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【2003年1月〜】 3日。年末28日から2日までスキーに行っていて、久々のオーボエである。 最初、30分くらいで、くちびるが疲れて音が出なくなった。吹いた感じも違和感が強く、なんとも変な感じであった。 で、1時間くらい休んで、再度、練習を始めると……まだ、なんとなくぎこちないが、 エチュードとコレルリはなんとか年末の感じで吹くことが出来るようになってきて、ちょっと、ホッとする。
5日。昨日といい、今日といい、練習の途中で眠くなってくる(^^;) どうも、スキーの疲れがボチボチ出ているようで、年寄り臭い(涙)
6日。寒い。あまり寒いので、石油ファンヒーターをガンガンつけている。
7日。マイナスワンCDでコレルリのプレリュードを練習する。
8日。コレルリの入ったCD「イタリアのオーボエ協奏曲集/ウォード/シティ・オブ・ロンドン・シンフォニア/キャムデン、ガードウッド(ob)」
というのを購入した。やはりジーグは105位の速度であった。このくらい、早い物なのだなぁ。
9日。リード60,62,63番の修正をする。……修正をして、練習できずに終わってしまった。
11日。昨日、久々にコンサートに行った。(練習はお休み) 楽しみにしていたオーボエは別の方であった。
音が、ものすごい軽いというか葦笛のようであった。こうゆうのはアリかなぁと思ったが、そういえば、ホリガーも……。
13日。昨日も今日もリードをいじくりながらの練習で、ちゃんと練習できていない(^^;
14日。今日はオーボエがものすごく軽く感じる日である。3連休で体の調子がある程度いいのだろう。
重いと思っていた53番が発音はいいし音もいいので練習に使ったら、1時間半でバテた。やはり少し重い……というか、唇の根性がたらないようだ。
15日。60番のリードで練習を始めたら1時間でバテてしまった。で、いい音で鳴っていたのに、つい60番を削ってしまった。
ちょっと軽い音の吹きやすいリードになった。
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【1月16日】 今年の初レッスンである。先生のお宅についてオーボエを吹きはじめるが、うまく鳴ってくれない。 ここ2日間軽く鳴っていたリードであるが、重くてフッと吹き込む感じができない。 まず、何時ものオーボエを鳴らす練習をする。1オクターブの下降音階である。 まず注意されたのが、いい音でならすようにということである。 ビブラートというか、楽器の鳴らし方というか、はっきりいい音が鳴るようにするのである。 ある程度やっているつもりであったがまだまだ足りないようで、オーバーめにやるとそれでいいとおっしゃった。 それと軽いタンギングで発音してからいい音が出るまでの時間を短くするようにとのこと。 で、いい音は、やはり圧力を上げた状態なので、最初からやるとタンギングが大きい音を出してしまうので、 発音は軽いタンギング(圧力もひくめ?)でして、すぐに圧力を上げて細かいビブラートをかけて楽器を鳴らすのである。 続いて、下降音階で安定した息の流れで吹けるようになってきたので、一つひとつの音が同じ音色、音質、音量で鳴るように、 唇や息を微妙に調整するようにとおっしゃった。どんな楽器もそれぞれ癖があって、同じ息を流していてもキーによって音色、音量が違うことがあるので、 それをそのつど唇などで微妙に修正するようにとのことである。これもリードがうまくくわえられているときは、ある程度コントロールできるようになりつつあるので、 見ていただくと、それでいいとのことであった。
それから、カエルの歌をやった。ドレミファミレドである。これをスタッカートやレガートや一音いちおんを息でディミネントしてとめるやり方などで、
アーティキュレーションを変えて練習し、先生と2重奏をした。音程がうまくコントロールできず、いろいろやった後、先生と合うようになってきた。
練習曲に入る。メトロノームの練習をしていなかったらインテンポで吹けなくて、うまくいかなかった。
楽譜が2重に見えて目がよく見えていない。仕事の後に大津まで来るのは少し付かれるようだ(^^;
アーティキュレーションをいろいろ見ていただいて、もう一度やることになった。
コレルリは、ジーグを見ていただいた。最初、何とか95くらいで(よれよれだが)最後まで吹けた。
最後にリードを見ていただいた。62番を修正していただいた。先を薄くしすぎてチーチーした音が混ざっていたので、
カットされて、ちょいちょいとされたら、なんと、吹きやすいスムーズな音のリードになった。
今回は、62番をあまりむちゃくちゃ薄くしていなかったので、先生の修正後の音もいい。
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【1月17日〜】 17日。今日は、圧力が上がらなかった。しかし、短い時間ながらママとピアノあわせをした。 プレリュードは何とかなりそうだが、あとはなかなか指が回らない。 先生に修正いただいた62番をじっくり眺めていると、 どうもTipの背骨が削ってあるような気がするので53番を修正すると発音が軽くなった。これはいいかもしれない。
18日。久々に最初からリードを一本荒削りした。仕上げる時間がなかったが、Tipの背骨を薄めにすると最初から軽い状態で鳴る。
19日。午前中もう一本リードを削り、昼から修正する。今日のも昨日のも早い段階から軽く鳴り出す。
20日。今日は雨である。オーボエが異常に重い。我慢して64番で音階練習するがなかなかつらい。
21日。今日は、圧力が上がらなかった。基礎練習は何とか重いリードでやったが、コレルリは60番を使った。
22日。今日もリードが重かったので64番を少し削って練習する。もうTipに削るところはないように思うのでハートを削った。
クローが下がり音の締まりがなくなったので、先端を切ったら……もとのもくあみほど重くなっていないが(^^;
23日。楽器を全体調整してもらおうと連絡するが、2月中頃まで予約でいっぱいだとか(^^;
で、3月の初めにしてもらうことにする。その週は出張もあったりで1週間オーボエが吹けなくなることになるのだが……工夫のしようがない(T.T)。
24日。今日はめちゃくちゃ体調が悪かったのに、吹き出すと圧力が上げられる。腹式呼吸がちゃんと機能しているようだ。
25日。64番を修正しながら練習すると……なんか、ものすごくよくなった。
26日。今日はあまり時間がなかったので昨日の64番で45分ほどメニューをはしょって練習した。64番はいい感じだ。
27日。午前中、古いのを含めてリードを修正しながら、コレルリの息づかいとか指の難しいところ(のみ)さらった。
26日。夕方リードを1本削った。雨で湿度が高いのを忘れていて、クローがいい感じになるまで薄くしたら……楽器に付けたらチャルメラになっていた(涙)。
27日。 1本リードを削ったが、仕上げまで行かなかった。これは、もっと調子のいいときに仕上げることにする。
絶好調でないときになぶったリードがよかった試しがない。
29日。夕方、リードを削るがTipを薄くした段階で時間切れであった。
30日。微熱があるが、とにかく、練習する。
31日。微熱が続き、腹の具合も悪くなってきて、練習せずに寝る。
1日。今日も微熱が続くのに、何かと忙しい。
2日。今日も微熱が続き、下痢がさらにひどい。楽器を練習するほどの体力はないのだが、
ボーっとしているのにはちょっと元気だったので、久々にオーボエを分解して、トーンホールの掃除して油をさした。
いつもおもうが、これをやるとキーが軽くなっていい感じだ。
吹奏感は……今の体調ではどう変わったのかわからない。
3日。風邪の方は少しましである。しかし、練習時間があまりとれない。
4日。体調は昨日とかわらずである。
5日。練習をはじめてすぐに、上唇の皮がむけて、痛くてリードをかんでいられなくなった。
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【2月6日】 朝起きても、唇の状態はよくない。オロナインを塗ったり、薬用リップを塗ったりして、なんとか夜には痛くない状態になった。 リードは64と65番で迷ったが、64番に決めて鳴らし出す。音色はともかく、軽い状態でなってくれるので助かった。 最初、先生が一定の音を出されて、自分が下降音階をして和音の音色を教えてくださった。 自分の耳には、ハモっている状態なのかよくわからない。合唱のハモリとは全く印象が違う。 それと鳴っている音が自分の音か先生の音かも区別がつかないので、はっきり言って全くよくわからない。 ただ、先生がこれがハモっている音だとおっしゃったときは、音が豊かになり、押さえている指に音の圧力を感じた。
練習曲を見て頂く。雑にならないようにゆっくり吹いてみた。また、何時ものように、苦手な運指を付点やアクセント位置を変えて練習してくださった。
リードが軽いので、いつもよりは、アーティキュレーションがやりやすい。
それでもというか、だから、息のアップ・ダウン、唇のオープン・クローズを的確にやって、コントロールしなければならない。
コレルリは、ジーグから見て頂いた。指の苦手なところを見ていただき、アーティキュレーションを見ていただき、クレッセント・ディミネントの表現を見ていただいた。
今日のリードは、自分としてもものすごく吹きやすいのであるが……音の方はあまりよくなかったようである(^^;
ま、しかし、吹けるのがせんけつ問題だ。
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【2月7日〜】
9日。7日から練習は毎日しているのだが、とくにかわったことはなく、とにかく習熟にはげんでいる。
10日。昨日のリードが、葦くさくてひどい音である。それを使って練習をするが、どちらも使物にならない。いやはや、雨の日はリードを仕上げないほうがいいようだ。
11日。昨日の68番は、重いがいいリードのような気がする。気持ちよく、練習しできた。
12日。68番で練習曲をやって、コレルリのピアノ合わせをするが……ピッチが低い!
暗くていい音だと思っていたのだが、倍音が少なすぎてピッチが低く聞こえる。
13日。66番と67番のリードは、状態がころころ変わって、安定しない。
14日。今日は、あまり時間がないので軽く練習曲をやって、ピアノ合わせをする。
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【2月15日】 発表会前ということで、先生にピアノ合わせを見ていただく。 今日は、先生のご都合で、自宅まできていただいた。 出だしのソフトタンギングの練習→タンギングの練習をした。タンギングによって、舌のリードに当てる位置を微妙に変えるとのこと。 いろいろやっていると、ものすごく上手にできる舌の当て方がわかってきた。 これは、リードが必要とする圧力などによって微妙にかわってきそうだ。 いつも同じことをしていないで、その都度工夫しなければならないようだ。
プレリュードは、音程のおかしいところをなおしていただいた。
いつも同じ音程で吹いていたので、間違って覚えてしまっていた(^^;
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【2月16日】〜 16日。昼からリードを削る。一応使えそうになったので69番とするが、もう一歩よくないので削っていると、ペーペーになってしまった。 その後、以前に先生にほめていただいていた44番を調べてみると▲が大きく厚いのに軽い。 今吹いてみると音色が濃厚な感じである。ただ、もうへたった感じで使えないが……。 で、思い切って67番を44番のかたちに修正してみると、音色が濃厚になった。 が、今一、響きも軽さも足らない。なにより、ピッチが少し低めである。 今回の発表会で使ったらいいのかどうか、判断を早急にしなければならないが、魅力を感じる。 発表会後は、このスタイルのリードを研究しようと思う
17日。リードを1本荒削りする。69番を▲が厚くなるように再修正する。
18日。昨日のリードを仕上げて70番とするが……音は暗いが、響きがない。
19日。天気予報によると、発表会当日の降水確率は60%である。
20日。今日は雨である。古いリードを調べていたら64番が少しチーチーした音が入るが軽くて響きもいいのを発見!
バックとハートの間をなめらかにして、先端を紙ヤスリに3回ほどこすりつけたら、すごくよくなった。
21日。あまり天気がよくない。リードは、62番で決める。
22日。雨。今日は、ゆっくりとピアノ合わせを通しで4回やる。
明日も雨なら62番のリードがちょうどいい。
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【2月23日】 初めての発表会 昨日とかわって、朝から雨が上がった。午前中はまだ湿度が高い。 9時30分に、北文化会館の創作活動室に向かう。待合室で、緊張しながらリードを湿らせ、指を練習して10時10分のリハーサルの順番を待つ。 この小さなホールは、すごくよく響く。 最初のプレリュードの最初の一音から気持ちよくホールに響いていく。 いくつかチェックポイントをこなして、また、やり直して無事に10分のリハーサルが終了する。 このように、ホールじゅうに音が響いてくれることが、なんとも気持ちよく幸せである。
いったん、家に帰って、体をほぐし休息と取る。 12時30分にホールについて、着替えをし、一部の演奏をリラックスして聞く。 出番は、二部の4番目である。休憩に入ったので、控え室に行って、楽器を暖めてリードを湿らせて軽く音を出す。 その後、控え室に誰もいなくなったので、ママとピアノ合わせをする。今までで一番いい感じで合わせられる。 なんとか、この調子で本番ができればいいのだが……。
とうとう、順番が回ってきて、
「オーボエを始めて1年と8ヶ月。生まれての初めての発表会。最初の第一歩です」のアナウンスで舞台へ。
振り返るに、最初からブレスが浅くなっていたし、唇も堅くなっていたようだ。
音色は、ビデオを見ると、葦っぽいサックスという感じである。
生で聞けば、それなりに伸びやか、晴れやかであるかもしれないが、オーボエの甘い音色とはちょっと違うかもしれない。
本番前が最高の状態で90点としたら、本番は55点くらいだろう。
それでも、なんでも、最初の第一歩は踏み出したのである。\(^o^)/
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2003年 第2部に続く。