きした。3時間水につけておいたら、割れもなかった。
 今日は雨、リードは78番を使った。B1LBな72番が、いつもいい状態であるが、今日は78番を修正しながら練習する。 B1LBな72番が何故にこんなに良いのか……今までのB1LBとは、ピッチも音色も吹奏感も全く違う。
 Mack+は、どうも音が軽い。根本が細いので、バックをもう少し小さくした方がいいのかもしれない。 というか、バックと糸の間を長くしてみようと思う。 52<-Back->62<-Heart->66<-Tip->71くらいで削ってみよることにする。これが駄目なら糸巻きを72.5mmくらいで試してみるのも手のように思う。
 練習は、不調である。集中に欠ける。

 8日。昨日の糸巻きをした内の1本は気密が悪くまき直しだ。 いい方の1本を削ったが、先はかけるは、まん中で割れてしまって、リードにならなかった(涙)  どうも、ナイフの研ぎ方が悪いような気がする。一度、研ぎに出してみようか?
 今日は朝から雷雨で、変な天気である。昨日の78番の修正は良かったようで、明るいながらもコクのある音がする。 気持ちよく一通り練習する。
 指が動かない。確かに指は動かないのだが、根本の問題は、楽譜が素早く読めないことにあるように思う。 集中力の問題だろう(^^;)

 9日。BMLaを荒削りし、BMLBを荒削りの途中までし、BMLaを巻き直した。
 今日は、午後からいい天気になった。湿度は不明なれど、79番が軽いのでこれで練習する。
 少しチーチーした音が混じり、明るい倍音が入るが、いい感じだ。 先端を紙ヤスリで一こすりしたら、少しチーチーがましになった。
 練習は、リードが吹きやすいので、比較的はかどった。比較的だが(^^;
 今日もナイフを研ぐ。裏を研がずに、表だけ研ぐ。 いったい、どういう研ぎ方をしたら、長持ちするのか??

 10日。昨日のBMLaがいい感じに仕上がった。まだまだ重いが80番とする。3本目のMack M+のリードの完成である。
 このリードは52<-Back->62<-Heart->66<-Tip->71(〜72)で作った。音色に関しては、まだ重くいので、もう少し軽くしてから検討するこして、 開きとピッチの関係がものすごく良い。
 今の自分のアンブシュアは、唇の両端5mmくらいのところの筋肉を締めて中央を柔らかい状態におくのが、音色的にいいように思う。 しかし、このやり方だと、唇だけで開きをコントロールできる範囲が狭いのだ。 で、今回の80番は、コントロールできる一番楽な開きのポイントにリードのピッチがあるように思う。
 RDG#1だと、どうしてもその状態では20セントほど低くなったので、 次に開きのコントロールがしやすいポイント=ちょっとかみすぎの状態で音程を作っていた。 RDG/Mack M+を買って良かったようだw(゜o゜)w。
 先生は、きっと連続して開きのコントロールがおできになるので、問題なくRDG#1でもお使いになれるのだろう。
 80番は、唇にあまり力を入れなくてすむ状態で圧力が上げられるので、使いやすく感じるのだと思う。
 尚、BMLBなのは、最初からピッチもクローも異常に低い。ケーンが原因だろうか? こういうときは、いくら修正してもリードにならない。 先日の失敗作を再修正したものも、どうも先が割れているようで、リードにはできないようだ。
 練習は、あまり時間がなかったが、80番で!一通りやった。ルイエが、そうとう遅くではあるが(^^; なんとかインテンポで吹けるような鳴ってきた。
 余談だが、作りたてのリードで、一通り練習ができるというのは、リード作りが少しは進歩した証のように思う。

 11日。今日は、雨であった。
 午前中は所用があり、昼食にケンタッキーでビールを飲んだら寝てしまった。
 夕方、少し時間があったので、オーボエを取り出して80番で吹き出すが…重い。 で、▲のサイドを斜めに少し削って軽くして、明るくなったのでハートのサイドの皮を一削りして調整し出すが……w(゜o゜)w 雨なのを思い出した。 これ以上軽くしたら、晴れの日にどうなるか分からない。あぶないところであった。
 で、時間がないので練習曲をパスして(^^; ルイエを79番で練習する。が、今日は開きがでてないので吹きにくい。 水につけてすぐの78番は、ボワァ〜っとした感じて腰が強く使えなかったが、水分が落ち着いてくるといい感じになったので、これで練習を続ける。
 指が回らないところを付点で練習したり、うまく連続して指が動かせないところを、問題の地点から一音ずつ前の音を加えていく練習法で、 最近、だいぶましになってきている。
 そうそう、先日、トリルを拍子の中に入れる練習していると、小4の下の娘が来て「指が回らない時は、付点で練習するんやでぇ」 と言ったのを思い出して笑ってしまった。いゃあ、バイオリン歴5年の娘に一本とられた。

 12日。体調が悪く、練習に集中できない。
 リードは78番は軽すぎる。80番はものすごく重い。79番が一番ましであったが、開きが少ない。
 で、79番で一通り練習するが、1時間足らずでバテてしまった。
 以前、Rigotti XNで糸巻きしたやつをほどいて、M+で再シェイブして、3本糸巻きした。
 ちょっと怪しい感じだが、XNのままでリードを削るよりましであろう。

 13日。BMLaを1本荒削りをしたが、バックがガタガタである。Tipに黒い線もあるし、どうも、いやなかんじである。
 練習は、時間があまり無かったのだが、それより先にばててしまった。 どうもMack M+でピッチが上がった状態以前にもどったような気がする。 なんか、へんだ。

 14日。風邪をひいたのだろうか、花粉症の薬を飲んでもノドの痛みが消えない(^^;
 今日は雨と言うことで、リードは78番がぴったり。きっちり湿度に反応してくれる(笑)  ま、音色は明るめだが、ひょっとして自分は明るめが好きなのかもしれない。
 練習は、一通りできた。軽い気持ちで吹いているときは、おおらかに楽器が鳴ってくれるのだが、 練習曲をはじめると練習曲の時の音に、ルイエをはじめるとルイエの時の音になる。 なんとなく、癖というかなんというか……唇のみか、息の使い方まで変わっているように思う。 なんでだろう。
 Ann Hodge Double Reed Suppliesにメールでギースのギルバートガウジド(60-45)のカマボコを100枚発注した。 さて、どんなものがくるか?

 15日。もう一本荒削りをしていたら……先を割ってしまった。 もう一本取りかかったら、気密が悪くて使い物になりそうもない。糸巻きしたのが無くなってしまった(^^;
 練習時間が50分ほどしかなかったので、大急ぎでやったのだが、唇がバテてしまった。 軽い気持で鳴らしているときの楽器の鳴っている状態をルイエとか練習曲でできるようにしようと思うのだが、 つい、かみすぎてしまう。それと、楽器が鳴っている状態は、やはり唇に負担がきつく、疲れやすいようだ。 唇を鍛えるしかないのか、もっと、早くて細い息がでるようにしたら解決するのであろうか。

 16日。あまり体調が悪いので医者に行ったら……アレルギー性の喉頭炎だとか。 たぶんステロイドだろうと思うが……症状の回復する吸引の薬をもらって、激しい咳が少し落ち着いてきた。
 ベルトロ2本と、先生にいただいたギース2本をラウビンに巻いた。先生のギースは.65mmあった。でも、厚いのは削ればいいんだし……。 少々気密が心配である。
 今日は、79番のリードがばんばん鳴ってくれて、軽くて扱いやすい。
 練習曲も少しゆっくり目でいい音を鳴らすように心がけて練習する。
 ルイエは、1番から3番まで順調に練習して、ちょっと休憩したら、リードが重く感じて、4番はボロボロになってしまった。 微妙なものだ。というか、唇が疲れたのだろう。

 17日。今日はマリゴにさわる時間がなかった。
 リードを削れる時間は少しあったので、荒削りしてあったやつを4本をクローがちゃん鳴る状態まで削ったが…… どれも、先の方が割れてっぽかったり、仕上げているときに角を欠かしたりと……何本ちゃんとしたリードになるやら(^^;

 18日。午前と午後、合唱団の合宿で6時間歌った後、さすがに楽譜を見る集中力がなかったので、リードの仕上げをした。  先日からこつこつ作っていたリードであるが、なんとか楽器に付けてよどみなく音階ができるくらいまでに仕上げた。 BMLaなのを81,82,83番。BMLBなのを84番とした。みな、それぞれ、先が欠けてしまっていたり、割れそうな黒い筋が入っていたりと、 少々不安である。この後、練習に使える状態への仕上げがうまく行けばいいのだが。

 19日。79番を吹くとペーペーである。で、80番で練習をしようとするが…重い。
 で、昨日の81〜84番を吹くと、83番がそこそこ軽かった。80番は、それらと同じレベルの重さである。
 83番も少し重いので、調整しながら練習をする。削るたびに音色が軽くなる(^^;  しかし、削っても削っても、最後の一歩のコントロールのしやすさが得られない。 ま、何とか練習はできるのだが……思うような音色を維持できない。
 今日、ルイエで、曲によって音色を変えている自分を発見したw(゜o゜)w  いや、びっくりである。1番はドルチェな音色。2番は、明るく軽い音色。 3番は、最初はもの悲しく、次にニュートラルに、そして明るく、最後は決めの音色。 4番は、2番より密度のある笛のような音色である。
 いや、しかし、このすべての音色が淀みなく吹けるリードになって欲しいのだが、 ちょっと閉めすぎると発音しないし、ゆるめるとべーべーした音になるし…… 安定し吹くのが難しい……というか、全然できない(^^;

 20日。Ann Hodgeに注文していたGhys の Gouged Cane が到着した。14日に注文したので6日間で到着である。 まだ、一束をざっと見ただけだが、厚みも62と十分あり、曲りもないようだ。 楽しみである。今回は、1.85$×100+送料20.6$がかかっただけで、関税はかからなかった。
 練習は、79番ではじめるが、へたり気味なのか開きがでない。 最初、83番は吹きにくかったのだが、水につけた後にしばらく乾かしたら吹きやすくなった。
 練習は、すぐに唇が疲れるし、集中力も不足気味である。これでは、いけない。


【5月21日】
 練習ができなかったり調子が悪かった日が4日続いた後のレッスンである。
 最初に、リードを見ていただいた。83番が悪くはないがちょっとナマっぽいといわれて、 ちょいちょいちょいと修正された。▲サイドを少し削られ、ハートのセンターとサイドが細くなるように全体を削られ、 Tipの先の先をさらに薄くされたら……先生の試奏をきいていたら、驚くような美しい音のリードになった。
 先生が吹かれていると、pppからfffまで滑らかに綺麗にいい音でなり、 いろいろな表情の音色が出て、こんな美しい音で鳴る自分のマリゴが誇らしく思え、はじめてその魅力を知った。
 自分で吹いてみると、アメリカンビーフのステーキだった自分のリードが、フランス料理のフォアグラに変わったような感じで、ものすごく軽くて滑らかである。 が、しかし、いままで無骨なリードを吹いていたので、先生のように繊細にコントロールできない。 早くこんなリードが作れるようになって、コントロールの術を習得せねばと思った。

 どうも、息の流れが安定していないようで、発音のあとピッチが一時下がるという症状が出ていたようだ。  息をアップしてモグモグ(開くからはじめる)、息をダウンしてモグモグ(閉じるからはじめる)。 息をアップしてモグモグ(閉じるからはじめる)、息をダウンしてモグモグ(開くからはじめる)。 の練習をした。
 最近、アップ、ダウンの感覚……コントロールをもう一度確認しなければと考えていたのだが……基本にもどらねばである。

 練習曲は、もう長くやっている方の曲が、なぜか指がボロボロであった。それとスラーの後の音の終り方を、スタッカート付きと勘違いして、 舌で止める癖が付いていた。家で出来ていたことまで出来なくなって、悲惨であった。もう一度やり直しである。
 BやCからA♭におりるとき、小指が遅れる。これを克服するには、Aから小指→薬指と分けて押さえる練習、 Aから薬指→小指と分けて押さえる練習を繰り返してやると、指の反応が自分で分かるようになってきて、 次に同時に押さえる練習をすると、うまくいくようになるとのこと。
 もう一つの曲は、そこそこいけたので、通してもらった。
 そして、次のハ長調の練習曲を試しに吹いてみた。16分音符3つがスラー、3つがスタッカートとで繰返す曲である。 スラーの最初の音をタンギングで息を強くして後は抜いて指だけ動かす。いつも教わっている基本の基本なのであるが、 なかなか息のコントロールが出来ない。
 このバレットの練習曲は、何時も難しく退屈なのだが、あらゆる基本が凝縮されている。

 ルイエは1番から見ていただいた。
 最初のフレーズのディミネントを早くしすぎていてショボくなっていたので、最後の音符を納める感じにとどめるようにとのこと。 トリルで最初の音を少しのばしすぎていてトリルに聞こえないとのこと。自分でも変だと思っていたのだが、正しいテンポで出来るのはまれにしかなかった。 先生のを横で聞いているとマネできるのだが、もっと練習せねば出ある。 それと、トリルの後半の音符の音を出す部分が走るのでインテンポに注意するようにであった。
 前半の最後の中のDから上のDに跳躍するところの上のDの音は、勿体ぶって吹くようにとのこと。 最初、上のDの入りを遅くするのかと思ったが、テヌートする方がいいようだ。
 後半も同じような注意を受けて、最後の「’」のあとの上のCのタイミングを教えていただいたが、今一、分かった自信がない。
 2番は、出だしは1番の最後のリットで収めるテンポ感をもって、軽快な2番のテンポを決めるとのこと。 無関係に吹かないようにとの注意を受けた。
 スラーのあとの音符のタンギングを忘れたり弱くしたりしているので、ちゃんとタンギングで発音するように指摘された。 これは、ちゃんと音楽が頭に入っていないと、つい滑ってしまう。
 最後の部分になって、疲れて、メロメロになってしまった。いつも出来ていたところが、指がまわらないで困った。
 この部分は、同じフレーズが一音ずつ上がってクレッシェンドしていくのである。 フレーズのかたまり全体として、いつもクレッシェンドし続けることは出来ないので、 フレーズの初めでクレッシェンドして、終りでわずかにディミネントして、次のフレーズの初めが最初のフレーズの初めよりすこし音が大きくなるようにして、 全体としての大きなクレッシェンドを表現するとのことであった。
 3番は、前半のタンギングが荒っぽかったので、ソフトに入れるように注意された。トリルの入れ方も、1番と同じ注意を受けた(^^; 
 後半は、タンギングは、うまく入っているとのことであった。
 4番は、スラーの後のタンギングを注意された。中盤のところは、同じようなフレーズが3回、p、mp、mfとなっていて、 最後に、別のフレーズがfになっているので、その雰囲気を出すようにとのこと。いやはや、まだ、安定して吹くことが出来ないので、課題である。
 後半の4部休符が1小節毎に入っているところは、休符でブレスをする前に次の指を作っておくようにと注意された。 いつも言われていることだが、いやはや、なにも出来ていない(^^;
 最後に、4番の軽快なトリルをインテンポで入れる方法であるが、まず、トリルなしで。次にトリルの最初の音だけ入れて、 次にトリルを入れて、最後に後に入れる装飾音をいれるというように、段階をおって練習するようにとのこと。
 すべての訓練は、問題を単純化して、順次、確実に出来るようにしていくのが秘訣のようだ。

 アメリカからアメリカンロングスクレープ用のカマボコを買ったとお見せした。 ちゃんとセンターで60、サイドで45あることを確認された。
 何枚か試しに使っていただく。もしよければ、先生も、買おうかとお考えのようだ。
 次回からは、この材料でリードを作るようにとのこと。やはり、厚みがかわると削り方が変わるようだ。


【5月22日〜】
 22日。昨日先生に修正していただいた83番は、今日は少し明るめで、少し重い感じがする。 アンブッシュア+息のせいか、部屋のせいか、湿度のせいか、 ケーンがふくらんだせいか、ただの勘違いなのか、実際のところ分からない。
 それでも、素晴らしいリードなのは間違いない。 これを参考に80番を修正した。クローは83番より軽いのだが、吹奏感は重めで、 音色は83番よりダークだが、ダークと言うよりは響きがたりないかもしれない。 これはこれで、悪くないので、今日はこれ以上削らないことにする。 修正箇所は、昨日先生がされたことを観察したとおりである。▲のサイドを削るとき、ナイフの角度を浅めにした。(20度くらいか?) この角度は、ものすごく重要な気がする。
 練習は、80番でした。あまり時間がなかったので、練習曲を1回ずつさらい(^^; ルイエも1回さらった。 まだ、時間があったのでルイエの指が回らないところを練習したが、もう唇が疲れていて、何をやっているのやら……である。  スラーの後のスタッカートがなかなかできない。もう少しリードが遅い息でも鳴ってくれるといいのだが、これは、ダークな音とのトレードになるのだろうか?

 23日。81番を調整しながら練習を始めようとするが、クローが重くピッチも低い。
 調整を繰り返すが、良くならないので、昨日良かった80番で練習を始めるが、今日はものすごく重くて練習にならない。 そこで、83番で練習を続けるがこれも重い。しかたなく雨用の79番で練習曲を続けるが、もうヘタっているのか、噛み過ぎなのか、ピッチが高い。
 で、ふと思いついて、81番のオーバーラップを多くすると、クローもピッチも高くなってちょうどいい。 不思議なのは、クローが重いのだが、楽器につけると軽いのである。音色も、オーバーラップを多めにすると悪くない。 ただ、ちゃっと、チューという妙な音が時々混ざるので、気密が悪いのかもしれない。
 ま、とにかく、全然良くない81番であるが、どういうわけか、今日の練習には一番いいリードになってしまった。
 練習曲は、相変わらずボロボロである(^^;
 ルイエは、だいぶインテンポで吹けるようになってきたが……まだまだ、頑張らねば。 最近、音楽が少しわかってきて、ちょっと楽しい。

 24日。午前中に先生から頂いたギースを使ったGMLaなのを1本削った。柔らかいというか、程よい堅さの素材である。 昼に、楽器を付けて軽く調整するが、このケーンはあまりTipを薄くしすぎない方がいいのか、チーチー音が治らなかった。
 夕方、1時間ちょっと時間があったので、練習しながら仕上げていった。 先端を少し切ると、チーチー音はとれて落ち着いてきたが、どうも音が明るい。ま、吹奏感が軽いので、練習はしやすいのだが(^^; 
 尚、他80番、83番、81番のリードは、重くて練習に使えない。湿度が高いのだろうか?
 最近作るリードは、削ったその日だけ快適に使えて、その日より後は、重くて響かなかったり、 ペーペーになったりと、どうも安定しない。でも、先生の削られた83番も変わってしまったし…… 湿度とかの関係やケーンそのものがふくらむのが原因のような気がするが、こうも安定しないとつらい。
 練習は、こつこつやった。

 25日。Annのギースを10枚M+でシェーブして、2本を糸巻きした。2本とも全長が74mmになってしまった(^^;  それと先生のギースのが気密が悪かったのでまき直した。 Annのカマボコであるが10枚の内2枚が、どうもカビが中まで入っているような気がする。 ま、削ってみるが……どうなるやら。
 昨日に削った85番と80番〜84番を83番を参考にTipの先端の先端を∧に、とうかもうちょっと浅く「へ」に削って、 ▲のサイドを少し薄くした。スムーズになったと思うが、まだまだである。どうも、全体に重さがとれない。 しかし、今日は、湿度が高いので、ひょっとしたら軽くしすぎているかもしれない。
 練習は……今日は、比較的指が回った。ルイエは、2番の2つ目のフレーズが難しい。
 時間の計算を間違って、けっきょく、あまり練習時間がなかったが、けっこう集中して、こつこつやった。

 26日。今日は雨である。湿度が高い。
 使えるリードは、85番であった。が、いろいろ不満があって……練習中に、どんどん削っていった。 今日の練習には使えたが、たぶん、駄目にしたと思う(^^;
 練習は……オーボエが、下手だ。いや、難しい。

 27日。Annのギースを1本荒削りした。Tipは0.07mmまで削ってやめた。 まだ、相当重い状態だが、楽器につけたら鳴る。 この素材は、あまり薄くすると駄目だ。というか、素材が柔らかくて密度があるので、分厚い状態で、太く柔らかい音がするのではないだろうか。 勝手な思い込みで、期待である。
 今日も一日うっとうしい天気である。で、リードはといえば、85番が良かった。 まだ、ちょっと重かったのでTipの先端を薄くして、モールクリーナーを入れて、▲のサイドを外に削って、開きを◇にした。 これで、音色が軽いながらもいい感じになった。
 練習曲は、ま、3回づつやった(^^;
 ルイエは、2番の1つ目と2つ目のフレーズのあまりすっきりしなかったところで、八分音符、十六分音符、十六分音符のつながりの、 最初の音をアクセントすることで、曲がすっきりした。 それと、3つ目のフレーズは、たぶん、前の2つより軽く演奏するような気がする。
 3番は、前半の最後のフレーズが四分音符で終わっている意味が分からなかったのだが、 その前の下降音階をおもいっきりクレッシェンドしてトリルの前を頂点とすると四分音符で収まる。 これでスッキリである。
 これで、収まりの悪いフレーズがだいぶ少なくなってきた。 あとは、確実に演奏できるようにであるが、これが、一番難しい。

 28日。いい天気なのだが、蒸し暑い一日である。
 先生のギースを荒削りした。ナイフがあまりきれないので、ちょっとビビったのだが、 柔らかい素材で、すぐにTipが0.05mmになてしまった。
 練習は、83番、85番が重かったので、84番を削りながら練習した。
 それにしても、83番の音色は、唇でコントロールすると、ダークでいい音だ。 これぐらいダークな音を出そうと思うと、今の削り方では、ものすごく重くなってしまう。
 練習曲は、やはり、難しい。
 ルイエの昨日の解釈は、部分的には、あまり今日はしっくりしなかった。 ま、いろいろである(^^;

 29日。一日いい天気である。
 気密の悪かったAnnのギースのを巻き直した。2回巻き直して気密ができなかったので、 オーバーラップを微少にして巻き直してやっとなんとかなった。 早速、荒削りをした。昨日のナイフの研ぎが良かったのか、材質がいいのか、スムーズにTipが薄くできた。
 練習は、50分ほどしかなかったので、大急ぎでやった。 といっても、リードが重かったので85番を修正しながら吹いた。 音色はうまくコントロールできないが、音程が安定した状態で軽くする技術は、なんとか手に入れられたような気がする……のだが(^^;
 練習曲は2回ずつ。ルイエも2回ずつやって、時間があったので1番を少しやった。 ルイエは、難しいところが何ヶ所もあるが、だいぶ、通して練習できるようになってきた。 もうちょっと、安定したら、ピアノ合わせができたらいいのにである。

 30日。午前中はいい天気であったが、日本には台風が近づいている。さて、湿度は??
 3本、Annのギースを糸巻きした。どうも、気密がとれなくて、オーバーラップはほとんどなしである。 さて、乾いても気密があるやら??
 今日は80番を仕上げながら練習する。一度は練習に使ったのだが、そうとう重くなっている。 ▲を削ろうかと思ったのだがTipの先を薄くしたら大正解! 一発で軽くなった。 音色はダークなのだが、なぜかボァーンとした音である。先を切ると締まるのであろうか??  この変の調整が分からない。
 練習は、80番のリードが使いやすいので比較的苦労しなかった。 ……まず、練習曲を3回ずつやった。
 ルイエは、ざっと全曲通してから、指の回らないところを練習したが ……あまり、進歩したように思えない。 ま、こつこつやれば、3週間後には何とかなるかもしれない。 ピアノ合わせができるくらい、スムーズに吹けるようになればいいのだが(^^;
 練習の途中で、娘がバイオリンの調弦にきた。オーボエでAを出すといつも嫌がるのでAを吹く。 ……で、娘がポーンとピアノのAをたたくと……オーボエがめちゃくちゃ低い(^^;  チューナー読みでは、どちらもちゃんとAなのだが……これは、響きが低いのだ。 そう言えば、コレルリの時も最初はピアノとピッチが合わなかった。 リードのバックを少し削り、吹き方を、軟口蓋を細く長く開けて明るい響きを出すと、 なんとか違和感がない程度には響きが上がった。 ふむ、これは難しい。

 31日。台風が消えてしまった。蒸し暑い一日である
 今日は、85番のリードがいい。ただ、少し開きが足りなくて、ともするとピッチが高くなる。
 練習曲は、比較的調子がよい。しかし、何を練習しているのかと言うことが、今一、分かっていないような気がする。
 ルイエは、インテンポで吹けるように努力したが、指が回らないし、息が合わない。
 今日は、音の強弱を特に注意して練習した。
 最初の発音が、いい音程でいい音でできるように、練習しなければならない。

 6月1日。一日霧雨であった。午前中に40分ほど練習時間がとれた。
 85番がいい感じだったが少し重い。で、これを削って駄目にしたくないので雨用の79番を出して吹いてみるとちょっと重い感じなので、 Tipの先を削って、▲の外側を削って、ハートのレールを細くして、バックの根本を少し削った。 吹奏感は軽く、音色は、ま、ダークである。しかし、音量が小さいというか、響きが足りない感じのリードになった。
 練習は、ざっと、2回ずつ通して、指の難しいところを軽く練習して時間となった。 指の難しいところの練習法をもっと真剣に考えなければならないような気がする。 ……先生には教わっているのだが(^^;

 2日。30日に糸巻きしたやつを調べると、1本がバッチリ、1本がちょっと?、1本が駄目だったので、 駄目なのを巻き直した。何度も失敗して、やっと何とかなった。ちょっと?なのは、たぶん大丈夫だろうと、まき直しはしなかった。
 今日は、80番のリードが絶好調で、ちゃんとマリゴをならしてくれた。ピアノとのピッチ感も問題なしだ。 うまく唇をコントロールして、ちょうどいい息を入れてやると、柔らかい音で鳴ってくれる。
 練習は、一通りやった。いやはや、指が回らない。

 3日。昨日しばった1本を荒削りしたが、最後の一削りで、先を割ってしまった。 70mmにカットして、再生しようと試みたが……あとは、暇なときにする。
 今日は80番も85番も重い感じである。で、先週に荒削りした3本の内の1本を仕上げながら練習した。  練習曲は、どうもリードのせいか集中できずボロボロであった。
 ルイエの1番もどうも不調であった。
 いろいろ削っているうちに、ルイエの2番あたりから使いやすくなってきた。が、どうも楽器が響かない。 練習は、指の動かないところが最大の課題となった。というか、いつも課題なのだが。 部分練習でできるようになっても、連続するとなかなかうまくいかないし、付点での練習もうまくいかない。 これは、よく言う、ゆっくりのテンポでできるようにして、メトロノームを1段ずつあげるしかないのだろうか。
 リードは、なかなか良くならなかったのだが、最後の最後に、透かしてみると厚いところで、 フラットなスチールのプラークでナイフを入れるとその部分が削れずに、その両サイドが削れてしまところを、 リーガのプラスチックのプラークを入れて削ったとたん、 軽くてまったりと息が引っかかって楽器全体が鳴るようになった。
 ただ、クローがBで、ちょっとピッチが低い感じがするが、少しオーバーラップをつけてやると良くなった。
 80番に続いていい感じであるが、明日はどうなっているか(^^; である。

 4日。おっと、昨日仕上げたリードは86番とする。
 今日ももう一本Annのを仕上げた。
 昨日のほどうまくいかなかったようだが、ちょっと前まで作っていたのとは、雲泥の差のような気がする。 これを87番とする。それと85番を少し修正した。これもちょっとましになったように思う。
 練習は……比較的指のまわりはよかったが、しかし、不正確なように思う。
 怪しいところは、付点で練習したりしたが、直る気配がない(^^;
 ジャンヌにチェロとオーボエの2重奏の楽譜を注文した。いつかママと演奏できるだろうか。

 5日。今日は85番が一番軽かったので、これで練習を始めるが、どうもチーチーした音が入る。 で、先を髪の毛ほど切ると、良くなった。ま、軽いので明るい音だが、これはしかたない。
 で、練習をするが、いい状態で吹いていると、どうもピッチが20セントほど高い。開きの問題だろうか?  やわらかい息で吹けば、ピッチはあってくるのだが……実際問題として、どのような息で吹くのがいいのか。
 いや、しかし、どちらにしても、出ている音は、いくらましになったといっても、 まだまだおもちゃのような音だ。
 これは、でも、リードのせいなのか吹き方のせいなのか……いや、はや、難しい。
 練習は、音(フレーズ)の強弱をちゃんとつけようとするのだが、 それ以前の息の使方やタンギング、指のまわりでひっかかってしまう。
 ま、指さえスムーズに動けば、あとの解決は、何とかなるような気もするのだが(^^;  それが一番難しかったりする。
 Annのリードを荒削りした。それと一昨日失敗したやつを修正して荒削り状態まで仕上げた。 どちらも、重いながらクローが鳴る状態である。

 6日。今日は87番で練習を始めたが……どうも、気密が悪いようで2オクターブキーの音域で息漏れの音がする。 ちょっと重いのが原因かもしれない。練習の終りの方は85番で練習した。
 練習は、一通りやった。いい音が出るようにを目指してやるのだが、つい指に気をとられたりで、 いい気が入っていない。
 いい音の基本は、唇と息であると思う。とにかく、これに神経を集中しなければいけない。
 夜、菊一文字のナイフの刃の修正を試みたが、まだ、満足な結果ではない。 今使っている菊一文字は、片刃の先にさらに刃がつけてある。これは、研ぎにくい。 リードナイフの刃は、あの刃の部分がきれいな平面になっているのが、自分の好みである。 荒砥石を買ってきて2時間研いだがまだ、刃の先端が斜めになっている。 でも、しかし、この状態でも、刃の部分をきれいに研いでやると、いい刃になる。 結果は、あすのお楽しみである。
 ま、後日、きれいな平面になるように再度挑戦である。

 7日。今日は85番のリードが調子よかった。軽くて明るくて楽器が良くなっている。 倍音が豊かで、サックスっぽいがいい感じだ。
 リードが使いやすいので、練習は楽しめたが、指がよれよれなのは同じである(^^;  ま、少しずつでも進歩しているようなので、コツコツやるしかない。
 今日は、あまり時間がなくて練習を50分ほどしただけである。

 8日。86番のリードで練習を始めるが、今日はひどい音である。 で、いろいろ修正しているうちに、低い方の音は密度がない感じだが、一応練習に使えるようになった。
 練習曲の時は、まだ、リードの調子が良くなかったのだが、一応やった。
 ルイエの1番は、後半の2つ目のフレーズがpたる必然性を見いだすとができず、悪戦苦闘である。 なかなか、まとまらない。
 2番は、ゆっくりいい音で、走らないように吹く練習をした。 落ち着いて、テンポ感とアーティキュレーションを表現できるようにしなければならない。
 時間が無くなってきたので3番、4番はさっと練習した。


【6月9日】
 まず、リードを見ていただいた。
 最初出した音は、だいぶ明るめである。 先生に使っていただいたギースは、先生には少し柔らかすぎるようで、 ベルトロのつもりで削ると、すぐに軽くなりすぎるとか。
 まず、86番を修正していただいた。昨日絶好調だった86番であるが、今日は鳴りが悪くCがものすごく低い。 これは、クローのノイズが低い音で鳴るのを直す必要があるそうだ。 先端を何回かカットされて、バックを少々削られて、▲のあたりを削られると……いやぁ、いつもの先生の滑らかなリードになった。
 次に、85番を修正しつつ仕上げの仕方を教わった。 先端の薄い部分が多すぎてチーチーした音が混じるので、それが無くなるまで先端をカットされた。 それとシルエットにしたときの背骨が太すぎるので、細い線になるように削られた。 あと、Tipの先をさらに薄くされて、バックを削ってバランスを取られて、ちょこちょこっとされて完成であった。 そう、何時もの先生の滑らかなリードになっていた。ただ、ちょっと音が軽(明る)かったが、これは、最初から明るめのリードであった。
 それと、どれも糸を一巻き余分に巻いているようである。先生の巻いたのを見せていただいたが、すべて46mmくらいで巻いてある。 いつも、閉まる位置でやめるとか(^^; 自分の場合、オーバーラップをさすと、あの位置でないとうまく閉まってくれない。 考えられる対策は、糸巻き長をもう少し短くするか、オーバーラップを少なめにするかである。 先生の糸巻きしたのを見せていただいたが、その時点では余りオーバーラップしていないので、ちょっとやりすぎなのかもしれない。
 リードの仕上げの方針として、シルエットで見た状態での背骨を細くする。もっと開きが出るように削る。クローがCになって高い音のノイズが入るようにする。というところを教えていただいた。

 リードの調子が良くなったので、85番のリードで、練習を開始した。 練習をはじめたとき、音があまりにも軽いので、86番に買えようかと思いつつ、吹いていた。

 アンプッシュアであるが、下唇の巻き方はこれで良いということで、上唇の巻き方を教わった。 上唇の先の三角の所だけを内に巻く感じでくわえることだ。
 これは、ここ数週間前に自分で気づいて、時々出来ているかたちであり、 それがいいと先生がいってくださって、積極的にその方向でレッスンできる。
 これは、上唇全体を鼻の下からニュイっとだして巻いたり、上唇を歯の下に巻き込む感じとは違う。 上唇の両端から5mmくらいの筋肉を締めて、それより中側の唇の三角になっているところだけを、キュイっと中に巻き込むのである。 あまり細くないうどんを1本つるつると吸い込むときの口の上唇の先端を中に巻く感じである。 このように巻くことで唇が平べったくならずに、左右からリードを包むことができるのだ。
 いやぁ、やり方は分かったが、いつも素早く確実にできるように訓練せねばである。

 練習曲の1曲目は、またアーティキュレーションを間違えていた。スラーの始めにきっちりタンギングでアクセントを入れなければならなかったのだ(^^;  もう、長くやっているので、一応上げてもらった。
 2曲目もアーティキュレーションを間違えていて、スラーの最後の音は息で短く止めるとか。
 どうも、このごろ、アーティキュレーションがちゃんと出来ない。スラーの初めの音の発音の仕方と、最後の音のしまい方がちぐはぐである。
 2曲目はやり直しで、次のもう1曲をやることになる。だいたいのアーティキュレーションを教えていただいた。

 ルイエの1番は、トリルの入れ方で、最初の音が長すぎる。 いつも吹いていて迷うのだが、先生に言われて歌ってみると、いいタイミングで歌える。 やはり歌が基本のようだ。ま、とおしたが……ま、それでいい……という感じであった。 どうも、自分でも得心がいかない。
 このあたりから85番のリードで柔らかい音がででした。唇がなれてきたのか、リードがなじんできたのか?  しかし、考えてみれば、いつもこのあたりで、リードの音がしっとりしてくる。 これは、練習曲と曲とで息の入れ方が違うのであろうか、唇がなじんでくるのであろうか、気合いの入れ方が違うのであろうか(^^; 
 2番は、指もたいへんなのだが……楽譜の読み方がたりない。
 最初のフレーズの後半のpの弱起で始まるところは、後もずっと弱記で、 連桁でつながれている部分でも、その感じを出した方がいいようだ。
 2番目のフレーズは、2拍目から始まっているのであるが、この雰囲気がしばらく続くので、 1拍音の裏拍のおとは、弱くであった。
 3番目のフレーズは、16分音符が2つスラーで8分音符スタッカートの連桁のアーティキュレーションを明確にであった。
 4番目のフレーズは、またもや、指がまわらなかった。最初の部分が、16分音符が2つスラーで8分音符スタッカートの連桁で、次の音が飛んで8分音符2つの連桁のパターンが、 一小節毎にクレッシェンドするところが難しいので、練習の仕方を教わった。
 付点練習としては、16分音符の最初の音を短くして、次の音を長くして、8分音符を吹くを繰りかえす。 というのと、16分音符の後の音と、次の8分音符を、最初タンギングなしで出て「フットゥッ」という感じで繰り返す訓練である。
 あとは、最後のritの始りから遅くしないようにとのことであるが……じつは、ここは、指がまわっていないのである。
 このフレーズの後半のスラーの最後の音のスタッカートは、ちゃんと短くである。
 3番は、まず、トリルの入れ方が、最初の音を入れすぎているので、歌うように入れるである。 前半の最初のフレーズの最後が1拍で終わっているところを、ずっと考えていたのだが…… 何というか、自然な感じでじゅうぶんディミネントして2拍のばしてもいいようだ。 逆に1拍で収めると、半拍に聞こえるとか。合唱のように、拍の中で収めるというのは、あまり無いようだ。
 前半の後のフレーズは、妙な間を入れているところがあるので、ちゃんとレガートにとこのとである。
 後半は、いい感じで吹けていると言われたw(゜o゜)w。
 4番は、最初のファンファーレのタイミングが半拍早く弱起になっている(^^; 
 前半の後のフレーズのスラーが続いて2分音符になるところは、若干の間をおくようにとのこと。 以前にもいわれたのだが、これは、よく分からない。
 後半の前の方、スラーが4つ続いたあとの音に、ちゃんとタンギングしてスタッカートを入れるように。 また、そのあとのfのところの最後の4分音符2つの、最初の音はタンギングで早いUp,Downで音を出して、 後の音はDownで出来るだけ弱く出すようにとのこと。何度も練習したが難しい。
 最後は、軽いritをかけて、最初にもどってOKであった。

 先日使っていただいたAnnのギースであるが、先生に最近の削り方では、すぐ音が軽くなってしまうとか。
 ベルトロのつもりで削ると、早く削れすぎるようである。 先生は、ベルトロだとあっちこっち削ってから吹いてもそれ程変化がないが、 Annおギースだと一削りごとにふいてたしかめないといけないとか。 これは、自分にとっては、ベルトロは削っても削っても鳴るようにならないのに、 Annのギースだと簡単に鳴るようになるのと同義だと思う。
 ま、ベルトロよりAnnの方が作り安いので自分はこれで行く。柔らかい分へたりが早いわけでもなさそうだし。
 で、先生が削ってられるAnnのリードを吹かせてもらう。これは、注意して削られたので、まだ軽くはなりすぎていないようだ。 で、このとき、もう自分の楽器の掃除が終わっていたので、先生の楽器で吹かせていただいた。
 先生のロレーであるが、私のマリゴとは全く違う楽器であった。 持った感じは、ものすごく細くて軽いのだが、息を入れるとちょっと抵抗があってからものすごく楽器が振動して鳴り響くのである。 Dより下したの音は、高い圧力で息を入れてやらないとちゃんと鳴らない。 いや、しかし、吹いた感じの響きの豊かさ、手応えの凄さに驚いた。
 では、このリードは、どんなリードだろうと思って、自分のマリゴで吹いてみたくなりったので、 組み立てて鳴らしてみるた。 吹奏感は滑らかに軽く、音色は濃厚であったが、しかし、今まで先生が作られた素晴らしいリードという感じであった。 先生の楽器を響かせた時のような衝撃は感じなかった。
 自分の楽器をまだまだ鳴らせていない、というか、もっと鳴らせられるかもしれないと感じた。 この場合、先生のリードの近いものが出来るようになった後、マリゴをもっと鳴らすリード作りの工夫をしようと思った。
 ところで、先生の削られたリードは開きが大きい。というか、自分のは、せますぎる。 先生の楽器だと、この開きの大きさは少し重くなるようだが、自分のマリゴでは、それ程影響がない。 というか、息がたくさん入って吹くのが楽なくらいである。 もっと、開きのあるリードを作れるように、工夫をしなければならない。

 そうそう、昨日聞いた呉山さんのこくのある薫り高い柔らかい音はよかった。(何時もは、それ程とは思わないのだが……)  先生にどんなリードがお聞きすると、U字のものすごく薄いリードとかで、先生でも高い音の音程が取りにくいような難しいリードだとか。 黒の楽器だそうで、赤のでなくてもああいうあまい音が出るのだなぁ。
 シェレンベルガーの生で聞いたときのサックスのように広がる蜜のようにあまい柔らかさとも違って、締まった感じだ。 ちょっと前まで、昨日聞いたような音がものすごく好きであったが、今はそれだけが好きということはない。


【6月10日〜13日】
 10日。今日は、上管と下管のD〜F#、F、Fレゾナンスのトーンホールの掃除と給油をした。 下管の他の部分とベルは時間が無くてできなかった。
 昨日、8時から11時までのレッスンで、帰ったら11時40分でその後のんびりして、 1時過ぎに寝たので今日は睡眠不足で眠い。
 梅雨入りのせいか、86番は重く、85番も何とか使える程度であった。
 体調のせいか圧力が上がらずしんどいれんしゅで、40分ほどやって、止めてしまった。
 先生に指摘されたところを一応チェックしたつもりだが、また、勘違いが多いかもしれない。
 明日は、マリゴを宅急便でリペアに出し、土曜日に引取りに行くので、しばらく練習は休みである。
 ジャンヌに頼んでいた楽譜が到着した。やはり送料は25$であった。

 11日。全体調整のためにマリゴをアトリエアルファに送った。
 練習なしの夜は寂しい。もう一本オーボエがあれば、練習できるのにと思ってしまうw(゜o゜)w  危ない危ない。

 12日。赤坂のたばこ店にいって、モールクリーナーを買う。先生のほど細くないような気がするが、 一番細いのを買う。これは、使い始めるとちょうどいいくらいになるかもしれない。
 ラウビンのチューブを買いに新宿の楽器店によるが、在庫無しとかで無駄足であった。
 今使っているバレットのエチュードを探すが、今コピーで使っているのと同じものがない。 先生の原本はそうとう古いもののようだ。ヘンデルの2つのバイオリンのためのソナタがあって、 買おうかと思ったが、ま、やめておくことにした(^^;

 13日。渋谷の楽器店に初めていった。店は落ち着いた感じで、なかなかよかった。 でも、しかし、アメリカン・ロングスクレープの当方には、何も買うものがなかった。 ヘルトナーゲルのティップが売っていたが、本体は見られなかった。
 店の男の方の電話の応対が、ハスッパに聞こえて、店の雰囲気にそぐわない感じであった。 東京弁が落ち着かないだけなのかもしれない。
 帰りに、新宿の店によって、昨日買わなかったヘンデルの楽譜とオクターブホールのリーマー2つを買った。
    0.70mm  ロレー、リグータの第2、マリゴの第1の大きさ
    0.80mm  ロレー、リグータの第1、マリゴの第2の大きさ
 いくつかのチューブにロレーのマンドレルを通してみたらCAの47mmがラウビン47mmと同じような太さであった。 作りもいいし、欲しかったのだが、1本が千円近い(^^;のでやめた。
 シエラはラウビンより少し細め……ラウビンの細めと同じくらいの感じであった。 ちょっと、質感が安っぽい感じだ。根本がわずかに太いような気がした。
 ラウビンの46mmは、ラウビン47mmよりだいぶ細い。先端はロレーAKの47mmと同じくらいであった。 ちなみに、ロレーのAKは少々ロレーより細かった。
 明日は、アトリエアルファにマリゴを取りに行く日だ。 その後、子供のバイオリンの発表会でなんばに行くので、練習はできない。 唇がユルユルになっているような気がする。


2003年 第3部
に続く。


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